脂肪溶解注射とエラボトックスの違いは?輪郭注射の選び方も解説
輪郭とボリューム

脂肪溶解注射とエラボトックスの違いは?輪郭注射の選び方も解説

顔が大きく見える原因が脂肪かエラの筋肉かで、先に考える注射が変わります。見分け方と3つの注射の違いを表でまとめました。

自分にも当てはまるのか気になったら写真や記事だけでは判断が難しい部分があります。日本語で相談でき、施術内容は診察後に決まります。* 日本語スタッフ常駐 ・ LINEで直接相談できます院長に相談する

脂肪溶解注射は顔の脂肪を、エラボトックスは噛むときに使うエラの筋肉を小さくする注射です。顔が大きく見える原因が頬やフェイスラインの脂肪なら脂肪を減らす注射を、エラの角の筋肉ならエラボトックスを先に考えます。韓国の「輪郭注射」は薬の名前ではなく、クリニックごとに中身が違う施術名なので、成分も一緒に確かめてください。

この記事のポイント

  • 顔の大きさの原因が脂肪なら脂肪溶解注射や輪郭注射、エラの筋肉ならエラボトックスを先に考えます。
  • 奥歯を強く噛んだときにエラの角が硬く盛り上がれば、筋肉が主な原因と考えます。
  • あご下の脂肪を溶かす注射は、通常6〜8週間隔で2回受け、最後の注射から3〜4か月後に結果を見ます。

顔が大きく見えるのは脂肪?エラの筋肉?自分でできる見分け方

奥歯をぐっと噛むと、おおよその見当がつきます。噛んだときに耳の下のエラの角が硬く盛り上がるなら、噛む筋肉(咬筋)が大きいと考えます。力を入れても形が変わらず、頬やフェイスラインにやわらかくつまめる厚みがあれば、脂肪の割合が大きいと考えます。

*咬筋:奥歯を噛みしめたときに、あごの両横で硬くなる筋肉です。*

診察では、まず顔の輪郭を目で見て、手で触れて確かめます。そのうえで歯を噛みしめてもらい、エラの筋肉がどのくらい盛り上がるかを見ます。筋肉が主な原因ならボトックスを、フェイスラインが下がるたるみが主な原因ならウルセラのようなリフトを検討します。ただし、この確認だけで施術が決まるわけではありません。顔全体のバランスや、左右の筋肉の大きさの差も一緒に見てから方法を決めます。

顔の脂肪とエラの筋肉の違いを説明する医師

韓国の輪郭注射と脂肪溶解注射は同じもの?

同じとは限らないため、まず成分を確かめることが大切です。輪郭注射も脂肪溶解注射も、クリニックごとに成分や量が違い、名前だけでは中身がわかりません。

脂肪を減らす注射のうち、米国で承認まで受けているのは、あご下の脂肪を溶かす成分の注射です。体が脂肪を消化するときに使う胆汁酸に近い成分で、注射した場所の脂肪細胞を壊します。

あご下の脂肪にこの注射を受けた256人と、有効成分を含まない注射を受けた250人を比べた研究があります。最後の注射から12週後に1段階以上良くなった人は、70.0%と18.6%でした。

ただし、この成分が承認されている部位は、あご下の脂肪だけです。頬やフェイスラインなど、それ以外の顔の脂肪では効果と安全性が確かめられておらず、使うことはすすめられていません*。

*米国FDAの承認内容にもとづきます。*

輪郭注射をすすめられたら、成分の名前、1回の量、間隔と回数を先に聞いてください。

奥歯を噛みしめたときにエラの角の筋肉が盛り上がるかを確かめるイメージ

エラボトックスの効果はいつから?12週で見る変化

エラボトックスは、注射のあと数週間かけて筋肉が薄くなることで、輪郭の変化として見えてきます。ボトックスと同じ系統の別の製剤を、エラの筋肉が大きい90人に使った研究があります。有効成分のない注射と4つの量に分けて16週間見たところ、筋肉の厚みと体積は最初の12週のあいだに少しずつ減っていきました。

そのため、注射から数週間で鏡を見て効果を判断するのは早すぎます。注射の前に正面と横顔の写真を撮っておき、12週目に同じ照明と角度で撮り直して比べましょう。左右差があれば、その写真が次の診察の基準になります。

輪郭注射を受ける前に成分の名前と回数を確かめる相談のイメージ

脂肪溶解注射・エラボトックスのダウンタイムと注意したいサイン

あご下の脂肪を溶かす注射のあとは、腫れと内出血がよく見られます。強く腫れた場合は2週間ほど続くことがあり、注射した場所が硬く、またはでこぼこに触れる場合があります*。長引く場合は速やかに医師へご相談ください。

*米国皮膚科学会の患者向け案内にもとづきます。*

次に当てはまる場合は、施術を見合わせてください。

  • 注射する場所に炎症や感染がある
  • 血が止まりにくい、または血液を固まりにくくする薬を飲んでいる
  • 食べ物を飲み込みにくくなったことがある(脂肪を溶かす注射)
  • ボツリヌストキシンで過敏な反応が出たことがある(エラボトックス)

次のような変化は、日にちを待たずにすぐ受診してください。

  • 注射した場所の皮膚が白くなる、または網目のように黒ずむ
  • 水ぶくれができる、皮膚がただれて汁が出る
  • 笑ったときに口角の片側が上がりにくい
  • 飲み込む、息をする、話すことが難しくなる(ごくまれですが、エラボトックスでは数時間から数週間後に起こることがあります)

口角の片側が下がる神経の問題は、あご下の脂肪を溶かす注射を受けた人の4.3%に起こり、多くは軽く一時的でした。皮膚が白くなる変化は、注射が血管に入った症例報告で見られたものです。LINEでのやり取りは、診察の代わりにはなりません。

注射後の腫れと、すぐ受診すべき皮膚の色の変化を見比べるイメージ

ソウル滞在の日程に組み込むときのポイント

静脈麻酔(眠る麻酔)を使った日を除けば、施術のあとに帰りの飛行機を遅らせる必要はありません。

フィラーのようにその日に形が変わる施術もありますが、この2つの注射は1回で大きく変わるものではなく、少しずつ変化が現れます。脂肪を溶かす注射は数回の来院が前提なので、次の来韓予定と合わせて相談しておきましょう。

帰国後に気になることがあれば、LINEで写真を添えてご相談いただけます。強い異常がある場合は、まず現地の医療機関を受診してください。

ソウル滞在中の施術日と次の来院予定を書き込んだカレンダー

まとめ:3つの注射を表で比べると

3つの注射は小さくする対象と入れる深さが違い、結果が見えるまでの時間も違います。

選ぶ基準輪郭注射脂肪溶解注射(あご下用の承認成分)エラボトックス
小さくする対象成分による皮下脂肪噛む筋肉(咬筋)
入れる場所クリニックごとに異なるあご下の皮下脂肪の中ほどエラの角の筋肉の中
主な悩み頬・フェイスラインの肉二重あご角ばったエラ
効果が見える時期成分を確かめてから相談最後の注射から3〜4か月後12週かけて少しずつ
回数・間隔成分を確かめてから相談通常6〜8週間隔で2回研究により12週〜6か月後に再注射

脂肪と筋肉の両方が大きい場合は、2つの列を並べ、どちらの割合が大きいかから決めます。

ご相談の際は、「歯を噛みしめたとき、私のエラの筋肉はどのくらい盛り上がりますか」と最初に確認してください。すすめられた注射の成分も聞いておくと、比べやすくなります。

当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は部位や注射の量により異なります。Beautystoneはソウルのホンデ(弘大)、ハプチョン(合井)エリアにあり、LINEでのご相談を承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。最初のメッセージには、正面と横顔の写真、以前に受けた注射の名前と日付を添えてください。

参考資料

よくある質問

Q. エラボトックスと脂肪溶解注射は同じ日に受けられますか?

A. エラボトックスと脂肪溶解注射は、小さくする対象が筋肉と脂肪で違うため、両方の悩みがあれば両方を相談することになります。同じ日に受けるか、間をあけてどちらを先にするかについて、決まった基準は見つかっていません。筋肉と脂肪のどちらが大きいか、最近受けた注射があるかを見て、診察で決めます。

Q. 脂肪溶解注射は最大で何回まで受けられますか?

A. あご下の脂肪を溶かす承認成分の注射は、1か月以上の間隔をあけて最大6回までが米国の承認範囲です。実際の回数は、あご下の脂肪の厚さと前回からの変化を見て、診察で決めます。

Q. 脂肪溶解注射で減ったあご下の脂肪は、また戻りますか?

A. あご下の脂肪を溶かす注射で良くなった輪郭は、3年後まで続いた人が多くいました。最後の注射から12週後に良くなっていた224人を追った研究では、1年後も続いていた割合は、注射を受けた人で86.4%、有効成分のない注射を受けた人で56.8%でした。3年間で新しい副作用は報告されていません。

Q. エラボトックスで噛む力は弱くなりますか?

A. エラボトックスのあとは、しばらく噛む力が弱くなる場合があります。両側のエラの筋肉にボツリヌストキシン製剤を合計50単位注射した20人を、1年間見た研究があります。最大の噛む力は3か月目に下がっていて、6か月目には最初とはっきりした差はありませんでした。硬いものが噛みにくいときは、診察時にお伝えください。

Q. エラボトックスは量を増やすほどエラが小さくなりますか?

A. エラボトックスは量が多いほど筋肉の厚みが減りましたが、不便さも増えました。90人を量ごとに分けた研究では、24単位では効果が足りず、96単位ではあごを動かすときの不便さを訴える人がいました。ボトックスで187人を見た研究でも、96単位を受けた4人で笑ったときの表情に影響が出ています。

Q. 脂肪溶解注射は痛いですか?

A. あご下の脂肪を溶かす承認成分の試験では、受けた人の70%が注射した場所の痛みを経験しました。輪郭注射の痛みを別に測った研究は見つかっていません。麻酔クリームなどの麻酔の方法は、部位と痛みへの敏感さを見て診察時に決めます。

Q. 二重あごは脂肪溶解注射で小さくできますか?

A. 二重あごがあご下の脂肪によるものなら、脂肪を溶かす承認成分の注射の米国の承認範囲に入ります。ただし、甲状腺の腫れや首のリンパ節の腫れでも、あご下がふくらんで見えることがあります。そのため、注射の前に原因を見分けることが大切です。

Q. 顔がたるんでいても脂肪溶解注射を受けて大丈夫ですか?

A. 皮膚のたるみが強い場合、脂肪溶解注射の効果は確かめられていません。あご下の脂肪を溶かす注射の承認試験では、皮膚のたるみが強い人は対象から外れていました。たるみが主な原因なら、ウルセラのようなリフトも一緒に検討します。

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