口角ボトックスはどこに打つ?口角下制筋の位置と打つ場所の注意点を解説
輪郭とボリューム

口角ボトックスはどこに打つ?口角下制筋の位置と打つ場所の注意点を解説

口角ボトックスは口角の外側の下、口角下制筋に打ちます。内側に寄ると笑顔が不自然になることもあるため、打つ場所と深さ、効果の時期、注意したい症状をまとめました。

自分にも当てはまるのか気になったら写真や記事だけでは判断が難しい部分があります。日本語で相談でき、施術内容は診察後に決まります。* 日本語スタッフ常駐 ・ LINEで直接相談できます院長に相談する

口角ボトックスは、口角の外側の下、あごの骨に近いところにある口角下制筋に打ちます。口角を下へ引っぱるこの筋肉の力が弱まると、口角が下がりにくくなります。打つ場所が内側に寄ると下唇を下げる筋肉まで弱まり、笑ったときの口の形が不自然になることがあります。

そのため診察では、口角を下げる表情をしていただき、筋肉が引っぱる場所を指で確かめてから打つ位置を決めます。

この記事の要点

  • 口角ボトックスは、口角の外側の下、フェイスラインに近い口角下制筋に打ちます。
  • 口角下制筋の内側は下唇の筋肉と重なり、位置と深さがずれると笑顔の形が変わることがあります。
  • 筋肉が弱まり始めるのは2〜4日目、いちばん弱まるのは10日ごろです。
  • ボリュームが減って下がって見える口角は、ボトックスだけでは上がりにくい場合があります。

口角ボトックスはどこに打つ?口角下制筋の位置と深さ

口角下制筋は、口角のすぐ下からあごの骨に向かって扇のように広がる薄い筋肉です。内側の端は下唇を下げる筋肉(下唇下制筋)と重なっています。外側は、笑うときに口角を引く筋肉や首の筋肉(広頸筋)に接しています。そのため針が少し横にずれるだけで、ほかの筋肉も一緒に弱まることがあります。

42の顔の半側を調べた解剖の研究では、あごの骨の縁に近い扇形の部分が、安全で効果的に打てる場所とされています。41人を超音波で見ると、筋肉はマリオネットラインの真ん中から下、皮膚から4〜5mmの深さにありました。ラインの上のほうにこの筋肉がほとんどない人も、3人に1人ほどいました。

口角ボトックスはどこに打つ?口角下制筋の位置と深さ

口角下制筋が発達しすぎ?たるみとの見分け方

鏡の前で口をへの字にして、口角を強く下げてみると見分けやすくなります。口角の外側の下からあごに向かって筋肉が引っぱられ、しわが寄るなら、筋肉が口角を引き下げている状態です。この場合は、ボトックスでその力を弱める方法が合っています。

無表情でも口角の横がくぼんで影ができるなら、話が変わります。口角からあごへ下りるマリオネットラインが深く刻まれている場合も同じです。ボリュームが減って起きた下がりなので、筋肉の力を弱めてもくぼみはそのまま残ります。このような顔では、フィラーのようにくぼみを満たす方法も一緒に考えます。

診察では、無表情と口角を下げた表情を交互に見て、2つがどのくらい混ざっているかを確かめます。左右の口角の高さの差も、このときに一緒に見ます。

口角下制筋が発達しすぎ?たるみとの見分け方

口角ボトックスの効果はいつから?上と下で変わること

同じ口角下制筋でも、下のほうに打ったときのほうが口角はよく上がりました。上と下に分けて打った比較の研究では、下の位置のほうが筋肉の動きをよく抑え、重い副作用はありませんでした。ただし、下に行くほど下唇の筋肉と重なる幅も広がります。

超音波で測った重なりの長さは、上で約4.7mm、真ん中で約9.7mm、下で約14.5mmでした。効果が出やすい場所ほど隣の筋肉と重なる幅が大きいため、下に打つときは針を外側に置き、浅い深さを守ります。

筋肉が弱まり始めるのは打ってから2〜4日目、いちばん弱まるのは10日ごろです。個人差はありますが、通常3か月ほどで神経と筋肉のつながりが戻り、口角を下げる力も戻ってきます。

そのため結果は、10日から2週間ほどたってから判断します。1週間以内に物足りなく感じても、まだ筋肉が弱まりきる前の段階です。判断の前に同じ場所へ重ねて打つと量が重なり、下唇まで下がることがあるため、お待ちください。

口角ボトックスの効果はいつから?上と下で変わること

口角ボトックスのデメリットとダウンタイムは?すぐ連絡したい症状

注射した部分のチクッとした痛み、小さな内出血や腫れ、赤みは、注射そのものによる反応です。数日で落ち着くことがほとんどです。近くの筋肉まで弱まることは施術10回に1回未満とまれですが、唇に出ると長くて12週間ほど続く場合があります。長引く場合は速やかに医師へご相談ください。

次のような症状は、施術の数時間後だけでなく、数週間後に出ることもあります。日数を待たずに、すぐにご連絡ください。

  • 笑ったときに口が片側にゆがむ、よだれが出る
  • 話しにくい、飲み込みにくい
  • 呼吸が苦しい
  • 目が見えにくい、体に力が入らない
  • じんましん、顔や唇の腫れなどのアレルギー反応

話す、飲み込む、呼吸することが難しいときは、連絡を待たずにすぐ医療機関を受診してください。LINEでのご連絡は、診察の代わりにはなりません。

次に当てはまる場合は、施術をお控えください。

  • 妊娠中、または授乳中
  • 重症筋無力症など、筋肉が弱まる病気がある
  • 注射する部分に炎症や感染がある
  • ボツリヌストキシンでアレルギー反応が出たことがある

当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は打つ部位と量により異なります。

口角ボトックスのデメリットとダウンタイムは?すぐ連絡したい症状

韓国旅行の日程の中で口角ボトックスを受けるときの注意点

睡眠麻酔を使った日を除けば、施術を理由に帰りの飛行機を延ばす必要はありません。

口角ボトックスは1回の来院で受けられる施術ですが、その日のうちに口元が変わるわけではありません。数日から2週間ほどかけて、少しずつ口角が下がりにくくなっていく流れです。変化の大きさや続く期間には個人差があり、結果をお約束するものではありません。

帰国後に口元の動きが気になるときは、LINEに写真を添えてご相談いただけます。飲み込みにくい、呼吸が苦しいなど強い異常があるときは、まず日本の医療機関を受診してください。

韓国旅行の日程の中で口角ボトックスを受けるときの注意点

まとめ:口角ボトックスの相談で最初に確認すること

診察では、顔全体のバランスと左右の口角の高さを先に見てから、表情をつくって打つ位置を決めます。ご相談の際は、「自分の口角下制筋は、フェイスラインのどこまで伸びているか」を最初に聞いてみてください。打つ位置と深さを一緒に考えやすくなります。ソウルのハプチョン(合井)にあるビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。日本人スタッフが在籍しているので、無表情と口角を下げた表情の写真、ご希望の日程を添えて、日本語でそのままお送りください。

参考資料

よくある質問

Q. 口角ボトックスは痛いですか?

A. 口角ボトックスは細い針で数か所に打つため、チクッとした痛みが短く続く程度です。注射した部分の痛みや小さな内出血は、注射そのものによるよくある反応です。痛みが心配な場合は、麻酔の方法を相談の際に一緒に決めます。

Q. 口角ボトックスのあと、すぐに横になってもいいですか?

A. 口角ボトックスを打ったあと2〜4時間は、横にならないようにしましょう。打った部分は24時間、こすったりマッサージしたりしないでください。薬が狙っていない筋肉に広がるのを防ぐためです。

Q. 口角ボトックスはどのくらいの間隔で打てばいいですか?

A. 口角ボトックスを打ち直すときは、少なくとも3か月あけます。頻繁に打つと体が薬に対する抗体を作り、効きにくくなる場合があるため、8〜12週より短い間隔は避けましょう。効果が弱まってきた時期を見て間隔を決めます。

Q. 血液をサラサラにする薬を飲んでいますが、受けられますか?

A. 血液をサラサラにする薬を飲んでいると、口角ボトックスを打った部分の内出血が大きくなることがあります。自己判断で薬をやめず、飲んでいる薬の名前を診察の前にお知らせください。処方した医師と相談して日程を決める場合もあります。

Q. 口角ボトックスと口角フィラーの違いは何ですか?

A. 口角ボトックスは口角を下げる筋肉の力を弱め、フィラーはボリュームが減ってくぼんだ部分を満たす方法です。筋肉で下がっているのか、くぼみで下がって見えるのかで考え方が変わり、両方が混ざっている場合もあります。どちらにするかは、診察で表情を見ながら決めます。

Q. 首の筋肉にも打つと、何が変わりますか?

A. 口角下制筋に加えて首の筋肉(広頸筋)にも打った群では、1か月後と6か月後の口角の位置がより改善し、満足度も高かったという研究があります。首の筋肉が一緒に口角を引き下げている顔で検討する方法です。

Q. 口角ボトックスを打って1週間ですが変わりません。追加したほうがいいですか?

A. 口角ボトックスは打ってから10日ごろに筋肉がいちばん弱まるため、1週間目ではまだ判断が早い時期です。2週間ほどたってから無表情と口角を下げた表情をもう一度見て、それでも差がなければ診察で位置と量を確かめます。

Q. エラボトックスと口角ボトックスは同じですか?

A. エラボトックスはあごの横のかむ筋肉(咬筋)に、口角ボトックスは口角の下の口角下制筋に打つため、対象の筋肉が違います。エラボトックスはあごの横の輪郭を、口角ボトックスは口角を下げる力を扱います。両方を一緒に受けるかは診察で決めます。

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