【院長解説】ウルセラの効果を1ヶ月で判断してはいけない理由
ウルセラの効果はコラーゲンが再生される8〜12週後に現れます。1ヶ月の口コミで判断するのは早すぎます。

ウルセラの効果、1ヶ月で判断すると損をする理由
秋の季節の変わり目になると、「今年の冬に入る前にケアしておきたい」という方々で診察室が賑わい始めます。
その中でも本当に多いのが、「1ヶ月前に別のクリニックで受けたんですけど、正直あまり変化がないような気がして…」というご相談です。
今日はその理由を、順を追って丁寧にご説明しますね。
一言まとめ。 ウルセラはSMAS層 (筋膜層)を加熱し、8〜12週かけてリフティング効果が現れる施術です。
結果を左右するポイント。 施術直後ではなく、コラーゲンが満ちてくるタイミングで評価するかどうかで、満足度が大きく変わります。
今日のテーマ。 深度・ショット数・観察タイミング——どこで効果が決まるのかをご説明します。
ウルセラの効果、実際どこで生まれるの?
ウルセラは超音波エネルギーを一点に集中させ、SMAS層 (筋膜層)を加熱するリフティング機器です。
4.5mmトランスデューサーが核心です。
この深度がSMAS層(superficial musculoaponeurotic system)を直接刺激できる層なんですね。
SMASは顔の内側にある筋膜構造なので、
ここが凝固・収縮して初めて「引き上げる」という効果が成立します。
3.0mmは真皮深層、1.5mmは真皮浅層にアプローチします。
同じウルセラでも、どのトランスデューサーを何ショットずつ配分するかによって、
結果が大きく変わる理由がここにあります。
ウルセラの効果、いつから実感できる?
施術直後ではなく、8〜12週後にコラーゲンが再生されることで、徐々に効果が現れてきます。
この記事の核心ポイント
ウルセラ4.5mmの深度はSMAS層 (筋膜層)を直接刺激し、本格的なリフティングをもたらしますが、
効果は施術直後ではなく、8〜12週後にコラーゲンが再生されることで少しずつ現れてきます。
「1ヶ月経ったけどイマイチ」という口コミのほとんどは、評価するタイミングが早すぎるだけなんです。
文章だけではなかなか実感しづらいかもしれませんが、実際のケースで見ると明確になりますよ。
先週、41歳の方が診察室にいらっしゃいました。
別のクリニックで1ヶ月前に600ショット受けて、「全然変わらない、詐欺じゃないか」というご不満をお持ちでした。
一緒に写真を見ながらご説明しました。
施術直後は微細なむくみとわずかな即時収縮があるだけで、
本当のリフティングはSMAS層 (筋膜層)のコラーゲンが新たに満ちてくる8週目から見え始めます。
12週でピークに達し、約12ヶ月間持続するというのが一般的な経過です。
その方にも「あと2ヶ月待ってみてください」とお伝えしたところ、
8週目に再来院された際には、ご本人から「あ、なんか変わってきた」とおっしゃっていただけました。
「1ヶ月経ったけど変化がない」という口コミが多いのは、
施術が失敗したのではなく、観察するタイミングが早すぎるケースがほとんどです。
コラーゲンの合成は数日単位ではなく、週単位で進んでいくものですから。
30代では通常12〜18ヶ月、
50代では8〜10ヶ月程度と、持続期間が短くなる傾向があります。
紫外線への露出と体重の変化が、持続力に最も大きく影響する要因です。
ウルセラは「受けたらすぐ顔が引き上がる」施術ではありません。
施術後8〜12週にかけてコラーゲンが充実してくる、そのタイミングで評価してこそ、本当の効果が実感できます。
1ヶ月時点の口コミで判断しないでください——それは早すぎます。
ウルセラのショット数300と600、効果はどう違う?
ショット数は単純な回数ではなく、どの深度に何ショット配分したかが結果を左右します。
お友達同士で集まると、この話題が本当によく出るんですよね。
「私は300ショット、あなたは600ショットなのに、
なんで結果が似たように見えるの?」という疑問です。
300ショットが顔全体に浅く分散されていて、
600ショットが4.5mmに集中的に入っているなら、
むしろ600ショットの方がリフティングの実感がずっと大きくなります。
SMAS層 (筋膜層)をどれだけ十分に凝固させられたかが核心ですから。
だから「ショット数だけ比べて価格を下げているクリニック」は要注意です。
同じ600ショットでも、4.5mm×200+3.0mm×200+1.5mm×200と配分するクリニックもあれば、
1.5mmに半数以上を集中させるクリニックもあります。
後者は肌質は改善されても、たるみにはほとんど効果がありません。
では、自分はどちらに当てはまるのでしょう?
ひとつ必ずお伝えしたいのですが、
顔の脂肪が少ない方や細身の方は、
4.5mmの比率を無理に上げると頬がさらにこけて見えることがあります。
これはショット数の表だけを見て決めるのではなく、実際に触診して判断する必要があります。
ウルセラの効果について、診察室で最もよく受ける3つのご質問
Q1. ウルセラは1回受けるとどのくらい効果が持続しますか?
A. ケースによって多少異なりますが、平均的には約12ヶ月とお伝えしています。
ただし30代前半の方では18ヶ月まで持続される方もいらっしゃいますし、
50代を超えると8〜10ヶ月に短くなる方もいらっしゃいます。
日焼け止めを使わなかったり、体重が5kg以上減少したりすると、半年ほどで効果が薄れてしまうこともあります。
そのため、年に1回のペースで受けられる方が最も満足度が高い傾向にあります。
これに関連したご質問も多いんですよね。
Q2. ウルセラを受けて1ヶ月経ちましたが、効果が感じられません。失敗でしょうか?
A. 今朝の診察でも同じご相談があって、38歳の方が同じ悩みでいらっしゃいました。
「1ヶ月前に受けたのに、鏡を見ても変わらない」とのことでした。
写真を比較しながらご説明したのですが、
この施術はSMAS層 (筋膜層)のコラーゲンが充実し始めるまでに8週かかるため、1ヶ月時点での評価は早すぎるんです。
10人中7人は8週目から変化をご自身で気づかれ、12週目に最もはっきりと現れます。
1ヶ月の口コミで返金や再施術を決めず、まず2ヶ月待ってみてください。
最後にもう一点だけお伝えすると、
Q3. ウルセラの効果が落ちてきたら、頻繁に受けてもいいですか?
A. これはやや断言した答えになりますが、年に1回が適切なペースです。
コラーゲンが育つのに8〜12週かかるのに、
その間に再び刺激を与えると、累積効果どころか、すでに形成されたコラーゲンを壊してしまうことになります。
他の機器では3週間隔3回というプロトコルもありますが、ウルセラは性質が異なります。
「半年に1回受けましょう」というご提案には、一度立ち止まって考えてみてください。
結局のところ、ウルセラの効果は施術室の中ではなく、その後の2〜3ヶ月かけて作られていくものです。
次の記事では「8〜12週のダウンタイム中に何をすれば効果がより高まるか」についてご紹介します。日焼け止め・回復クリーム・他の施術との組み合わせタイミングまで整理する予定です。ウィ・ヨンジンでした。









