シュリンクのフェイスラインは4.5mmだけで大丈夫?
フェイスラインのシュリンクで見え方を分けるのは、ショット数よりもチップの深さの配分です。4.5mmだけを重ねる設計に注意が必要な理由を整理しました。
「あごの下が重く見える」「フェイスラインの境目がぼやけてきた」と、ふと鏡を見て感じる方は少なくありません。
マッサージやローラーで一時的にすっきりしても、皮膚の内側の緩みまでは届きにくいとされています。そこで検討されることが多いのが、医療ハイフ(HIFU)のシュリンクです。
ただ、フェイスラインでは「何ショット当てたか」よりも「どの深さのチップで当てたか」で見え方が変わります。本記事では、シュリンクのチップの深さの考え方について詳しく解説します。
シュリンクのチップは深さごとに役割が違います
ここでは、シュリンクで使う3種類のチップと、それぞれが届く層を整理します。シュリンクは超音波を一点に集めて熱の凝固点をつくる医療ハイフ(HIFU)の機器で、チップを交換することで当たる深さを変えられます。
1.5mm — 真皮の浅い層に働きかけます
3.0mm — 皮下脂肪から浅いSMAS層に届きます
4.5mm — 深いSMAS(筋膜)層を狙います
同じ機器でも、どのチップをどの部位に使うかで仕上がりの方向は変わります。機器名だけで比べるより、深さの設計を確認していただくほうが実際的です。

フェイスラインに4.5mmだけを当てるとどうなるのでしょうか
「深く入るほど効く」と受け取られがちですが、フェイスラインでは事情が少し違います。あごの周りは皮膚と皮下脂肪が薄く、すぐ下に下顎骨があるためです。
4.5mmのチップをそのまま重ねると、エネルギーが骨の近くまで届き、響くような痛みが出やすくなります。さらに、下顎縁を走る神経が刺激を受ける可能性も考えられます。そのためフェイスラインでは、3.0mmを組み合わせて浅いSMAS層を丁寧に拾う設計にすることが多いです。
「ショット数は十分に当てたのに変化を感じにくかった」という場合、量ではなく深さの配分が合っていなかったケースも少なくありません。

ショット数より先に深さを決める理由
ここでは、深さとショット数のどちらを先に考えるのかを整理します。カウンセリングでは「何ショット必要ですか」と聞かれることが多いのですが、順番としては深さが先です。
個人差はありますが、皮下脂肪が厚めの方は4.5mmの比率を上げて深いSMAS層と脂肪をまとめて扱い、痩せ型で皮膚が薄い方は3.0mmの比率を上げて浅いSMAS層を狙う、という調整が一般的です。同じショット数でも配分が違えば、見え方は変わってきます。
| 機器 | 熱源 | 主な標的層 | フェイスラインでの考え方 |
|---|---|---|---|
| シュリンク | 超音波(HIFU) | 真皮〜深いSMAS層 | チップ交換で深さを調整できます |
| ウルセラ | 超音波(HIFU) | SMAS層が中心 | エネルギーが強く、神経への配慮が必要です |
| サーマジ | 高周波(RF) | 真皮を面で加熱 | 深い緩みには届きにくい場合があります |
リフティング機器はそれぞれ届く層が違うため、比べるときは熱源と深さで見ると整理しやすくなります。

痛みとダウンタイム、注意したいサイン
痛みの質はチップごとに違います。1.5mmは表面がちりっとする刺激、3.0mmは少し遅れて来る鈍い痛み、4.5mmは骨に響くような深い痛みと表現される方が多いです。
麻酔クリームを30分ほど置いてから始める方法が基本で、4.5mmの比率が高い場合は神経麻酔を追加する選択肢もあります。冷却を併用すると負担が軽くなることもあります。
施術後は次のような反応が生じる場合がありますが、数日から1週間程度で治まることがほとんどです。
軽い腫れやむくみ
押したときのだるい痛み
小さな内出血
しびれが続く場合や、腫れと痛みが長引く場合は速やかに医師へご相談ください。熱が入った肌は紫外線の影響を受けやすいため、日中は必ず日焼け止めをお使いください。

回数と間隔、合井Beautystoneでの進め方
シュリンクは一度で仕上がる施術ではなく、短い間隔でコラーゲンを積み重ねていく考え方の施術です。3週間隔で3回ほどに分けて進める組み立てが一つの目安になります。
皮下脂肪がほとんどなく緩みだけが強い場合は、シュリンク単独では届きにくいことがあります。その場合は高周波の機器などを組み合わせて検討します。
ソウル・合井のBeautystoneでは、皮膚の厚みを確認したうえで4.5mmと3.0mmの配分を決め、回ごとの反応を見ながら次の設計を調整しています。

まとめ
フェイスラインのシュリンクは、ショット数を足すことよりも、チップの深さをどう配分するかで見え方が変わります。4.5mm単独ではなく3.0mmを組み合わせる考え方が選ばれやすいのは、あご周りの構造がほかの部位と違うためです。
ただし、たるみの程度や皮膚の厚みには個人差があり、腫れや内出血などのリスクも伴います。ご自身の肌状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。
ソウル・合井のBeautystoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「フェイスラインの境目がぼやけてきた」という方はお気軽にご相談ください。


