【院長解説】シュリンク施術の痛み — 4.5mmが特に痛い本当の理由
シュリンクの痛みの強さは1.5・3.0・4.5mmの深さによって異なります。麻酔クリーム30分+神経麻酔を組み合わせると、どこまで楽になるのかをわかりやすく解説します


シュリンクの施術中の痛み、
4.5mmが特に痛い本当の理由
季節の変わり目になると、
診察室がリフティングのご相談で賑わい始めます。
「シュリンクを受けたいけど、
痛いと聞いてためらっていました」
とおっしゃる方が本当に多いんです。
今日は、その理由をひとつひとつ丁寧にご説明しますね。
一言で言うと。
シュリンクの痛みは、チップの深さ(1.5・3.0・4.5mm)に
比例して強くなります。
分かれ目になるのは。
麻酔の方法 — クリームのみ vs 神経麻酔 vs 静脈麻酔。
今日のポイント。
どの深さにどの麻酔が必要か、その判断基準をご紹介します。
シュリンクの痛み、実際どのくらいですか?
シュリンクの痛みは深さによって、
まったく異なる種類の痛みになります。
診察室で週に約20名の患者さんから
まさにこの質問をいただきます。
「すごく痛いと聞いたけど本当ですか?」
正直に言うと、一言では答えられません。
チップごとに痛みの種類自体が違うんです。
1.5mm:表面がチクチクする程度
3.0mm:ズキズキとした鈍い痛みが少し遅れてやってくる
4.5mm:骨に響くような深い痛み
(特にあご骨付近)
深さが増すほど、なぜ痛みも増すのですか?
ウィ・ヨンジン院長の
重要なポイント
シュリンクは深さが深いほど痛みが強くなります。
麻酔クリーム30分+クーリングを併用すれば、
70〜80%の方は十分に耐えられるレベルになります。
シュリンクはハイフ(高密度焦点式超音波)機器で、
一点にエネルギーを集中させ、65度以上の
熱凝固点を作り出します。
この熱点がどの層に届くかによって、
痛みの質が変わってきます。
1.5mmは真皮層に届き表面がチクチクし、
3.0mmは皮下脂肪層に達し鈍痛が生じます。
最も深い4.5mmはSMAS層 (筋膜層)まで届き、
この深さが骨膜に近づくほど
骨に響くような痛みが現れます。
施術者があご骨の位置をうまく避けながら
ショットを照射できるかどうかによって、
痛みは2倍近く変わることがあります。
ウィ・ヨンジン院長のまとめ
シュリンクの痛みはチップごとに異なります。
チクチク感、鈍痛、骨に響く痛みの3種類に分かれます。
麻酔クリーム30分+神経麻酔を加えると、
4.5mmでも十分に楽に受けられます。
痛みを和らげる麻酔・クーリングの選択肢は?
私のクリニックで最もよく使用するのは
麻酔クリーム30分です。
10人中7人はこれで十分です。
ただし、4.5mmチップを多く使用する方や、
フェイスラインを細かく整える必要があるケースには
神経麻酔(麻酔液の注射)をお勧めしています。
神経麻酔を行うと、痛みが
30〜40%のレベルまでぐっと下がります。
先週、再施術にいらした42歳の患者様も、
初回施術の緊張感から痛みを強く感じられていましたが、
神経麻酔を追加することで、ずっと楽に受けていただけました。
シュリンクの痛みが心配な方へ
状況 | 推奨麻酔 | 痛みの感覚 |
1.5mm 肌質改善 | 麻酔クリーム30分 | チクチクする程度 |
3.0mm 頬・フェイスサイド | 麻酔クリーム30分 | ズキズキした鈍痛 |
4.5mm フェイスライン整形 | クリーム+神経麻酔 | 骨への響きに注意 |
痛みへの不安が強い方・再施術 | 静脈麻酔を検討 | 痛みの記憶なし |
ただし、頬がたるんでいても非常に痩せている方には
シュリンクはお勧めしていません。
4.5mmチップにはSMASのタイトニング効果に加え、
脂肪を溶かす効果もあるため、
頬がくぼんでしまう可能性があるからです。
反対に、BMIが高くフェイスラインが崩れている方には、
4.5mmの比率を増やして脂肪減少と
引き締め効果を同時に得るのが正しいアプローチです。
シュリンクの痛みに関するよくある質問3つ
Q1. 初めてですが、麻酔クリームだけで
本当に大丈夫ですか?
統計的に80%の方は問題なく耐えられますが、
週に2〜3名の方は神経麻酔を追加されています。
ご相談の際に4.5mmの使用比率に合わせてご提案しますね。
Q2. 怖いのでショット数を少なくしても
大丈夫ですか?
お勧めできません。
ショット数を減らしすぎると、効果がほとんど出ません。
むしろ神経麻酔で痛みをコントロールしながら
適切なショット数を照射する方が、結果としてずっと良いですよ。
Q3. 施術中に痛すぎたら
途中で止めることはできますか?
止めることは可能ですが、
左右の非対称が生じる恐れがあるためお勧めしていません。
途中で神経麻酔を追加して、
最後まで楽に終えることをお勧めします。
結局、シュリンクの痛みはチップの深さによって変わり、
麻酔はその深さに合わせて調整すれば大丈夫です。
次の記事では「シュリンク4.5mmと3.0mmのショット数の比率を
BMI別にどう設定するか」についてご紹介します。
ウィ・ヨンジンでした。









