PDLLAとPLLAの違いは?成分より先に決まるのは設計です

PDLLAとPLLAの違いは?成分より先に決まるのは設計です

性質の差は個性です。経過を左右するのは、希釈量と本数の決め方でした。

自分にも当てはまるのか気になったら写真や記事だけでは判断が難しい部分があります。日本語で相談でき、施術内容は診察後に決まります。* 日本語スタッフ常駐 ・ LINEで直接相談できます院長に相談する
PDLLAとPLLAの違いは?成分より先に決まるのは設計です
この記事でわかること

  · PLLAは結晶性が高めとされ、PDLLAは非晶質の性質が強くなりやすいとされています
  · 性質の差は優劣ではなく、腫れや触感の経過に個性として表れます
  · スカルプトラは希釈量、ジュベルックは本数が量の相談軸になります
  · 経過は施術後48時間の過ごし方でも変わり、感じ方には個人差があります

「PDLLAとPLLAは何が違うのですか」というご質問は、成分名で調べてこられた方から特に多くいただきます。先にお答えすると、この2つは高分子としての性質が少し違いますが、その差だけで施術を選ぶことはできません。

本記事では、2つの成分の性質の違い、製剤としてのスカルプトラとジュベルックの違い、そして実際の経過を左右する希釈量と本数の考え方を順番にまとめました。感じ方には個人差があります。

PDLLAとPLLA、名前の違いは何を指しているのでしょうか

どちらも乳酸を単位にした高分子で、コラーゲンの生成を促す土台になる成分です。違いは構造にあります。PLLA(ポリ-L-乳酸)はL体で構成され、結晶性が比較的高い性質を持つとされます。PDLLA(ポリ-D,L-乳酸)はD体とL体が混ざっているため、PLLAに比べて非晶質の性質が強くなりやすいとされています。

この構造の差から分解や反応のスピードにわずかな違いが生まれ、PDLLAのほうが初期の反応をやや早く感じられる場合があると言われています。ただし体感には個人差があり、数値で一律に言い切れるものではありません。名前が似ているぶん優劣の話に読み替えられがちですが、性質の違いは個性と考えるほうが実際に近いです。

  • PLLA(ポリ-L-乳酸):結晶性が高めとされ、少しずつ積み重なる体感になりやすいとされます
  • PDLLA(ポリ-D,L-乳酸):非晶質の性質が出やすく、初期の反応をやや早く感じる場合があります
  • いずれも土台をつくる成分のため、実感までには数週間から数か月かかるとされています

成分の方向は近くても、製剤としては別のものです

違いは成分の性質だけではありません。製剤としての設計も分かれます。スカルプトラはガルデルマ(アメリカ)の製剤で、粉末状のものを専用の希釈液で溶かしてから使用します。ジュベルックは韓国のバイム(VAIM)社の製剤で、PDLLAに非架橋のヒアルロン酸を組み合わせて設計されており、ボリュームタイプなど複数のラインナップがあります。

項目スカルプトラ(PLLA)ジュベルック(PDLLA)
製造元ガルデルマ(アメリカ)バイム(韓国)
成分の性質結晶性が高めとされる非晶質の性質が出やすいとされる
製剤のタイプ粉末を溶かして使うタイプ非架橋ヒアルロン酸と配合済みのタイプ
量の相談軸希釈量(同じ1バイアルでも変わる)本数(cc・シリンジ数)
スカルプトラとジュベルックの製剤としての違いを整理する

表のいちばん下の行が、この記事でお伝えしたい部分です。同じ乳酸系の製剤でも、量の相談の仕方そのものが違います。ここを知らないまま成分名だけで比べると、比較しているつもりで別の話をしていることになります。

経過を先に左右するのは、希釈量と本数の設計です

私が診察室で最初に分けるのは、成分をどちらにするかではありません。何を整えたいのか、そして施術のあとにどれだけ余裕のある時期を取れるのか。この2つが決まると量の設計が決まり、経過の出方もある程度は読めるようになります。

スカルプトラは粉末を溶かしてから使う製剤なので、同じ1バイアルでも、どれくらいの量で溶くかによって広がり方や初期の腫れの出方が変わることがあります。ジュベルックは希釈の幅が大きい設計ではないため、量の話は本数(cc・シリンジ数)を軸に進むことが多いとされています。

  • 初めて受ける方:量を抑えめから始め、経過を見ながら次回以降を相談する進め方もあります
  • 腫れや内出血が気になる方:施術後48時間を予定なく過ごせるタイミングを選ぶと安心です
  • 費用はクリニックや希釈・本数の設計によって異なるため、カウンセリングで確認しましょう

腫れ・内出血の経過と、施術後48時間の過ごし方

経過は、おおよそ次のような流れをたどることが多いとされています。個人差はありますが、時期ごとに見るところを分けておくと、途中で不安になりにくくなります。

時期起こりやすいこと
0〜24時間注射の刺激で腫れを感じやすい時間帯です
24〜48時間内出血が目立ちやすく、腫れの体感も強くなりやすい時期です
3〜7日触れたときに小さな粒のような手ざわりが気になりやすい時期です
2週間前後表情やいつものメイクの中では目立ちにくくなる方が多い時期です
腫れや内出血の経過の目安を時期ごとに確認する

腫れや内出血、触れたときの違和感が出ることがありますが、多くの方は2週間前後で目立ちにくくなるとされています。長引く場合や、強い痛み・熱感を伴う場合は、自己判断せず速やかに医師にご相談ください。

施術後48時間の過ごし方も体感を左右します。サウナ、飲酒、強いマッサージ、激しい運動は血行を大きく動かすため、当日から数日は控えめにしておきましょう。

ホンデ(弘大)のビューティーストーン医院では、成分より設計から決めます

ビューティーストーン医院(Beautystone)では、成分名からではなく「何を整えたいか」と「いつまでに落ち着かせたいか」からお聞きします。そのうえで、スカルプトラなら希釈量、ジュベルックなら本数という形で量を設計し、次に経過を見る時期も一緒に決めます。一度で仕上げきるのではなく、反応を見ながら積み重ねていく考え方です。

費用は希釈や本数の設計によって変わりますので、カウンセリング時にご案内しています。日本語でのご相談はLINE公式アカウントで承っています。「PDLLAとPLLA、どちらが自分に合うのか分からない」という方は、整えたい部分と予定の取りやすさからご相談ください。以上、ウィ・ヨンジン院長でした。

よくある質問

PDLLAのほうが、PLLAより早く実感できるのでしょうか?

初期の反応をやや早く感じられる場合があると言われていますが、体感には個人差があり、数値で一律に言い切れるものではありません。いずれもコラーゲンの生成を促す土台になる成分のため、実感までには数週間から数か月かかるとされています。

成分名だけで、自分に合うほうを選べますか?

成分の性質は選択の材料の一つですが、それだけでは決まりません。スカルプトラは希釈量、ジュベルックは本数と、量の相談軸そのものが違うためです。整えたい部分と、施術後に余裕を取れる時期をあわせて診察で確認することをおすすめします。

初めて受けるときは、どのくらいの量から始めるとよいですか?

量を抑えめから始めて、経過を見ながら次回以降を相談する進め方があります。反応の出方には個人差がありますので、初回で仕上げきろうとせず、次に経過を見る時期を先に決めておくほうが判断しやすくなります。

大事な予定がある時期は、いつ受けるのを避けたほうがいいですか?

腫れや内出血が気になる方は、施術後48時間を予定なく過ごせるタイミングを選ぶと安心です。24〜48時間ごろに体感がピークになりやすく、2週間前後で気になりにくくなる方が多いとされていますので、そこから逆算して日程を決めるとよいでしょう。

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