ジェオミン・コアトックス、週30回受ける質問をまとめました
ジェオミンとコアトックス、初めての施術ならどちらから始めるとコストを抑えられるか

ジェオミン・コアトックス、週30回受ける質問をまとめました
先週の金曜日、診察室に30代後半の会社員の方がいらっしゃいました。
「ネットでコアトックスが安いと聞いたのでそれにしようと思うんですが、
ジェオミンと何が違うんですか?安いと質が悪いんでしょうか?」このご質問、
今週だけでほぼ毎日いただいています。

ジェオミン・コアトックス、名前が違うだけではありません
ジェオミンはドイツのMerz社が製造したトキシンで、複合タンパク質を除去した「純粋トキシン」です。
コアトックスはHuonsが製造した国産トキシンで、
同様に複合タンパク質除去プロセスを経た製品です。
ボトックスやディスポートとは異なり、両製品とも「耐性リスクを低減した精製タイプ」という共通点があります。
そのため混同される方が多いのですが、決定的な違いは別にあります。
同じ精製タイプなのに、なぜ価格が2倍も違うのでしょう?
この記事のポイント
ジェオミンはドイツ製の耐性防止タイプ、
コアトックスは国産のコスパ重視タイプ。初めての施術ならコアトックスからスタートして、
効果が落ちてきたと感じたらジェオミンに切り替える2段階戦略が、コストパフォーマンス的に最も効率的です。
診察室で週にほぼ30回はいただくご質問です。
「ジェオミンとコアトックスって同じじゃないんですか?なら何で価格が2倍なんですか?」実は同じではありません。
精製技術の出発点が異なるんです。
ジェオミンは2005年からドイツで臨床データが積み重ねられてきた製品です。
複合タンパク質を除去する精製プロセスが長く、
抗体形成率が低いというグローバルな臨床データが蓄積されています。
そのため単価が高いのです。
コアトックスは2019年に国内で発売された比較的新しい製品で、
同じコンセプト(複合タンパク質除去)を国産技術で実現した製品です。
臨床データの蓄積期間は短いですが、精製技術自体は食品医薬品安全処(MFDS)の承認を受けています。

ここで正規品確認が必ず必要になる理由があります。
両製品とも精製タイプというコンセプトが同じであるため、
市場では「コアトックス=ジェオミン効果」と広告しながら、実際には別のトキシンを使用している施設も存在します。
正規品かどうか確認する方法は簡単です。
施術前にバイアル(薬瓶)を直接見せてもらえばよいのです。
ジェオミンはMerzのロゴと「Xeomin」の表記、
コアトックスはHuonsのロゴと「Coretox」の表記が入っています。
これがなければ、再考する必要があります。

ウィ・ヨンジン院長のポイントまとめ
ジェオミンは長年の臨床データが蓄積されたドイツ製、
コアトックスは同じコンセプトを国産技術で実現したコスパ重視タイプです。
初めての施術ならコアトックスからスタートして、
時間が経って効果が落ちてきたと感じたらジェオミンに切り替える2段階戦略が、費用対効果として最も合理的です。
コアトックスから始める方、ジェオミンに進む方
一度表にまとめてみるとこうなります。
この部分は意外だとおっしゃる方が多いのですが、
先月、41歳の患者様が「ジェオミンでエラボトックスをぜひお願いします」とのことでいらっしゃいました。
他院でボトックスを4〜5回受けてこられた方で、効果がだんだん短くなってきたとのことでした。
ところが実際に診察してみると、エラの筋肉自体はそれほど発達していらっしゃいませんでした。
すでに4〜5回トキシンを注入されて筋肉が十分に萎縮している状態だったため、
ここからさらにジェオミンを注入すると表情が不自然になるリスクが高まるケースでした。
そのため施術をお断りしました。
「今は6ヶ月ほど休んでいただいて、その後改めて評価するのが適切だと思います」とお伝えしました。
最初は少し驚いていらっしゃいましたが、説明をお聞きになってからはむしろ感謝してお帰りになりました。
もうお一方、46歳の女性患者様は眉間が初めてということでコアトックス4単位からスタートしていただきました。
結果も良好で費用のご負担も少なく、今でも4ヶ月周期でしっかり維持されています。
初めての施術なら、最初から高価な製品を選ぶ必要はありません。

患者様からよくいただく3つのご質問に、正直にお答えします
Q1. コアトックスを受けていてジェオミンに切り替えると、効果がよりよくなりますか?
A. これは少し難しいところで、
初めての施術の方やコアトックスで効果が安定している
方がわざわざジェオミンに切り替えても、劇的に改善するわけではありません。
両製品の精製コンセプト自体が同じだからです。
ただ、コアトックスを1〜2年以上定期的に受けていて、効果の持続期間が目に見えて短くなってきた方がいらっしゃいます。
そういった場合にジェオミンに切り替えると違いを実感されるケースがあります。
必ずしも切り替える必要はなく、ご自身の効果のパターンを見ながら判断されるのがベストです。
この回答を聞くと、もう一つ気になることが出てくるかと思います。
Q2. 価格差が2倍ですが、それでもジェオミンはその価値がありますか?
A. これも少し難しいところで、「価値」というのは人によって異なるからです。
長年蓄積された臨床データのある製品への信頼を重視される方には、ジェオミンは十分価値があります。
一方、定期的に受けながら費用を抑えたい方にはコアトックスが合理的です。
私の診察室では通常、初めての方にはまずコアトックスをおすすめして、
1年以上定期施術を受けられた方の中で効果が落ちてきた場合にジェオミンへ切り替える2段階でご案内しています。
最後にこの点も触れておきましょう。
Q3. コアトックスが国産ということで少し不安なのですが、副作用の違いもありますか?
A. 多くの方が誤解されている点ですが、国産だから安全性が劣るというのは事実ではありません。
コアトックスも食品医薬品安全処(MFDS)の承認を受けた正規製品で、
精製プロセス自体はグローバルなトキシンのトレンドに沿ったものです。
副作用プロファイルもジェオミンとほぼ同等のレベルで報告されています。
ただし、一点必ずお伝えしなければならないことがあります。
どのトキシンを使うかよりも、施術者が誰か、
正規品を使用しているかどうかが副作用の有無を左右する最大の要素です。
製品名だけで判断せず、
施術前にバイアルを直接見せてもらい正規品を確認することが最も重要です。
今日一つだけお持ち帰りいただくとすれば — 初めての施術はコアトックスからスタートして、効果が落ちてきたときにジェオミンへ切り替える2段階が最も合理的です。
次の記事では「コアトックスを1年受けてからジェオミンへの切り替えタイミング、どう判断するか」について詳しくお話しします。持続期間が何日短くなってきたら切り替えのサインなのか、ケースでご紹介します。ウィ・ヨンジンでした。










