【デュオデルム】白く膨らんだらすぐ剥がすべき?正しいタイミングとは
滲出液が止まり、貼付から5日後が最も安全なデュオデルムの剥がし時です。

デュオデルムを剥がすタイミング — 白く膨らんだらすぐ剥がすべき?
まず結論からお伝えしますね。
デュオデルムは白く膨らんだから剥がすのではなく、
滲出液が止まり、貼付後5日が経過した時点で
剥がすのが最も理想的です。
この記事では、その理由をわかりやすく解説していきますね。
デュオデルムと一般的なバンドで剥がすタイミングが異なる理由
デュオデルムはハイドロコロイド素材を使用した
湿潤ドレッシング製品です。
傷口から出る滲出液を吸収し、
湿潤環境を保ちながら皮膚の回復をサポートする
ドレッシング材と考えていただければわかりやすいですよ。
一般的なバンドと異なり、デュオデルムは
滲出液を吸収しながら白く膨らんできます。
これは「終わった」というサインではなく、
「まだ働いている」というサインに近いんです。
よく誤解される点なのですが、
膨らんだからといってすぐ剥がすと、むしろ逆効果になります。
デュオデルムを剥がす目安が「5日」である理由
デュオデルムは滲出液が完全に止まり、
貼付後5日が経過した時点で
除去するのが、傷の回復に
最も理想的です。
先月、ほくろ除去後にご来院された方がいらっしゃいました。
別のクリニックで施術を受け、3日目に
デュオデルムが白く膨らんだからと剥がして、
新しいものに替え、また2日後に剥がして、
気がつくとかさぶたの部分が凹んでしまったと
ご相談にいらっしゃったんです。
正直に申し上げると、問題は施術ではなく
交換のタイミングにありました。
傷の治癒は一般的に3つのステージを経ます。
炎症期(0〜3日)、増殖期(3〜10日)、
リモデリング期(10日以降)に分かれています。
滲出液が最も多く出るのは
貼付後48〜72時間の間です。
この時期にデュオデルムを頻繁に剥がすと、
まさに育ちはじめた上皮細胞が
一緒に引き剥がされてしまいます。
ここで重要なポイントがひとつあります。
「5日」という数字は根拠のある目安であり、
上皮化(epithelialization)が
安定して完了する時間帯なんです。
一般的に2〜3mm以内の表在性の傷は
5〜7日の間に上皮で覆われます。
だから、滲出液が止まってから5日経過、
この2つの条件が同時に満たされたときが
最も安全に剥がせるタイミングなんですね。
白く膨らんでいるのは、しっかり吸収できているサインです。
滲出液がフチから漏れ出ていないようであれば、
5日間はそのままにしておいて大丈夫ですよ。
無理に頻繁に剥がすことが傷跡をつくる原因になります。
状況別デュオデルムの剥がし時ガイド
ケースによって異なりますが、
私はいつもこのようにご案内しています。
ただし、これが必ずしも良いとは限りません。
デュオデルムを長時間貼り続けると、
周囲の皮膚が過度に浸軟して(マセレーション)
かえって皮膚が弱くなることがあります。
ただ、5日前後をめどにしっかりケアすれば
ほとんどのケースできれいに回復します。
診察室でよく聞かれる3つの質問
Q1. シャワーのたびにデュオデルムを新しく替えるべきですか?
A. いいえ、その必要はありません。
デュオデルムには防水機能があるため、
短時間のシャワー程度であればそのままで大丈夫です。
水分がフチから染み込んで粘着が剥がれてきたときだけ
新しいものに替えてください。
Q2. 5日前に剥がさなければならない状況もありますか?
A. あります。
滲出液がバンドの外に漏れ出てきたり、
周囲の皮膚にかゆみや赤い発疹が現れた場合は、
そのときはすぐに剥がしてください。
まれにハイドロコロイド素材による
接触性皮膚炎が起きる方もおられ、
100人に2〜3人ほどの割合で見られます。
Q3. 剥がした後にかさぶたが残っていたらどうすればいいですか?
A. 無理に取らないでください。
5日目に剥がして薄い膜のようなかさぶたがある場合は、
自然に剥がれ落ちるまで待つのがベストです。
この時期からは紫外線対策が最も重要になります。
色素沈着は剥がすタイミングよりも、
その後2〜4週間の紫外線ケアによって
大きく左右されることがほとんどです。
次の記事でもさらに詳しくお話していきますね。ウィ・ヨンジンでした。









