ウルセラの効果がない?ショット数を増やすか別の施術かを解説
ウルセラを受けて3か月たっても変わらないとき、ショット数を増やすか別の施術に変えるかを決める前に見直すこと、すぐ連絡したい症状、旅行中に受けるときの注意点をまとめました。
ウルセラの効果は、施術から3〜6か月のあいだで判断します。その時期になっても変化が少ないときは、たるみの程度、顔の脂肪の量、前回ショットを入れた位置と深さを順に見直します。たるみが軽度〜中等度を超えている場合は、ショット数を増やす前に別の方法も含めて考えます。
「ショット数が足りなかったのでは」と考える方は多いのですが、数を決めるのは原因を確かめてからです。
この記事の要点
- 3か月たっても変わらないなら、ショット数より原因を先に見直します。
- 判断の時期:ウルセラの結果は3〜6か月ほどかけて現れます。
- 下顔面のウルセラでは、BMIが30を超える方の54.5%に変化が見られませんでした。
- たるみが大きい場合は、同じウルセラを繰り返す前に糸リフトや手術の相談も検討します。
ウルセラの効果はいつ判断する?3〜6か月で見ること
施術した日にすぐ引き締まって見える方もいますが、結果がそろうまでには3〜6か月ほどかかります*。そのため、1か月目に鏡を見て効果がないと決めるのは早すぎます。
*米国クリーブランド・クリニックのウルセラについての案内が基準です。
3か月を過ぎても変わらないと感じる方は少なくありません。米国のある医療機関が、施術から4か月以上たった83人に匿名で尋ねた調査では、変化がなかったと答えた方が20.5%でした。少し変わったが37.3%、中くらいが27.7%、はっきり変わったが14.5%です。期待ほどではなかったと答えた方は44.6%でした。
ウルセラは一度で大きく変わる施術ではありません。記憶ではなく、施術前と同じ光、同じ角度で撮った写真で比べましょう。

たるみや顔の脂肪が多いと、ウルセラの効果は出にくい?
ウルセラが向いているのは、顔や首の皮膚のたるみが軽度〜中等度の方です。たるんだ肉がフェイスラインの下に重なって折れるほどなら、その範囲を超えています。この場合は、ショット数を増やす前に別の方法も一緒に考えます。
ご自身で目安をつける方法もあります。座って撮った横顔と、あお向けに寝て撮った横顔を比べてみてください。寝るとフェイスラインがはっきり上がり、座るとまた下がるなら、たるみの量が多いほうです。
顔の脂肪が厚い場合も、同じウルセラで変化が見えにくくなります。下顔面にウルセラを受けた93人を3か月後に比べた研究では、BMI(体格指数)が30を超える方の54.5%に変化がありませんでした。30以下の方で変化がなかった割合は12.2%でした。
脂肪が多くて下がって見える顔は、引き締める施術だけではフェイスラインが整いにくいことがあります。その場合は、脂肪を減らす施術を先にするか、組み合わせて計画するかを検討します。

ウルセラのショット数を増やせば変わる?深さと位置の見直し
もう一度受けるときは、何ショット足すかより、どの層のどの位置に入れるかを決め直します。51人を2つのグループに分けて比べた研究では、決まった順番で入れる方法と、顔の構造に合わせて入れる方法のどちらでもフェイスラインが改善しました。顔の構造が平均と違う方ほど、顔に合わせた配置が結果を引き出す助けになっていました。
診察では、超音波の画面で筋膜の層までの深さを確かめます。前回どの部位に何ショット入ったかも、記録と見比べます。前回の配置がたるんだ位置と合っていなければ、同じショット数でも位置を変えて計画し直します。顔全体のバランスと左右差を先に見て、どちら側をより多く扱うかを決めます。
たるみが大きい場合は、別の選択肢も並べて考えます。143人の写真で座った姿勢と寝た姿勢を比べた研究では、糸リフトを受けたグループだけ組織の動きが小さくなっていました。ただし同じ人を施術の前後で追った結果ではないため、糸リフトのほうが優れているとまでは言えません。たるみがそれ以上に大きい場合は、手術の相談も選択肢に入れます。

ウルセラの腫れやダウンタイムは?すぐ連絡したい症状
施術後の赤みは1時間ほどで落ち着きます。一部の方には軽い腫れやあざが出て、押したときの痛みは長いと1か月ほど続くことがあります。
次のような変化は、日数を待たずにすぐご連絡ください。
- 施術した部分に水ぶくれができた、皮膚がただれた
- 腫れが引いたあと、その部分がへこんでいる
- 皮膚の色が黒っぽく変わった、かさぶたができた
- 笑ったり口を動かしたりするとき、口の片側が動きにくい
これらは集束超音波のあとにまれに報告されている反応で、神経のまひの報告もあります。早く傷の手当てを始めるほど回復しやすいため、すぐに診察を受けてください。LINEでのご連絡は、診察の代わりにはなりません。

韓国旅行の日程の中でウルセラを受けるときの注意点
睡眠麻酔を使った日を除けば、ウルセラを理由に帰りの飛行機を延ばす必要はありません。写真や観光の予定については、300ショット前後までなら腫れが外から分かることはほとんどないとご案内しています。
1回の来院で受けられる施術ですが、その日のうちに顔が大きく変わるわけではありません。一度に変わりすぎるより、数か月かけて少しずつ以前の輪郭に近づいていく流れです。変化の大きさや続く期間を約束できるものではありません。
帰国後に気になる変化があれば、LINEに写真を添えてご相談いただけます。水ぶくれが広がる、口の片側が動きにくいなど変化が大きいときは、まず日本の医療機関を受診してください。

まとめ:もう一度ウルセラか別の施術か、相談で聞くこと
たるみが軽度〜中等度で、前回の配置が合っていなかったなら、ウルセラを計画し直します。たるみが大きいなら、別の方法も一緒に検討します。ご相談の際は、「前回はどの部位に、どの深さで何ショット入りましたか」を最初に確認してください。もう一度受けるか変えるかを決めやすくなります。
当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は部位・ショット数により異なります。主な副作用とすぐ連絡する症状は、ダウンタイムの項目にまとめています。
ソウルのハプチョン(合井)にあるビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。施術前の写真と3か月後の写真、前回の施術記録を添えてお送りください。
参考資料
- ウルセラの結果が出る時期と施術後の反応(クリーブランド・クリニック)
- ウルセラを受けた人への匿名の満足度調査(Lasers Surg Med, 2019)
- 下顔面にウルセラを受けた93人の結果とBMI(Aesthet Surg J, 2014)
- 決まった配置と顔に合わせた配置を比べた51人の研究(J Drugs Dermatol, 2024)
- 糸リフトと集束超音波のあと、姿勢による顔の組織の動き(Plast Reconstr Surg Glob Open, 2025)
- 集束超音波のあとの水ぶくれ・皮膚のへこみの症例(Lasers Surg Med, 2018)
よくある質問
Q. ウルセラは痛いですか?麻酔は選べますか?
A. ウルセラの痛みは、複数の研究をまとめた分析で10点満点の平均4.85点と、中くらいの強さでした。麻酔クリーム、局所麻酔の注射、睡眠麻酔のどれを使うかは、施術する部位と痛みの感じやすさに合わせて診察で決めます。睡眠麻酔は範囲が広い場合などに選ぶ方法で、毎回使うものではありません。
Q. ウルセラをサーマクールに変えれば、効果は上がりますか?
A. ウルセラをサーマクールのような高周波の施術に変えても、効果が大きくなるとは言いにくいです。たるみが軽度〜中等度の20人で、顔の片側に高周波、反対側にウルセラを行った比較では、6か月のあいだ左右に差がありませんでした。何に変えるかより、たるみの程度を先に確認します。
Q. 年齢が高いと、ウルセラの効果は出にくいですか?
A. ウルセラを受けた女性48人を6か月まで追った研究では、年齢と結果のあいだに関係は見られませんでした。肌のタイプや飲酒の有無も、結果と関係がありませんでした。年齢よりも、たるみの程度と顔の脂肪の量で結果が分かれやすいです。
Q. ウルセラをもう一度受けるなら、いつがよいですか?
A. ウルセラをもう一度受けるかどうかは、結果がそろう3〜6か月を過ぎてから決めます。その前に重ねると、前回の結果と新しい結果を見分けにくくなります。肌の年齢は進み続けるため、維持のために間をあけて受ける方もいます。
Q. ウルセラのあと、すぐにメイクや仕事に戻れますか?
A. ウルセラは決まったダウンタイムがなく、施術のあとすぐにメイクや普段のスキンケアに戻れます。赤みは1時間ほどで落ち着きます。押したときの痛みが残る間は、その部分を強くこするのはお控えください。
Q. ウルセラのショット数は、どうやって決まりますか?
A. ウルセラのショット数は、施術する範囲、たるみの程度、皮膚と脂肪の厚みで変わるため、誰にでも同じ数というものはありません。同じ数でも、どの部位にどの深さで入れたかで結果の見え方が変わります。前回の記録があれば、数と位置を一緒に見直します。
Q. ウルセラの効果があったかどうか、写真でどう比べればよいですか?
A. ウルセラの効果は、施術前、3か月後、6か月後に、同じ光と同じ角度で撮った写真で比べます。正面と横顔を座った姿勢で撮ると、たるみが実際に近い形で写ります。寝た姿勢で撮ると顔の組織が上に動き、差が分かりにくくなります。









