インモードとシュリンクの違いは?1つで十分か同じ日に両方かを解説
あごまわりの脂肪とたるみ、どちらが悩みかでインモードFXとシュリンクの選び方は変わります。熱が届く層、効果が見える時期、ダウンタイム、旅行中に受けるときの注意点をまとめました。
あごまわりの脂肪が悩みならインモードFX、頬やフェイスラインのたるみが悩みならシュリンクから考えます。インモードFXは高周波の熱と短い電気刺激で脂肪の層に働きます。シュリンクは超音波を一点に集め、皮膚の奥の筋膜の層まで熱を届けます。
2つを組み合わせて計画するのは、脂肪とたるみの両方がはっきりしているときです。同じ日に受けるか間をあけるか、どちらを先にするかは、診察で肌の厚みと腫れ具合を見て決めます。
この記事の要点
- 脂肪が悩みならインモードFX、たるみが悩みならシュリンクから考えます。
- 届く層:インモードFXは脂肪の層、シュリンクは筋膜の層(SMAS)までです。
- シュリンクのような集束超音波の結果は、3〜6か月ほどかけて現れるとされています。
- 施術後の赤みは、シュリンクで1時間ほど、高周波の施術で24時間以内が目安です。
インモードとシュリンクの違いは?脂肪かたるみかで見分ける
鏡で正面を見て、あごの下が厚く見えるなら脂肪の悩みに近い状態です。顔を上げると目立たず、下を向くと垂れて見えるなら、たるみに近い状態です。あごの下の肉を指でつまんで厚くつかめるなら、インモードFXが働く脂肪の層の話です。頬を耳のほうへ軽く引いて輪郭がはっきりするなら、シュリンクが働くたるみの話です。
| 比べる点 | インモードFX | シュリンク |
|---|---|---|
| 使うエネルギー | 高周波+短い電気刺激 | 一点に集めた超音波 |
| 主に届く層 | 脂肪の層 | 筋膜の層(SMAS)まで |
| 主に見る悩み | フェイスライン・二重あごの脂肪 | 頬・フェイスライン・首のたるみ |
| 施術後のよくある反応 | 1日以内に引く赤み | 赤み、押すと痛む感じ |
脂肪とたるみが混ざっているときは、どちらが大きいかを先に見極めると考えを整理しやすくなります。たるみが大きいのに脂肪だけを減らすと、フェイスラインがかえって寂しく見えることがあります。そのため診察では、院長が顔全体のバランスと左右差を先に見て、どの層から考えるかを決めます。
*SMAS(スマス):皮膚と脂肪の下で、顔の筋肉を覆っている薄い膜です。

シュリンクの効果はいつから?たるみへの働き方
シュリンクは、海外ではウルトラフォーマーの名前で使われている機器です。超音波を決まった深さの一点に集め、そこにだけ小さな熱の点を作ります。深さの違うカートリッジを付け替えながら、筋膜の層とその上の層を分けて施術します。熱を受けた組織が縮み、時間をかけて作り直されていく仕組みです。
シュリンクユニバース(ウルトラフォーマーMPT)で施術した50人を、3Dスキャナーで測った研究があります。施術直後の引き上がりは、部位ごとに1.24〜3.53mmでした。おでこのように組織が薄い部分は小さく、頬の後ろや首のように厚い部分は大きな値でした。比べる群のない直後の測定なので、数か月後まで続くかはこの結果からは分かりません。
集束超音波の施術では、結果は3〜6か月ほどかけて現れるとされています。直後の変化には腫れも混ざるため、3か月後に同じ光と角度で写真を比べてみましょう。

インモードFXはフェイスラインの脂肪にどう働く?
インモードFXは、高周波で脂肪の層を温めながら、短く強い電気刺激を一緒に加えます。この刺激を受けた脂肪細胞が時間をかけて減っていく仕組みなので、施術当日ではなく、時間をおいて差を見る施術です。
顔で調べた研究は多くありません。同じ仕組みの機器で女性20人のお腹を施術した研究では、3か月後に脂肪の厚みが平均39.6%減っていました。お腹とあごでは脂肪の厚みが違うため、この数字をそのまま顔に当てはめることはできません。
脂肪が少なく、たるみが主な悩みの方は、インモードFXだけでフェイスラインをはっきりさせるのは難しいことがあります。その場合は、たるみに働く施術のほうを検討します。

インモードとシュリンクのダウンタイムは?すぐ連絡したい症状
シュリンクのあとの赤みは1時間ほどで落ち着きます。腫れやあざ、骨の上を押したときの痛みは、長いと1か月ほど続くことがあります。インモードのような高周波の施術では、赤みと腫れは通常24時間以内に引きます*。
*米国クリーブランド・クリニックの、高周波と集束超音波の施術についての案内が基準です(同じ仕組みの別の機器を含みます)。
次のような変化は、日数を待たずにすぐご連絡ください。
- 施術した部分に水ぶくれができた、皮膚がただれた
- 数日たっても赤みと腫れが引かない、発疹が出た
- 施術した部分がへこんだ、硬く腫れた
- 笑ったり口を動かしたりするとき、片側だけ動きにくい
水ぶくれやただれ、皮膚のへこみは、集束超音波のあとにまれに報告されている反応です。早く傷の手当てを始めるほど回復しやすいため、すぐに診察を受けてください。LINEでのご連絡は、診察の代わりにはなりません。

韓国旅行の日程の中でインモード・シュリンクを受けるときの注意点
睡眠麻酔を使った日を除けば、施術を理由に帰りの飛行機を延ばす必要はありません。
どちらも1回の来院で受けられる施術ですが、その日のうちに顔が大きく変わるわけではありません。一度に変わりすぎるより、数か月かけて少しずつ以前の輪郭に近づいていく流れです。変化の大きさや続く期間には個人差があります。
帰国後に赤みや腫れが気になるときは、LINEに写真を添えてご相談いただけます。水ぶくれが広がる、顔の片側が動きにくいなど変化が大きいときは、まず日本の医療機関を受診してください。

まとめ:1つにするか両方受けるかを決める前に
診察では、正面と横顔で、あごの下の脂肪の厚みと頬の下がり具合を先に見ます。ご相談の際は、「自分のフェイスラインは脂肪とたるみのどちらが大きいか」を最初に聞いてみてください。1つにするか両方にするかを決めやすくなります。
当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は、シュリンクはショット数、インモードFXは部位の数により異なります。両方受ける場合は、見積もりにそれぞれのショット数と部位が分けて書かれているかを確認しましょう。主な副作用とすぐ連絡する症状は、ダウンタイムの項目にまとめています。
ソウルのハプチョン(合井)にあるビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。正面と横顔の写真と滞在の日程を添えてお送りください。
参考にした資料
- シュリンクユニバース(ウルトラフォーマーMPT)で施術した50人の部位別3D測定 — Plast Reconstr Surg Glob Open, 2024
- 高周波と短い電気刺激でお腹の脂肪の厚みを測った20人の研究 — J Cosmet Laser Ther, 2016
- 集束超音波のあとの水ぶくれ・皮膚のへこみの症例 — Lasers Surg Med, 2018
- 高周波による引き締め施術の回復と副作用 — クリーブランド・クリニック
- 集束超音波リフトの結果が出る時期と施術後の反応 — クリーブランド・クリニック
よくある質問
Q. シュリンクは痛いですか?麻酔はできますか?
A. シュリンクは、超音波の焦点が骨の近くに当たるときに、チクチクしたり熱く感じたりすることがあります。麻酔クリームを基本に、範囲が広い場合は睡眠麻酔を選ぶこともあり、どの方法にするかは診察で決めます。
Q. インモードFXのあと、すぐにメイクできますか?
A. インモードFXのような高周波の施術は、終わってすぐにメイクや普段の生活に戻れることが多い施術です。赤みが1日以上残る、肌がひりひりするといった場合は、メイクを控えてご連絡ください。
Q. シュリンクとハイフは何が違いますか?
A. シュリンクは、ハイフ(集束超音波)の機器のひとつです。超音波を皮膚の奥の一点に集めて熱の点を作る仕組みは同じです。シュリンクの場合は、深さの違うカートリッジを付け替えて、層を分けて施術します。
Q. シュリンクは何回受ければいいですか?
A. シュリンクは1回受けて、3〜6か月のあいだに結果を見てから次を決めることが多い施術です。たるみの程度と皮膚の厚みでショット数と間隔が変わるため、診察で一緒に決めます。間をあけずに重ねると腫れが重なり、変化を比べにくくなります。
Q. 二重あごだけが悩みでも、シュリンクも受けたほうがいいですか?
A. あごの下の脂肪が厚くつかめて、フェイスラインのたるみがほとんどないなら、インモードFX1つから始める考え方もあります。脂肪が減ったあとに皮膚が下がって見えてきたら、そのときにたるみに働く施術を検討します。
Q. 顔が痩せていてもインモードを受けられますか?
A. 顔の脂肪が少ない方が脂肪の層を減らす施術を受けると、頬がこけて見える場合があります。痩せた顔でたるみが悩みなら、脂肪を減らさない施術から検討します。つまめる脂肪の厚みは診察で確認します。
Q. インモードとシュリンクを両方受けるなら、どちらが先ですか?同じ日でも受けられますか?
A. インモードとシュリンクのどちらを先にするか、同じ日に受けるか間をあけるかは、肌の厚みと腫れ具合を診察で見て決めます。1つから始めた場合は、数か月後に同じ角度の写真で比べると、残った悩みが脂肪かたるみかが分かりやすくなります。










