【院長解説】スキンブースターの施術間隔|47分の診察で見えてきたパターン
スキンブースターの施術間隔は、1ヶ月おきがすべての方に合うわけではありません。真皮の厚さや老化の段階、部位によって2週間が最適な方も、6週間が最適な方もいます。その理由を、実際の診察ケースをもとにわかりやすくご説明します。


スキンブースターの施術間隔、
診察室で見えてきたパターン
先週の火曜日、
一昨年にリジュランを4回受けられた
39歳の会社員の方が、1年半ぶりにご来院されました。
「先生、今回も1ヶ月間隔で4回お願いします」
とおっしゃった瞬間、私は少し立ち止まりました。
1年半の間に、肌質がかなり変化していたからです。
スキンブースターの施術間隔、
みんな同じだと思っていませんか?
スキンブースターは、
ヒアルロン酸・PN・エクソソームなどの成分を
真皮層に直接注入し、
肌の回復力を高める施術です。
レーザーのように熱で刺激する方法とは異なり、
成分を「肌に届け」、
それを材料として肌自身に活用させる仕組みです。
そのため、1回で完結するのではなく、
回数を重ねていくプロセスがとても大切です。
ここで「施術間隔」が重要になってきますが、
よく耳にするのは「1ヶ月間隔で3〜4回」というガイドラインではないでしょうか。
注入された成分が
コラーゲンを刺激して落ち着くまでに、
平均3〜4週間かかるためです。
なぜ同じ1ヶ月間隔なのに
結果が違うのでしょうか?
ウィ・ヨンジン院長のコアインサイト
月1回・3回というのは、あくまで平均的なガイドラインにすぎません。
肌の状態によっては、
2週間が合う方も、6週間が合う方もいます。
一昨年に4回受けられたその39歳の方は、
当時は1ヶ月間隔の施術に
とても満足していただいていました。
ですが今回拝見すると、
真皮の厚みが薄くなっていました。
出産後に睡眠リズムが乱れた影響が大きかったようです。
同じ方でも、1年半の間に
「施術間隔」を見直す必要が生じていたのです。
今回は3週間間隔で5回をご提案しました。
真皮が薄いと、
成分が吸収されるスピードも速くなります。
4週間待つと、
その間に成分がかなり失われてしまい、
累積効果がしっかり積み重なりません。
一方、20代の方は肌の回復力が高いため、
5〜6週間に延ばしても効果が十分に蓄積されます。
短い間隔で頻繁に受けると、真皮が整う時間が取れず、
かえって肌質が鈍くなるケースもあります。
月1回は、ジムの「週3回トレーニング」のような
平均値であって、すべての人に正解なわけではありません。
マラソン選手と一般の方でトレーニング頻度が異なるように、
スキンブースターも肌のコンディションに合わせるべきです。
ウィ・ヨンジン院長のまとめ
1ヶ月間隔は「無難な平均値」にすぎません。
ご自身の真皮の厚さと
生活習慣によって、間隔は変わります。
初回施術から2週間後の肌の反応を見て、
次の間隔を調整するのが最も精度の高い方法です。
ご自身のスキンブースター間隔、
確認してみましょう
タイプ | 推奨間隔 | 総回数 |
20代後半・肌質改善目的 | 5〜6週 | 3回 |
30代前半〜中盤・スタンダード | 4週 | 3〜4回 |
真皮が薄いタイプ・産後 | 2〜3週 | 5回 |
目元・口元の部分施術 | 3週 | 4回 |
メンテナンス期(4回完了後) | 3〜4ヶ月 | 1回 |
この表はあくまで出発点のひとつです。
施術後の反応が
落ち着くスピードを観察することのほうが大切ですね。
それでも、ご自身がどのタイプに近いか
感覚をつかむための良い目安になると思います。
診察室でよく聞かれる質問
Q1. 効果がすぐに消えてしまう気がするのですが、
もっと早く受けてもいいですか?
多くの場合、施術直後のむくみが引いていくのを
「効果が消えた」と
勘違いされているケースがほとんどです。
2週間後に写真で比較して本当に早いと感じるなら、
3週間間隔に短縮することは可能です。
ただし、真皮が整う時間が必要なため、
2週間未満はお勧めしていません。
Q2. 4回完了後、次の施術はいつ頃ですか?
これまで患者様の経過を追ってみると、
本当に個人差があります。
11ヶ月後に再来院される方もいれば、4ヶ月後の方もいます。
カレンダーより鏡を見て、
肌質が荒れてきたと感じたタイミングで
補充施術を受けるのが正解です。
一般的には3〜4ヶ月に1回のメンテナンスをお勧めしています。
Q3. 2ヶ月に1回のペースでも
効果は変わりませんか?
結論からお伝えすると、
「変わります」が正直なところです。
スキンブースターは累積刺激型の施術だからです。
最初の刺激が落ち着く前に次の回が入ることで、
コラーゲン生成が途切れずに続きます。
2ヶ月間隔では、
毎回「ゼロからのスタート」に近い状態になるため、
回数に対して効果が積み重なりにくくなります。
コストを抑えたい場合は、間隔を延ばすよりも
回数を減らすほうが結果的には賢明です。
今日ひとつだけお持ち帰りいただくなら、
— 「1ヶ月間隔・4回」はあくまでスタート地点。
ご自身だけの間隔を見つけることが、本当の答えです。
次回は
「2週間後の反応に基づく間隔の調整法」を
ご紹介します。
ウィ・ヨンジンでした。








