「リジュランとリバイブ、何が違うの?」— 診察室でよく聞かれる質問
リジュランvsリバイブ、どちらもスキンブースターなのに、なぜ一方は2週間間隔、もう一方は3ヶ月間隔なのでしょうか。成分が違えば、目的も変わります。


リジュランとリバイブ、何が違うの?
— 診察室でよく聞かれる質問
まず結論からお伝えしますね。
リジュランとリバイブは
同じ「スキンブースター」として括られますが、
実質的には異なるカテゴリーの施術です。
この記事でその理由を詳しく解説します。
名前が似ているだけで、
実は異なる施術です
リジュランはサーモンから抽出したPN成分を
真皮層に注入して
肌の回復を促す施術です。
リバイブはグリセロール・アミノ酸複合体を
浅い真皮層に分布させ、水分保持能力を
高める保湿タイプのブースターです。
リジュランが「回復」に重点を置くとすれば、
リバイブは「維持」に重点を置いています。
同じブースターという言葉で括られていますが、
作用する層も異なり、目指す結果も違います。
なぜ間隔が2週間vs3ヶ月に分かれるのか
この記事の核心ポイントです。
リジュランHBは2週間、リバイブは3ヶ月
— 同じ「スキンブースター」なのに
間隔が6倍も異なる理由は、
成分がまったく違うからです。
リジュランはPNで回復を刺激し、
リバイブはグリセロールで保湿を維持します。
目的が違うから間隔も違うのです。
診察室では1週間に
20名近くの方から受ける質問がこれです。
「先生、どちらもスキンブースターと聞きましたが、
なぜあるものは2週間ごとに打って、
あるものは3ヶ月に1回でいいんですか?」
正直、施術を導入した当初は
私も混乱していた部分です。
違いは、成分が体の中で
どのように働くかにあります。
リジュランのPNはいわば
「回復シグナル」を送る物質です。
注入すると線維芽細胞を刺激して
コラーゲン合成を促しますが、
このシグナルが積み重なって初めて効果が現れます。
そのため2〜4週間隔で
3〜4回の回数を重ねる必要があります。
一方、リバイブのグリセロールはそれ自体が
水分を引きつけて保持する物質です。
注入した瞬間から保湿の貯蔵庫のように
機能しながら徐々に吸収されていき、
この貯蔵庫が維持される期間が
平均2〜3ヶ月です。
だから3ヶ月に1回補充すれば十分なのです。
回数ごとの累積効果を見るとより明確になります。
リジュランは1回目に「うーん…あまりわからないですね」
とおっしゃる方が半数以上います。
2回目で肌質が少し整ってきて、
3回目あたりで鏡を見ながら
「あ、ちょっと違うな」と実感されます。
積み重ねが肝心だということです。
リバイブは1回目の施術直後から結果が出ます。
ただしその効果が時間とともに
ゆっくりと薄れていくため、
3ヶ月時点で補充するというイメージです。
「積み上げていく」というより
「満たしていく」に近い施術ですね。
今日の診察でも似たようなケースの方がいらっしゃいました。
昨年この時期にリバイブを受けられて、
もう一度受けにいらした40歳の方でした。
「前回受けてから2ヶ月まではすごくよかったんですが、
3ヶ月を過ぎたらだんだんくすんできて」と
おっしゃっていました。
まさにグリセロールの吸収サイクルそのものですね。
そこで今回は同じタイミングで再度補充しながら、
肌質自体をもう少ししっかりさせたいとのご希望で、
リジュランHBの回数もあわせて始めることにしました。
ただ、ここで大切なことがひとつあります。
回数を闇雲に増やしても
効果が比例して上がるわけではありません。
リジュランは4〜5回を超えると
追加の回数で実感できる効果が鈍くなり、
リバイブは3ヶ月以内にまた打っても
吸収サイクルを空回りさせてしまいます。
注入の深さも同様で、
リジュランを浅すぎる位置に注入すると
白い結節が数日触れることがありますし、
リバイブを深すぎる位置に注入すると
保湿層ではない場所に成分が閉じ込められて
効果が落ちてしまいます。
ウィ・ヨンジン院長のポイントまとめ
リジュランは「回復を積み重ねる」施術、
リバイブは「保湿を満たす」施術です。
だからリジュランは2〜4週間隔で
回数を積み重ねる必要があり、
リバイブは3ヶ月に1回補充すれば十分です。
この2つは競合関係にあるのではなく、
役割の異なる施術なのです。
ご自身がどちらに当てはまるか
確認してみてください
項目 | リジュラン | リバイブ |
主な成分 | PN(サーモン抽出物) | グリセロール・アミノ酸 |
目的 | 真皮層の回復・肌質改善 | 水分補給・ツヤ感 |
注入の深さ | 中間真皮層 | 浅い真皮層 |
推奨間隔 | 2〜4週間隔、3〜4回 | 3ヶ月間隔、1回ずつ |
実感できる時期 | 3回目以降 | 施術直後 |
おすすめのケース | 毛穴・小じわ・赤み | 乾燥・くすみ・メイク浮き |
ケースによって異なりますが、
私は通常このように分けています。
毛穴や小じわ、肌質そのものを
整えたい場合はリジュランを選びます。
メイクが浮いてくすんでいることがメインのお悩みなら
リバイブのほうが早く効果を実感できます。
先週いらした29歳の方は
結婚式まで6週間というタイミングでした。
「回数を重ねる時間はないけれど、
ツヤが欲しい」とおっしゃったので、
リバイブで一度しっかり満たして差し上げました。
挙式直前にもう一度補充する予定です。
式が終わったら肌質を整えるために
リジュランの回数に移行される予定です。
タイミングが違えば選択も変わるということですね。
「診察室でいちばんよく聞かれる3つの質問」
Q1. リジュランとリバイブは
一緒に受けてもいいですか?
私も最初は同時には受けられないと思っていたのですが、
数日間隔を空けて併用されている方はかなり多いですよ。
リジュランで肌質を整えて、
リバイブで上層の保湿を満たすと
確実にシナジー効果が出ます。
ただ、どちらが自分に合っているか、
まず一方の施術を試してから判断するのがスッキリします。
Q2. コスパが良いのはどちらですか?
リジュランは4回パッケージで受ける方が多く
初期費用はかかりますが、
効果の持続が長いため年単位で見るとコスパが良いです。
リバイブは1回あたりの費用は抑えめですが、
3ヶ月ごとに補充が必要なため
年間で約4回受ける計算になります。
「1年間にどれだけ投資して
どんな結果を得たいか」という視点で
計算してみると答えが明確になりますよ。
Q3. 副作用が少ないのはどちらですか?
リジュランはPN結節といって、注入部位に
小さなしこりが数日間触れることがありますが、
1週間以内に消えます。
リバイブは結節のリスクはほぼありませんが、
注入が深すぎると
むくみが1〜2日続く程度です。
どちらも注入の深さを正確に合わせることが重要なため、
施術者の熟練度によって
仕上がりに差が出る施術です。
今日ひとつだけ持ち帰るとすれば
— リジュランは「積み重ねる施術」、
リバイブは「満たす施術」です。
間隔が6倍も違うのは手抜きではなく、
成分がそれぞれ異なる働きをするからです。
次の記事では
「2つの施術を併用する方のスケジュールの組み方」を
詳しくご紹介します。
ウィ・ヨンジンでした。









