【院長解説】二重あごへのシュリンク効果|ショット数より「深さ」で結果が変わる理由
二重あごへのシュリンク効果は、ショット数を増やすだけでは改善しません。4.5mmのSMAS層 (筋膜層)を引き締める仕組みと、脂肪量に応じた施術の順番を、実際の診療ケースをもとにわかりやすく解説しますね。


二重あごへのシュリンク効果、
ショット数より「深さ」で結果が変わる理由
読む前にまず確認してください
Q. シュリンクはあご下の脂肪を溶かして
二重あごを改善するのですか?
A. いいえ、違います。
シュリンクは脂肪を直接溶かすのではなく、
4.5mmの深さのSMAS層 (筋膜層)を引き締めて
脂肪を上へ引き上げる施術です。
Q. ショット数を多くすれば
効果はより出やすくなりますか?
A. ショット数よりも、どの深さにどのカートリッジで
アプローチするかがより重要です。
脂肪量が多い方は、シュリンク単独では
改善に限界があります。
二重あごへのシュリンク、
みんな同じだと思っていませんか?実は…
シュリンクは高密度焦点式超音波(ハイフ)で
皮膚の深い層に熱を照射し、
コラーゲンの収縮とリフティングを促す施術です。
よく比較されるインモードや注射系の施術とは異なり、
シュリンクは「脂肪そのものを減らす」のではなく、
「筋膜層を引き締めてたるみを引き上げる」
施術なんですよ。
原理がまったく異なるため、どの方に
何を提案すべきかが明確に変わってきます。
同じシュリンクなのに
改善する方とそうでない方がいるのはなぜ?
「シュリンクはあご下の脂肪を
直接溶かすわけではありません。
4.5mmの深さでSMAS層 (筋膜層)を引き締め、
脂肪を上へ引き上げるものです。
ですから脂肪量が多い方は、まず量を減らしてから
シュリンクで仕上げる順番が正しいアプローチです。」
— ウィ・ヨンジン院長(ホンデ ビューティーストーン医院)
診療室で二重あごのご相談をお受けすると、
10人中7人は「脂肪を溶かしてくれるんですよね?」と
おっしゃいます。
しかし、シュリンクの核心は4.5mmの深さの筋膜層に
熱を照射してその層を収縮させることにあります。
その結果、たるんでいた脂肪が
上方向へ引き上げられ、フェイスラインが整うのです。
そのため脂肪量そのものが多い方は、
「すっきりした気はするけど、ラインが出ない」
とおっしゃいますし、
たるみが主なお悩みの方は
「ラインがきれいになった」とおっしゃいます。
実際に昨年の春に施術を受けられた48歳の患者様が
最近また来院されたのですが、1年前より
あご下がまた重くなってきたとのことでした。
比べてみると、たるみはよく維持されていたのですが、
体重が増えたことで
脂肪量自体が増加した状態でした。
脂肪量が変化すると
再び重く見えてしまうのは避けられないため、
今回はまず脂肪量を減らしてから1か月後に
シュリンクで仕上げる計画を立てました。
二重あごへのシュリンク効果は、
深さとカートリッジで変わります
二重あごには通常、4.5mm(筋膜)と
3.0mm(真皮層の深い層)を組み合わせてアプローチします。
タイプ | 推奨アプローチ | メインの深さ |
たるみ主体・脂肪少なめ | シュリンク単独施術 | 4.5mm中心 + 3.0mmサポート |
脂肪量多め・たるみ少なめ | 脂肪減少を先行後にシュリンク | 4.5mmメイン |
脂肪・たるみ両方あり | 併用施術(MPモード推奨) | 4.5mm + 3.0mm 組み合わせ |
弾力低下の50代以上 | シュリンク + ブースター併用 | 4.5mm + 1.5mm |
回数ごとの変化を見ると、施術直後は
少し引き締まる感覚とともにフェイスラインがうっすら見えてきます。
変化を感じにくい2〜4週間を経て、
本格的にラインが整ってくるのは
6〜8週間のタイミングです。
「効果がない」とおっしゃる方は、
この効果のピークを迎える前に
判断されているケースが多いですよ。
患者様から
本当によく聞かれる3つの質問
Q1. 二重あごへのシュリンクは一度受ければ永久に続きますか?
永久に持続する施術ではありません。
効果は通常9〜12か月程度維持され、
その後は加齢の流れに沿って
少しずつたるみが戻ってきます。
Q2. 一度に600ショット受ければ
効果は2倍になりますか?
ショット数と効果は比例しません。
二重あご部位は通常100〜150ショットが適切で、
過剰なショット数よりも必要な深さに
正確にアプローチすることのほうがはるかに重要です。
Q3. シュリンクを受けた後、
顔がこけて見えることはありますか?
可能性はあります。
特に頬の脂肪が少ない方が頬骨下方まで
広い範囲で受けると、中顔面がこけて見えることがあります。
そのため施術前に脂肪の厚みをしっかり確認し、
深さを細かく調整することが安全のために欠かせません。
今日ひとつだけお持ち帰りいただくとすれば、
— シュリンクは脂肪を溶かすのではなく、
筋膜を引き締める施術だということです。
脂肪量が多い方は、まず量を減らすことで
はじめてフェイスラインが見えてきます。
次回は
「ダブルスリム注射後のシュリンク、
1か月間隔がなぜ正解なのか」を
詳しくお話しします。
以上、ウィ・ヨンジンでした。










