【コラム】ジュベルックはフィラー?スキンブースター?医師がお答えします
ジュベルックと従来のフィラーの違い——すでに作られたものを入れるのか、自分で作らせるのか?

ジュベルック、従来のフィラーとは何が違うのですか?
こんにちは。ビューティーストーン医院のウィ・ヨンジンです。「ジュベルックはフィラーですか?それともスキンブースターですか?」というご質問をよくいただきます。
フィラーがすでに作られた物質を皮膚の中に注入するものであるとすれば、ジュベルックはコラーゲンを自ら生成するよう肌を刺激する施術です。
今回は、ジュベルックについて徹底解説いたします。
ジュベルックはフィラー?スキンブースター?
実はこれ、少し難しい問いでして、ジュベルックをひとつのカテゴリに明確に分類するのは難しいのです。公式の分類では、PDLLA成分を基盤としたコラーゲンスティミュレーター(生成促進剤)とされています。
スカルプトラはPLLA——とても似ていますよね 笑
ヒアルロン酸(HA)を主成分とする従来のフィラーとは、そもそもの出発点が異なります。従来のHAフィラーは、注射した部位に直接ボリュームを補填する仕組みです。
一方ジュベルックは、PDLLA微粒子が皮膚の内側からコラーゲン生成を促しながら、同時にHAが即時的なうるおい感をもたらす、という二段階の構造になっています。つまり、単純に「埋める」のではなく、肌そのものが反応してハリと厚みを取り戻すよう導くのです。
そのため、スキンブースターのような使い方もできますし、場合によっては軽いボリューム補充を目的として活用されることもあります。
従来のフィラー vs ジュベルック 一目比較
項目 | 従来のHAフィラー | ジュベルック |
主成分 | ヒアルロン酸(HA) | PDLLA + HA |
作用メカニズム | 直接ボリュームを補填 | コラーゲン生成を促進 |
持続効果 | 通常6〜12ヶ月 | コラーゲン生成後も持続 |
主な目的 | フェイスライン・シワの修正 | 弾力・肌質・ハリの改善 |
注入深度 | 部位により異なる | 主に真皮層(浅め) |
どのような方にジュベルックが向いていますか?
診療室でジュベルックをお勧めするのは、主に以下のようなケースです。
- 肌が薄くなり始め、たるみが気になり始めた方
- フィラーを入れるほどではないけれど、弾力と肌質は整えたい方
- 全体的な肌の質感アップを望む方
- リジュランを試してみたけれど、もう一歩物足りなさを感じている方
ただ、ここで大切なことをお伝えしなければなりません。ジュベルックは「あらゆる肌に対応できる万能施術」ではありません。
ボリュームが大きく失われている方や、深いシワを早急に改善したい方には、従来のフィラーのほうが適している場合が多いです。ジュベルックはあくまで肌そのものの質を高める施術であり、即効性のあるフェイスライン修正を目的とするものではないからです。
ウィ・ヨンジン院長の実践メモ:
私の経験では、ジュベルックの効果が最も出やすかったのは、30〜40代前半で肌が薄くなり始め、弾力の低下が主なお悩みの方でした。
反対に、すでにかなりたるみが進んでいる方は、ジュベルックだけでは限界がありました。そのような場合は、リフティングやボリュームフィラーと組み合わせることで、はじめて実感できる変化が生まれることが多いです。
そしてもうひとつ必ずお伝えしていることがあります。ジュベルックは1回で劇的な変化を期待するより、2〜3回の継続施術によって効果が積み重なっていく仕組みです。1回受けた後に「よくわからない」とおっしゃる方が思いのほか多く、そのため私は必ず事前にこの点をご説明するようにしています。
デメリットは費用面です。1回で完結するのではなく繰り返しが必要なため、トータルのコストが相応にかかることがあります。^^..
ジュベルックの施術は、どのように行われますか?
施術自体はそれほど複雑ではありません。麻酔クリームを塗布して一定時間待った後、細い針で真皮層に注射する方法です。施術時間は通常15〜20分程度です。
正直にお伝えすると、痛みはあります。麻酔クリームを使用しても、注射部位によっては敏感に感じる方もいらっしゃいます。耐えられないほどの強い痛みではありませんが、額や目の周りなど、骨の上の部位はやや不快に感じやすい傾向があります。
施術直後から洗顔や軽いメイクは可能です。あざやむくみには個人差がありますが、私の経験では多くの方が2〜3日以内に落ち着かれています。ただし、施術当日と翌日は飲酒や激しい運動はお控えいただくことをお勧めします。
ポイントまとめ:ジュベルックはPDLLAによってコラーゲン生成を促す施術です。即効性のあるボリューム補填ではなく、肌質の根本的な改善を目的としており、繰り返し施術によって効果が蓄積されます。
ジュベルック vs リジュラン、何が違いますか?
よく混同されますが、ジュベルックとリジュランは成分からして異なります。
リジュラン(PDRN)はサーモンDNA由来の成分で、ダメージを受けた細胞の回復をサポートする仕組みです。ジュベルック(PDLLA)は、生分解性高分子が物理的にコラーゲン生成を刺激する構造です。
どちらも「肌の回復」というキーワードで括られがちですが、作用メカニズムは異なり、アプローチするターゲットも少し違います。
少し専門的になりますが整理すると、リジュランは細胞レベルでの回復に重点があり、ジュベルックは真皮層のコラーゲン構造そのものを厚く再構築することに重点があります。
そのため、両方を組み合わせて施術するケースもありますし、肌の状態によってどちらを先に行うかが変わることもあります。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 何回受ければ効果を実感できますか?
最低2〜3回は受けていただいて初めて実感できる方が多いです。通常は4週間ごとに3回を基本としてお勧めし、その後は維持施術を行います。
Q2. 施術後すぐに日常生活に戻れますか?
ほとんどの方は問題なく過ごせます。当日の洗顔や軽いメイクも可能です。ただし、注射跡やあざが生じる場合がありますので、大切なご予定の直前は避けることをお勧めします。
Q3. どこで施術を受けられますか?
ビューティーストーン医院はハプジョン駅の近くにございます。私が直接診察いたします。マンウォン、新村、Ewhaからもアクセスしやすい立地ですので、ご相談がございましたらいつでもお気軽にお越しください。
以上、ウィ・ヨンジンでした。











