男性のフィラーは女性と何が違う?こめかみ・フェイスラインを解説
同じフィラーでも、男性と女性では注入量や深さの考え方が変わります。本記事では、皮膚の厚みによる違いから、こめかみ・フェイスラインへの注入の考え方、リフティング施術と組み合わせる際の順番まで解説します。

最終更新:2026年7月
「女性と同じようにフィラーを入れれば、輪郭がすっきりするはず」——そう考えている男性の方は、意外と少なくありません。
しかし、男性と女性では皮膚の厚みや悩みの中心が異なるため、同じ量・同じ場所に注入すると、かえって輪郭がぼやけてしまうことがあります。
本記事では、男性と女性でフィラーの考え方がどのように違うのか、注入量・深さ・タイミングまで詳しく解説します。
男性フィラーと女性フィラー、仕組みは同じでも印象が変わる理由
男性のフィラー注入は、ヒアルロン酸を真皮・皮下組織・骨膜の上に注入して、たるんだ輪郭を支え直す施術です。使う薬剤や基本的な仕組みは、女性向けのフィラーとほとんど同じです。
ただし、女性向けの設計をそのまま男性に当てはめると、輪郭が丸くなったり、顔つきの印象がやわらかくなりすぎたりすることがあります。これは、注入する量や部位、そして深さの考え方が、本来は男女で変わるためです。
男性の皮膚が厚いと、注入量・深さ・順番はどう変わるのか
男性の皮膚は、女性に比べて真皮が平均20〜30%ほど厚いといわれています。コラーゲンの密度が高く、皮脂腺や毛穴の密度も高いため、同じ年代でも輪郭のたるみそのものが遅れて現れやすい傾向があります。
そのため、女性のように「たるみを持ち上げるためにしっかり量を入れる」という設計は、男性にはあまり向きません。たるみが少ない分、持ち上げる量よりも、こめかみの凹みやフェイスラインの段差など、輪郭がぼやけた部分を少しずつ補うほうが、自然な仕上がりになりやすいと考えられています。
| 項目 | 男性の目安 | 女性の目安 |
|---|---|---|
| 皮膚の厚さ(真皮) | 女性より20〜30%ほど厚い | 男性より薄めな傾向 |
| 目的の中心 | 輪郭を補う(こめかみ・フェイスラインなど) | たるみを持ち上げる |
| 注入量の考え方 | 0.5cc単位で少しずつ | 1か所にまとまった量になることも |
| 注入の深さ | 骨膜の上まで深めに | 表面に近い層も使う |
表はあくまで一般的な傾向で、実際の量や深さは肌の状態によって変わります。ご自身がどちらに近いかは、施術前に医師と一緒に確認するのが安全です。
- こめかみ・フェイスラインなど、輪郭がぼやけた部分を優先する
- 0.5ccほどの少量ずつに分けて注入する
- 骨膜の上まで深めに入れて、表面をふくらませないようにする
深さについても違いがあります。女性は1か所に多めの量をまとめて入れることがありますが、男性は骨膜の上*まで入れて、表面がふくらまずに輪郭のラインだけが整うように設計することが多いです。
骨膜上*:骨のすぐ上にある深い層のことです。ここに注入すると、表面がふくらまずに輪郭のラインだけが整いやすいといわれています。
また、インモードやウルセラのようなリフティング施術を一緒に受ける場合は、先に熱で引き締める施術を行い、2〜3週間ほど空けてからフィラーを入れる順番がすすめられることがあります。順番を逆にすると、熱の影響でフィラーの吸収が早まったり、設計がずれたりすることがあるためです。

こめかみ・フェイスラインへの注入、実際の考え方
診療の現場でも、「ほうれい線を目立たなくしたい」と来院される男性は多いのですが、実際に顔全体を確認すると、ほうれい線よりもこめかみやフェイスラインのラインがぼやけている方が少なくありません。こめかみが凹んでいたり、フェイスラインの輪郭が丸くなっていたりすると、その影響でほうれい線がより深く見えてしまうことがあります。
男性の場合、一度にすべての部位へまとめて注入すると、不自然な印象になりやすいこともわかっています。まずはこめかみ・フェイスラインを中心に控えめに注入し、2〜3週間後に鏡で確認しながら必要な部位だけを少しずつ追加していく進め方が、違和感の少ない結果につながりやすいとされています。
一度で仕上げたいという方には物足りなく感じられるかもしれませんが、周りに「何かした?」と気づかれにくい自然な変化を目指すなら、段階的に進めるほうが安心です。

男性フィラーのよくある質問
女性のような輪郭にならないか心配です
フィラーそのものというより、設計の違いが印象を左右します。女性向けの丸みのある輪郭パターンをそのまま使うと柔らかい印象になりやすいですが、男性の場合はこめかみの凹みだけを補い、フェイスラインは角を残す設計にすることで、男性らしい輪郭を保ちながら整えられるとされています。仕上がりの差が出やすい部分でもあるため、男性の施術例を多く扱うクリニックで相談することをおすすめします。
費用や持続期間は女性と違いますか
薬剤自体の単価は男女で変わりませんが、男性は必要な総量が少なく済むことも多く、支払う費用は女性より抑えられるケースがあります。持続期間は部位によって差があり、こめかみやフェイスラインのように動きの少ない部位は比較的長め、口元やほうれい線のように表情でよく動く部位はやや短めになる傾向があります。男性は表情筋の力が強い傾向があるため、口元は女性よりやや早く効果が落ち着いて感じられることがあります。
ひげが生える部分に注入すると、シェービングに影響はありませんか
フィラーは真皮の下や骨膜の上の深い層に入るのに対し、シェービングは表皮の表面で行うものなので、通常はほとんど影響しません。ただし、施術直後の2〜3日は内出血や腫れが出ることがあり、その間はカミソリの刺激をより強く感じる場合があります。その時期は電気シェーバーに切り替えるか、シェービングを少し控えると安心です。
リスク・ダウンタイムの目安
フィラー注入では、内出血や腫れ、軽い痛みが生じる場合がありますが、多くは数日程度で落ち着くことがほとんどです。男性は皮膚が厚い分、内出血の色がやや濃く見えたり、吸収に少し時間がかかったりする印象があるため、大切な予定の1〜2週間前は施術を避けると安心です。
施術直後から数日は、カミソリの刺激を強く感じる場合があるため、電気シェーバーに切り替えるか、シェービングを控えめにするのがおすすめです。そのほかの注意点や受けられない場合の条件はクリニックや個人差により異なるため、施術前のカウンセリングでしっかり確認することが大切です。症状が長引く場合は、自己判断せず速やかに医師へご相談ください。

まとめ
男性のフィラーは、女性と同じ薬剤・同じ仕組みを使っていても、皮膚の厚みや悩みの中心が異なるため、注入量・深さ・進め方の考え方が変わります。こめかみ・フェイスラインを少しずつ補い、骨膜の上まで深めに設計することで、輪郭の芯を自然に整えやすくなるといわれています。ただし、施術にはリスクや個人差もともなうため、ご自身の肌状態を理解し、医師と相談して決めることが大切です。
ソウル・合井のBeautyStoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「女性っぽくならないか心配」という方も、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q1. 男性がフィラーを受けると、女性っぽい輪郭になりませんか?
フィラーそのものというより、設計の違いが印象を左右します。女性向けの丸みのある輪郭パターンをそのまま使うと柔らかい印象になりやすいですが、男性の場合はこめかみの凹みだけを補い、フェイスラインは角を残す設計にすることで、男性らしい輪郭を保ちながら整えられるとされています。男性の施術例を多く扱うクリニックで相談することをおすすめします。
Q2. 男性フィラーの費用や持続期間は、女性と違いますか?
薬剤自体の単価は男女で変わりませんが、男性は必要な総量が少なく済むことも多く、支払う費用は女性より抑えられるケースがあります。持続期間は部位によって差があり、動きの少ないこめかみ・フェイスラインは比較的長め、表情でよく動く口元はやや短めになる傾向があります。
Q3. ひげが生える部分にフィラーを注入すると、シェービングに影響はありませんか?
フィラーは真皮の下や骨膜の上の深い層に入るのに対し、シェービングは表皮の表面で行うものなので、通常はほとんど影響しません。ただし施術直後の2〜3日は内出血や腫れが出ることがあり、その間はカミソリの刺激を強く感じる場合があるため、電気シェーバーに切り替えるか、シェービングを少し控えると安心です。
Q4. 男性フィラーは1回でどのくらいの量を注入しますか?
こめかみやフェイスラインに0.5ccほどの単位で少しずつ分けて注入するのが基本です。最初から多めに入れるのではなく、まずは控えめに注入し、2〜3週間後に鏡で確認しながら足りない部分だけを追加していく進め方が、自然な仕上がりにつながりやすいとされています。









