インモードFXはどの部位まで?あご下と頬骨下で出力を分ける理由
同じインモードFXでも、脂肪層の厚みが違えば当て方は変わります。積極的に当ててよい部位と、慎重に進めたい部位の分け方を整理しました。

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この記事でわかること
· インモードFXが主に届くのは真皮と浅い皮下脂肪の境界で、深いたるみは別の手段が必要です
· あご下は脂肪層が厚く、頬骨下はおよそ2〜5mmしかないことが多い部位です
· 頬骨下はあご下より出力を一段階から二段階ほど下げる設計が大切とされています
· 本来の結果が見えるのは4〜8週間ごろで、腫れが引く時期の見え方だけで判断しないでください
インモードFX(InMode FX)を検討するとき、多くの方が迷うのは「受けるかどうか」ではなく「どの部位まで当てるか」です。先に結論をお伝えすると、あご下や二重あごのように脂肪層が厚い部位は比較的進めやすく、頬骨下のように脂肪層が薄い部位は出力を下げて慎重に設計する部位です。同じ機器でも、この分け方をしているかどうかで結果が変わります。
「頬骨下の凹み」という副作用が話題になるのは、まさにここが理由です。この記事では、インモードFXがどの層に働く施術なのかを確認したうえで、部位ごとに当てる・控えるをどう決めるか、受けたあとの経過はどう見るかを順番に整理します。仕上がりや経過には個人差がありますので、最終的な判断は診察のうえで決めていきましょう。
インモードFXはどの層に効く施術ですか
部位選びを決めるには、まずどの層に届く施術なのかを知っておくと迷いにくくなります。インモードFXは、バイポーラ(双極)方式の高周波エネルギーを浅い皮膚層に届け、脂肪細胞の細胞壁に直接働きかける施術です。
よく比較されるサーマジやオリジオのようなモノポーラ(単極)方式の高周波は、比較的広い範囲にじんわりと熱を伝えて引き締めを狙う仕組みです。一方でインモードFXは2つの電極の間隔を狭く設定し、真皮と浅い皮下脂肪の境界にエネルギーを集中させます。
そのためインモードFXは、肌の引き締めというより「脂肪を少し減らしながら肌を引き締める」施術に近いといえます。電子レンジで食品を温めるとき、厚みのある部分はじっくり均一に温まる一方、薄い部分だけ先に熱が入りすぎることがありますが、インモードFXにもよく似た性質があります。
つまり、部位ごとの「厚み」が結果を左右する施術です。だからこそ、当てる場所を決める段階が施術そのものと同じくらい大切になります。
あご下と頬骨下では、なぜ当て方が変わるのですか
あご下や二重あごの部分は脂肪層が比較的厚いため、多少出力を上げても大きな問題にはなりにくい部位です。一方で頬骨下は脂肪層がおよそ2〜5mmほどしかないことが多く、あご下と同じ出力で照射すると、脂肪細胞の細胞壁が必要以上に壊れてしまう場合があります。
インモードFXは「脂肪を溶かす」施術ではなく、バイポーラ高周波で脂肪細胞の壁そのものを壊す施術です。壊れた細胞壁は、数ヶ月かけてマクロファージ*が少しずつ処理していきますが、処理される体積が想定より大きいと、その分だけボリュームが目立って減って見えることがあります。これが頬骨下の凹みにつながります。
*マクロファージ(macrophage): 体内の古くなった細胞や組織のかけらを取り込んで処理する免疫細胞です。*
そのため頬骨下のような脂肪層の薄い部位は、あご下より出力を一段階から二段階ほど下げて照射することが大切だとされています。この調整が行われないと、施術から4〜8週間(約1〜2ヶ月)ほど経ったころに「頬骨の下だけ不自然に凹んで見える」と感じるケースにつながりやすくなります。
積極的に当てる部位と、慎重に進める部位の分け方
カウンセリングでは、希望の部位をそのまま受けるのではなく、組織の状態から一度分けて考えます。目安として次のように整理すると判断しやすくなります。
| 部位・お悩み | 組織の特徴 | インモードFXの位置づけ | 迷ったときの選択肢 |
|---|---|---|---|
| あご下・二重あご | 脂肪層が比較的厚い | 得意な部位です | 回数を分けて様子を見ながら進めます |
| 頬骨下 | 脂肪層がおよそ2〜5mm | 出力を下げて慎重に進めます | 凹みが心配なら当てない判断もあります |
| フェイスラインのたるみ | SMAS筋膜層まで関わることがあります | 単独では届かないことがあります | ウルセラをはじめとするHIFU系や糸リフトと相談します |
インモードFXは真皮から浅い皮下脂肪の境界が主な対象のため、SMAS筋膜層まで深く関わるたるみには単独では対応しきれないこともあります。その場合はHIFU系施術や糸リフトと組み合わせて検討したほうが結果につながりやすいとされています。
ご自身に合う組み合わせは、脂肪の厚み・たるみの度合い・希望の変化量の三つを一緒に見てから決めるのが安全です。どれか一つだけを見て決めると、当てすぎか物足りないかのどちらかに寄りやすくなります。
受けたあとの経過と、注意したい変化の見分け方
施術後は「これは副作用なのか、普通の経過なのか」と迷いやすい時期があります。まずは時間の流れで整理しておきましょう。
- 施術直後〜当日 — 熱感や軽い赤みが出ることがあります
- 1〜3日 — 腫れやつっぱり感が残る場合がありますが、通常は自然に和らいでいきます
- 1〜2週間 — 腫れが引く過程で、一時的にボリューム感が変わって見えることがあります
- 4〜8週間(約1〜2ヶ月) — 組織の整理が進み、本来の結果が見えてくる時期です
熱感・ヒリヒリ感、赤みや腫れは、多くの場合が高周波の熱による一時的な正常反応です。紛らわしいのは、施術直後は腫れによって一時的にボリュームが出るため、腫れが引く1〜2週間ごろに「前より頬がこけたのでは」と不安になりやすい点です。この段階の見え方だけで判断するのは早いといえます。
一方で、3日を超えて片側だけ強い赤みが続く、水ぶくれやかさぶたができる、数ヶ月経っても左右差のある凹みが残る、あるいは徐々に目立ってくる場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに施術を受けたクリニックへご相談ください。施術当日は強い刺激を避け、冷却と保湿を心がけると過ごしやすくなります。
なお、一度壊れた脂肪細胞は元に戻せないため、頬骨下に凹みが生じた場合は、フィラーやスカルプトラのようなコラーゲンブースターでボリュームを補う方向で相談することになります。だからこそ、最初の照射時点で部位ごとに出力を調整しておくことが、結果的に負担の少ない選択だといえます。
ハプチョン(合井)のBeautystoneではこう決めています
当院では、インモードFXを「どこに当てるか」から先に決めます。ウィ・ヨンジン院長も、あご下と頬骨下を同じ設計で進めることはせず、脂肪の厚みを確認してから出力を分けて計画します。受ける前に確認しておきたい項目は次の四つです。
- 部位ごとの脂肪層の厚みを確認しているか — 頬骨下とあご下で出力を分けて設計しているかがポイントです
- カウンセリングで根拠を説明してくれるか — なぜその出力なのか理由まで話してくれると安心材料になります
- 経過観察をきちんと案内してくれるか — 腫れが引く時期の見え方まで事前に説明があると迷いにくくなります
- 無理に1回で仕上げようとしないか — 部位によっては回数を分けて慎重に進める判断も大切です
ハプチョン(合井)駅から歩ける小さなクリニックですが、規模よりも、実際に肌と脂肪の状態を見た医師が部位ごとに設計しているかどうかのほうが結果に影響します。仕上がりや経過には個人差がありますので、ご自身の状態を踏まえて医師と相談しながら決めていきましょう。
ソウル・ハプチョン(合井)のBeautystoneクリニックでは、LINEでのご相談も承っています。「あご下は受けたいけれど頬骨下の凹みが心配」という段階でも、そのままお聞かせください。
よくある質問
あご下と頬骨下を同じ日に一緒に当てても大丈夫ですか?
同じ日に受けること自体は珍しくありませんが、前提として部位ごとに出力を分けて設計していることが大切です。あご下と同じ設定のまま頬骨下へ照射すると、脂肪層の薄さから細胞壁が必要以上に壊れる場合があります。無理に1回で仕上げず、回数を分けて進める判断も選択肢のひとつです。
フェイスラインのたるみはインモードFXだけで足りますか?
たるみの主体がSMAS筋膜層にある場合、インモードFX単独では対応しきれないことがあります。主な対象が真皮から浅い皮下脂肪の境界だからです。その場合はウルセラをはじめとするHIFU系施術や糸リフトとの組み合わせを相談したほうが、結果につながりやすいとされています。
痛みはどのくらいありますか?
多くの方が挙げるのは、高周波による熱感やヒリヒリした感覚です。感じ方には個人差があり、部位や出力によっても変わります。当日は強い刺激を避け、冷却と保湿を心がけると過ごしやすくなります。痛みが不安な場合は、カウンセリングの段階で伝えておくと設計に反映しやすくなります。
結果が見えてくるのはいつごろですか?
本来の結果は4〜8週間(約1〜2ヶ月)ほどかけて見えてくる傾向があります。壊れた脂肪細胞の壁が数ヶ月かけて少しずつ整理されていくためで、腫れが引く1〜2週間ごろの見え方はまだ途中経過です。気になる変化があるときは、その時期を待たずに医師へご相談ください。





