ウルセラ300ショットの見積もり、部位ごとの配分はどう確かめる?
見積もりのショット数は、合計より内訳が大切です。1ショットが何ラインか、あご下・フェイスライン・頬・首にどう配分するか、600ショットで増える分の行き先、副作用と旅行中の注意まで整理しました。
ウルセラ300ショットの見積もりは、部位ごとのライン数と深さまで書かれて、はじめてほかと比べられます。研究で使われた量は、フェイスラインと首で650ライン以上、顔と首で800ラインでした。
300ショットはそれより狭い範囲に合う数です。どこに寄せるかが、見積もりの中身を決めます。
見積もりの「300ショット」は、何を数えている?
研究論文では、照射量をショットではなく、ライン(照射の列)の本数で記録しています。見積もりの1ショットが1ラインにあたるかを、最初に聞いておきましょう。単位がそろえば、論文の数字や別の見積もりとも並べられます。
もうひとつ見ておきたいのが深さです。顔と首を扱った研究があり、アジア人25人に深さ4.5mmと3.0mmを使い分け、計800ラインを照射していました。
1つの部位で浅い層と深い層の両方に照射すると、その部位にはラインが2回入ります。300ショットの中でフェイスラインに2つの深さを使えば、そのぶん頬や首へ回せる本数は減ります。深さを1つにするか2つにするかは、画面に映る皮膚の厚さとゆるみ具合を見て選びます。

300ショットの配分表、部位ごとに何を確かめる?
見積もりを受け取ったら、合計の下に部位ごとの内訳があるかを見てください。内訳がない場合は、次の表の形で書いてもらうと確かめやすくなります。
| 部位 | 見積もりで確かめる数字 | 鏡での見分け方 |
|---|---|---|
| あご下 | ライン数と、使う深さの数 | うつむくと、あごの下が垂れる |
| フェイスライン | ライン数と、耳の下からあご先まで含むか | 耳の下からあご先への線が途中でぼやける |
| 頬 | 今回の計画に入っているか | 力を抜くと、口角の横に頬の肉が乗る |
| 首 | 入っている場合のライン数 | 首まで含めるかは相談で決める |
あご下とフェイスラインだけが当てはまるなら、300ショットをその2か所に寄せる計画が立てやすい範囲です。頬まで当てはまる場合は、頬を今回含めるか次回に回すかを先に決めてから、数字を比べましょう。
左右でたるみ方に差があれば、顔全体の釣り合いを医師が見たうえで、片側の本数を変えることもあります。

600ショットの見積もり、増えた300ラインはどこへ?
600ショットは、同じ部位にラインを密に置くか、首や頬まで範囲を広げるかに使われます。本数が2倍になっても、たるみの改善が2倍になるという根拠はありません。
30人を対象にしたウルセラピープライムの報告では、照射はフェイスラインと首あわせて650ライン以上でした。評価には、たるみの程度を表す点数が使われました。90日目に1点以上よくなった人は、首で86.7%(26人)、フェイスラインで70%(21人)でした。
ただし、この30人はたるみが軽めの人が中心でした(軽いと判定された割合はフェイスライン70%、首60%)。ライン数を変えて比べた研究でもないため、この数字から300と600の差は見積もれません。
600ショットの見積もりなら、増えた300ラインが首に回るのか、フェイスラインに重ねるのかを書いてもらってください。見積もりが2枚あるときは、あご下・フェイスライン・頬・首の欄を横に並べて見比べます。空欄の部位は、今回の計画に入っていません。

ウルセラの副作用は?様子を見てよい反応と連絡したい変化
腫れや赤み、触れると痛む感じ、内出血(あざ)は、照射のあとによく報告される反応で、多くは一時的です。なかなか引かないときは、早めに医師に相談してください。
頻度は低いものの、次のような変化も報告されています。気づいたらその部分を写真に残し、すぐに連絡するか受診してください。
- 照射した線に沿って、水ぶくれができた
- 皮膚の表面がただれ、傷のような状態になった(潰瘍)
- 顔の片側が、思うように動かない(神経のまひ)
症状が強いときは、LINEでの連絡より、近くの医療機関の受診を先にしてください。

滞在中にウルセラを受けるなら、帰りの便と写真の予定は?
睡眠麻酔をした当日を別にすれば、ウルセラのあとに飛行機に乗るからといって日程を延ばす必要はありません。写真を撮る観光の予定なら、300ショット前後の範囲で腫れが表に出ることはほとんどありません。範囲を広げる計画で撮影の日が決まっている場合は、その日付を先にLINEで伝えておいてください。
フィラーのように当日に形が変わる施術もありますが、ウルセラは一度の来院で大きく変えるものではありません。時間をかけて、以前の輪郭へ少しずつ近づく方向の変化です。
帰国後に気になる変化が出たときは、写真を添えてLINEでご相談いただけます。水ぶくれや、顔の片側が動かしにくいといった強い変化なら、日本で近くの医療機関にかかることを優先してください。

まとめ:合計の数字より、部位ごとのライン数を確かめる
300ショットか600ショットかを決める前に、見積もりの内訳を確かめると判断しやすくなります。ご相談では「自分のあご下には、どの深さで何ライン置くのか」を聞いてみてください。
ウルセラは自由診療(保険適用外)のため、費用は照射する部位とショット数で変わります。リスクもあるため、たるみの範囲を医師と一緒に確かめて決めることが大切です。
ビューティーストーン医院はソウルのハプチョン(合井)にあり、ご相談はLINEで受け付けています。日本語を話すスタッフがいるので、やり取りも日本語で進められます。LINEには次の3つを添えてください。
- 正面と横顔の写真を1枚ずつ
- 鏡で最初に気になる部位(あご下・フェイスライン・頬のどれか)
- 以前に受けたリフトアップやフィラーの時期と部位
参考にした資料
- アジア人25人の顔と首に800ラインを照射した報告(Dermatol Surg, 2017)
- ウルセラピープライムでフェイスラインと首を治療した30人の観察(Plast Reconstr Surg Glob Open, 2025)
- ウルセラ後に起きた合併症の症例報告と文献レビュー(Lasers Surg Med, 2018)
- 超音波画像を見ながら行うリフトの副作用を集めたシステマティックレビュー(Dermatol Surg, 2025)
よくある質問
Q. ウルセラの痛みが心配です。どんな麻酔がありますか?
A. 施術中や施術後の痛み、押すと痛む感じは、ウルセラでよく報告される反応です。使える麻酔は、肌に塗るクリーム、局所に打つ注射、睡眠麻酔の3つです。部位や痛みへの敏感さ、照射範囲を見て、どれにするかを診察で相談します。範囲が広い日に限って検討するのが睡眠麻酔で、いつも使うわけではありません。
Q. ウルセラの効果は、いつごろから分かりますか?
A. ウルセラの効果は、照射した日よりも数か月後に確かめるものです。研究でも、変化を測ったのは照射から90日目と180日目でした。感じ方には個人差があるため、施術前に同じ光と角度で写真を撮っておくと、あとで比べやすくなります。
Q. 足りないと感じたら、すぐに追加で照射できますか?
A. 研究では、最初の照射から3か月ほどたった時点で追加を考えるよう提案されています。それまでは同じ部位にすぐ重ねるより、変化を見守る日程にします。3か月後に施術前と同じ場所と光で正面と横顔を撮り、見比べてから決めましょう。
Q. あご下だけがたるんでいるのに、600ショットをすすめられたら?
A. あご下だけのたるみなら、増えた300ラインの使い道を先に確かめます。あご下を密にするためか、首や頬へ広げるためかを聞いてみてください。たるみがあご下1か所に集まっているなら、300ショットの計画と並べて比べるのがおすすめです。2つの計画の部位ごとのライン数を同じ形の表でもらうと、違いが見えやすくなります。
Q. フィラーや糸リフトを受けた部位にも、ウルセラを照射できますか?
A. フィラーや糸リフトを受けた部位は、受けた時期と場所を先に確かめてから照射する位置を決めます。重なる部位があれば、今回ラインを置く場所が変わることがあります。正確に覚えていなくても、受けた月と部位がおおよそ分かれば計画の助けになります。
Q. 大事な予定がある場合、ウルセラはいつ受けるのがよいですか?
A. 腫れや赤みはよく報告される一時的な反応ですが、どのくらい続くかは人によって違います。撮影や式のような大事な日があるなら、ご相談の最初にその日付を伝えてください。日付を見て、施術日を余裕のある前のほうに置きます。
Q. 2回目のウルセラも、300ショットで受けますか?
A. 2回目のショット数は、1回目のあとに撮った写真を見て決めます。残ったたるみがあご下1か所なら数を減らし、頬や首にも見えるなら範囲を広げて計画します。日付を先に決めるより、3か月ほどたった写真から見比べる進め方がとられています。








