医療脱毛の効果がない気がする?回数・出力・毛質を確認
「効いていない」と感じる時期の多くは、経過の途中か、毛質に波長が合っていないかのどちらかです。
この記事でわかること
· 「何回で終わる」と言い切れる施術ではありません。回数には毛の密度や太さによる個人差があります。
· 細く浅い毛は755nm、太くて根が深い毛は1064nmというように、毛質と部位で波長を切り替えます。
· 出力は強ければよいものではなく、肌の状態や直近の紫外線ダメージを踏まえて決めるものです。
· 施術ごとの出力を記録し次回に反映しているかどうかが、結果にも総額にも効いてきます。
先に結論からお伝えします。医療脱毛で「効果がない」と感じたときに確認する順番は決まっています。①いま何回目で、経過のどの段階にいるのか、②毛質と部位に波長が合っているか、③出力とパルス幅が肌の状態に合わせて調整されているか、この3つです。回数を足す前に、この順で見直したほうが近道になります。
ソウル・ハプチョン(合井)のBeautystoneクリニック、キム・ガウルです。ジェントルマックスプロプラスは755nmのアレキサンドライトレーザーと1064nmのNd:YAGレーザーを1台で使い分けられる医療脱毛用の機器ですが、同じ機器でも設定が合っていなければ結果は変わります。感じ方や経過には個人差があります。
「効果がない」と感じる時期は、経過の途中かもしれません
まず回数の話からです。医療脱毛は「必ず何回で終わります」と言い切れる施術ではありません。毛の密度や太さ、部位によって必要な回数が変わるためです。この前提を飛ばして回数だけを比べると、経過の途中を「効かなかった」と判断してしまいます。
- 6〜10回あたり:毛の密度が半分程度まで減っていく区間とされています
- そこからさらに数回:毎日の髭剃りから解放されたと感じる段階までの目安です
- 男性のひげの場合:当院の施術記録では13回前後で仕上げに向かうことが多い傾向です
- いずれも個人差があり、回数を一律にお約束できるものではありません
つまり「6〜10回で密度が半分」と「毎日の髭剃りから解放される」は、同じ地点ではありません。この2つを同じものとして期待していると、経過が順調でも効果がないように感じられます。まずご自身が何回目で、毛の量が以前と比べてどう変わったかを確認してみてください。
毛質と部位で、使う波長が変わります
次に毛質です。ジェントルマックスプロプラスは、性質の異なる2つの波長を使い分けられる点が特徴とされています。細く浅い毛には755nm、太くて根が深い毛には1064nmというように、毛質や部位に合わせて切り替えます。
レーザーの熱エネルギーが毛根の奥にある組織まで届くことで、毛が生えにくい状態を目指す仕組みです。逆に言えば、届く深さと毛のある深さが合っていなければ、回数を重ねても手応えが出にくくなります。ご自身の毛が細い産毛寄りなのか、太くて根の深い毛なのかを、カウンセリングで一緒に確認しておくと安心です。
出力・パルス幅・スポットサイズの役割を分けて考える
設定の話は難しく聞こえますが、役割ごとに分けると単純です。3つの要素が、それぞれ違う仕事をしています。
| 要素 | 役割 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 波長(755nm / 1064nm) | どの深さの毛に届くかを決める | 自分の毛質でどちらを使っているか |
| スポットサイズ(26mm) | 一度に照射できる範囲。広い部位を均一に照射しやすい | 背中や脚など広い部位での照射ムラ |
| 出力 | 熱をどれだけ届けるか。強すぎれば肌への負担になる | 肌の状態に合わせて調整されているか |
| パルス幅(2ms程度まで) | 短く調整することで細く浅い毛にも対応しやすい | 産毛に手応えがないと感じるとき |
機器によってはスポットを大きくすると出力が下がってしまうケースもありますが、この機器は出力を維持しやすい設計とされています。広い範囲を扱う部位ほど、この差は経過に表れやすくなります。
効かない出力と、危ない出力のあいだ
ここは先にお伝えしておきたい部分です。熱エネルギーを利用するレーザー脱毛では、火傷のリスクを完全にゼロにすることはできません。だからこそ「効果がないなら出力を上げればいい」という発想は取りません。
- 注意したい状況:肌が敏感な状態のときに、強いエネルギーで照射された場合
- 注意したい状況:直近で紫外線を浴び、肌がまだ落ち着いていない状態での施術
- ひげなど毛の密度が高い部位:レーザーの吸収率が高くなりやすく、熱を強く感じやすい
- 施術後に肌が一時的に敏感になることがありますが、多くは時間とともに落ち着いていく傾向です
痛みを抑える工夫としては、DCDと呼ばれるガスクーリングシステムが使われています。照射の直前と直後に肌の表面を瞬間的に冷やし、熱による刺激を和らげる狙いがあるとされています。それでも痛みの感じ方には個人差があり、部位や毛の密度によっても変わります。気になる症状が続く場合は、自己判断せず早めに医師へご相談ください。
施術ごとの記録が残っているかどうか
最後に、費用の差を生む4つ目の基準についてです。脱毛の総額は部位・回数・波長で決まると説明されることが多いのですが、実際にはもうひとつ、「どれだけ丁寧に記録されているか」が効いてきます。
前回どの波長で、どの出力で照射し、肌がどう反応したか。それが残っていなければ、次回は前回と同じ設定を繰り返すしかありません。逆に記録があれば、毛の減り方と肌の反応に合わせて次の設定を決められます。結果として不要な回数が減り、総額も変わってきます。
効果や安全性は、機器の性能だけで決まるわけではないとされています。同じ機器を導入していても、施術前に肌の状態をしっかり確認してくれるかどうかで、仕上がりや肌トラブルのリスクは変わってくる可能性があります。ハプチョン(合井)のBeautystoneクリニックでは施術ごとの出力と反応を記録し、次回の設定に反映しています。遠方にお住まいの方は、経過を診てもらえる先をお住まいの地域にも確保しておくと安心です。
よくある質問
何回くらいで効果を実感できますか?
回数を言い切れる施術ではありません。目安として、6〜10回あたりで毛の密度が半分程度まで減っていく区間とされ、毎日の髭剃りから解放されたと感じる段階まではそこからさらに数回かかることが多いです。男性のひげでは当院の記録で13回前後が目安になっています。毛質や部位による個人差があります。
出力が高いほど効果が出るのでしょうか?
そうとは限りません。エネルギーが強すぎると肌への負担につながるため、出力の調整も重要な要素とされています。特にひげのように毛の密度が高い部位はレーザーの吸収率が高くなりやすく、熱を強く感じやすいため、肌の状態や毛質を踏まえて決めることが大切です。
日焼けした後でも施術を受けられますか?
直近で紫外線を浴びて肌がまだ落ち着いていない状態での施術は、特に注意が必要とされています。予定が近い場合は、無理に受けるより先に肌の状態を診てもらってください。施術前のカウンセリングで、直近の紫外線ダメージの有無を必ず共有しておくと安心です。
クリニックによって費用が違うのはなぜですか?
部位・回数・使う波長で変わるのが基本ですが、もうひとつ、施術ごとの出力と肌の反応が記録され次回に反映されているかどうかも影響します。記録がないと設定を見直せず、必要以上に回数が増えることがあるためです。見積もりを比べるときは、1回あたりの金額だけでなくこの点も確認してみてください。





