鎮静麻酔中でも痛みを感じることはあるの?
鎮静麻酔は痛みをなくすものではなく、眠りを誘うもの。施術中に痛みを感じる理由がちゃんとあります。

鎮静麻酔中でも痛みを感じることはあるの?
💡 読む前にまずご確認ください
Q. 鎮静麻酔をすれば、施術中の痛みは完全になくなるのではないですか?
A. いいえ、そうではありません。鎮静麻酔は痛みをなくすものではなく、眠りを誘うことが目的です。痛みを遮断するには、別途の麻酔が必要です。
Q. では、鎮静麻酔中に痛みを感じることもあるのですか?
A. はい、鎮静の深さと施術の強度によっては感じることがあります。そのため、どの麻酔をどのように組み合わせるかがとても重要です。
「鎮静麻酔の目的は、痛みの除去ではなく、眠りの誘導です」
— ウィ・ヨンジン 院長(ホンデ ビューティーストーン医院)

鎮静麻酔とは?
鎮静麻酔(Procedural Sedation)とは、
鎮静剤(主にミダゾラム、プロポフォールなど)を
静脈投与することで意識を低下させ、
眠った状態へと誘導する方法です。
全身麻酔とは異なり、筋弛緩や
完全な意識消失を目的とするものではなく、
「不安・恐怖・記憶を和らげること」に重点を置いています。
鎮静麻酔が痛みをなくしてくれると思っていた方へ、これが大切なポイントです
多くの方が誤解されているのですが、
鎮静麻酔と鎮痛(痛み止め)の麻酔は、まったく異なる仕組みで働きます。
鎮静麻酔に使用される薬剤は、
脳の「不安と記憶」を司る部位に作用します。
わかりやすく言うと、その瞬間の記憶を残さないようにし、
不安な感覚を和らげるためのものです。
一方、痛みのシグナルは末梢神経から始まります。
皮膚が刺激を受けると → 神経が反応し → そのシグナルが脳へ伝わるという経路ですが、
鎮静麻酔の薬剤はこの経路を遮断しません。
そのため理論上は、
鎮静麻酔をしていても十分に強い刺激があれば
身体が反応したり、浅い眠りの状態で
痛みを感じることがあります。
実際に診察していると、こんなお言葉をよく耳にします。
「確かに眠っていたと思うのですが、
なんとなくチクッとした感じはありました。」
これは正常なことです。施術のミスではなく、
鎮静麻酔の特性を理解すれば、ごく自然なことです。

少し難しいのは、
鎮静の深さが人によって異なるため、
同じ用量でも深く眠れる方もいれば、
浅い眠りで反応が出る方もいる点です。
そのため施術の特性に応じて、
鎮静麻酔のみで十分なケースもあれば、
局所麻酔を併用する必要があるケースもあります。
この判断を適切に行うことが、医師の大切な役割です。

👨⚕️ ウィ・ヨンジン院長の重要ポイント:
鎮静麻酔の目的は「痛みの除去」ではなく「眠りの誘導」です。
痛みのシグナル自体を遮断するには、局所麻酔や神経ブロックが別途必要です。
施術前に、どの麻酔をどのように組み合わせるか、必ず担当医師にご確認ください。
では、鎮静麻酔中の痛みにはどう向き合えばよいのでしょうか
ここで重要なことが一つあります。
鎮静麻酔をするからといって、
痛みへの備えが完了したわけではないということです。
施術部位や方法によって、
麻酔の組み合わせを変える必要があります。
例えば、リフティング施術や脂肪溶解注射のように
刺激の強い施術では、
鎮静麻酔だけでは痛みの管理が不十分になることがあります。
当院では通常、このように対応しています。
鎮静麻酔の前に、施術部位ごとに
局所麻酔クリームや注射をあらかじめ使用し、
その上で鎮静誘導を併用します。
こうすることで、施術後に目が覚めた患者様から
「思っていたより全然痛くなかったです」というお声をとても多くいただきます。
反対に、鎮静麻酔だけを信頼して
局所麻酔なしで施術を行うと、
途中で身体がびくっとしたり、
浅い鎮静状態で痛みの記憶が残るケースも生じます。
正直に申し上げると、
麻酔の組み合わせをどう構成するかは、
施術の結果と同じくらい重要な部分です。
種類 | 鎮静麻酔(セデーション) | 局所麻酔 | 全身麻酔 |
|---|---|---|---|
目的 | 眠りの誘導、不安・記憶の抑制 | 特定部位の痛みシグナルを遮断 | 完全な意識消失+筋弛緩 |
痛みの遮断 | ❌ 直接遮断しない | ✅ 対象部位を遮断 | ✅ 全体を遮断 |
意識 | 半意識〜浅い眠り | 意識あり | 完全に消失 |
回復時間 | 30分〜1時間程度 | 数時間(部位による) | 数時間以上 |
主な用途 | 皮膚レーザー、リフティング、脂肪施術 | 注射、簡単な切開施術 | 外科的処置 |

よくあるご質問
Q1. 鎮静麻酔中に目が覚めたり、記憶が残ることはありますか?
A. はい、まれにあります。
鎮静が浅い場合、施術中の音や感覚を
うっすらと認識することがごくまれにあります。
ただし、プロポフォールを使用した鎮静麻酔は
記憶の形成自体を抑制する特性があるため、
何かを感じていても、目が覚めた後に覚えていないことが多いです。
不安な場合は、施術前に担当医師にお伝えください。
Q2. 鎮静麻酔の費用はどのくらいですか?別途請求されますか?
A. ほとんどのクリニックでは、施術費用とは別に
鎮静麻酔の費用が追加で請求されます。
ケースによって異なりますが、
一般的には5〜15万ウォン程度が多いです。
ただし、鎮静麻酔を受けるからといって
局所麻酔の費用が含まれるとは限りませんので、
カウンセリング時に麻酔の内容を具体的にご確認されることをお勧めします。
Q3. 鎮静麻酔後、一人で帰宅しても大丈夫ですか?
A. いいえ、お一人での帰宅はお控えください。
鎮静麻酔後は、反応速度や判断力が一時的に低下します。
施術当日の運転は絶対に避けていただき、
公共交通機関をご利用の際もできる限りご同伴の方をお連れください。
また、麻酔当日の飲酒もお控えください。
薬物の代謝が完了していない状態でアルコールが入ると、
予期しない反応が生じる可能性があります。
施術前に十分なカウンセリングを受けた上でご判断されることをお勧めします。以上、ウィ・ヨンジンでした。
▶ 合わせて読みたい







