レディエスとは?ヒアルロン酸フィラーとの違いをやさしく解説
レディエス(CaHA)は、ヒアルロン酸フィラーとは異なる仕組みでボリュームとハリの両方に働きかけるとされるフィラーです。仕組みの違いや持続期間、気をつけたいリスクを解説します。

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最終更新:2026年7月
頬がふっくらしていた頃の写真を見て、「最近、頬のあたりが寂しくなった気がする」と感じたことはありませんか。
年齢を重ねると、肌のハリだけでなく、内側から顔を支えるボリュームそのものが少しずつ失われていきます。スキンケアや表情筋トレーニングだけでは、こうした変化を取り戻すのは難しいとされています。
本記事では、ヒアルロン酸フィラーとは仕組みの異なる「レディエス」というフィラーについて、その違いや効果の持続期間、気をつけたいリスクまで詳しく解説します。
レディエスとは?ヒアルロン酸フィラーとの違い
以下では、レディエス(Radiesse、CaHA=カルシウムハイドロキシアパタイト製剤)がどのようなフィラーなのかを紹介します。
ヒアルロン酸フィラーは、水分を引き寄せて膨らむことでボリュームを補う成分です。一方でレディエスの主成分であるCaHAは、私たちの骨や歯にも含まれるカルシウム系のミネラルで、体内に入ると微粒子として組織にとどまり、ボリュームを補いながら周囲の組織に働きかける点が大きく異なります。
つまり、ヒアルロン酸フィラーが「水分で満たす」フィラーだとすれば、レディエスは「土台を作り直す」ことに近いフィラーだといえます。

ボリュームとコラーゲン生成に同時に働きかける仕組み
ここでは、レディエスが「即時のボリューム」と「長期的な変化」の両方に働きかけるとされる仕組みを解説します。
注入されたCaHA粒子は、それ自体が体積を持つため、注入した直後からへこみを支える働きをします。同時に、周囲の組織がこの粒子を足場として認識し、コラーゲンを新たに作り出す反応が起こるとされています。そのため、施術当日はボリュームの変化を感じやすく、2〜3ヶ月ほど経過した頃から肌そのもののハリが徐々に変わってきたと感じる方が多い傾向にあります。
また、注入方法も目的に応じて使い分けられています。原液に近い濃度で深い層に注入する方法は、はっきりとしたボリュームを狙う際に用いられ、生理食塩水などで希釈して広く伸ばすように注入する「ハイパーダイリュート」という方法は、肌質そのものの底上げを狙う際に選ばれることが多いとされています。後者は数回に分けて行うケースも少なくありません。
効果はどれくらい続く?ヒアルロン酸フィラーとの持続期間比較
以下は、レディエスとヒアルロン酸フィラーの違いを整理した目安です。個人差はありますが、参考としてご覧ください。
| 項目 | ヒアルロン酸フィラー | レディエス(CaHA) |
|---|---|---|
| 主な働き | 水分を引き寄せてボリュームを補う | ボリューム保持とコラーゲン生成の両方に働きかける |
| 効果の実感 | 施術直後から | 施術直後、2〜3ヶ月以降も変化を感じやすい |
| 持続の目安 | 約9〜12ヶ月 | 約12〜18ヶ月 |
| 元に戻せるか | 専用の溶解剤で調整可能 | 溶解剤での調整は基本的にできない |
| 主に用いられる部位 | 唇や目の下を含む幅広い部位 | 頬やこめかみなど厚みのある部位が中心 |
持続期間が長い傾向にある一方で、レディエスは一度注入すると、ヒアルロン酸フィラーのように専用の溶解剤で元の状態に戻すことができない点は理解しておく必要があります。

どんな方に向いている?注入方法と部位の使い分け
ここでは、レディエスが向いているとされる方や、注意したい部位について紹介します。
- ヒアルロン酸フィラーを繰り返しても、思うようなハリが出にくいと感じている方
- ボリュームだけでなく、肌質そのものの変化も一緒に期待したい方
- やり直しの効かない注入であることを理解したうえで、じっくり効果を育てたい方
一方で、唇や目の下のように皮膚が薄く動きの多い部位には、レディエスはあまり用いられないとされています。粒子の特性上、これらの部位では注入層や量の見極めが難しく、しこりにつながりやすいためです。どの部位にどのくらいの濃度で注入するかは担当医の判断によるところが大きく、自己判断で決められるものではありません。
気をつけたいリスクと副作用
以下では、レディエスを検討するうえで知っておきたいリスクについて解説します。
注入する層や量を誤ると、皮膚の下に触れるしこり(結節)が生じる場合がありますが、施術者が解剖学的な知識をもとに適切な層へ注入することで、リスクを抑えられるとされています。まれに血管への影響が報告されることもあるため、経験のある医師のもとで受けることが大切です。
施術後1週間ほどは、強いマッサージやうつぶせ寝を避け、患部に強い刺激を加えないようにしましょう。腫れや内出血が生じる場合がありますが、数日〜1週間程度で落ち着くことがほとんどです。症状が長引く場合や、しこりが気になる場合は、自己判断で放置せず、早めに医師へご相談ください。

まとめ
レディエスは、ヒアルロン酸フィラーのように「へこみを満たす」フィラーというより、「肌の土台を作り直す」ことに近い施術だといえます。ただし、しこりのリスクや、一度注入すると元に戻せない性質もあわせ持つため、メリットとリスクの両方を理解したうえで検討することが大切です。
ご自身の肌状態や希望に合った方法かどうかは、医師と相談のうえで判断することをおすすめします。
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よくある質問
Q1. レディエスは何回くらい受ければ効果を感じられますか?
ボリュームを補う目的であれば1回でも変化を感じる方が多いとされていますが、肌質そのものの底上げを目指す場合は、4〜6週間隔で2〜3回のシリーズ施術がすすめられることがあります。回数の目安は肌状態によって異なるため、カウンセリングでの相談をおすすめします。
Q2. 施術後のダウンタイムはどのくらいですか?
注入直後は軽い腫れや内出血が生じる場合がありますが、数日〜1週間程度で落ち着くことがほとんどです。原液に近い濃度で深く注入した場合はやや腫れを感じやすく、広く伸ばすように注入した場合は当日から比較的目立ちにくい傾向にあります。
Q3. レディエスは痛みを感じやすい施術ですか?
注入時にチクッとした痛みを感じる場合がありますが、麻酔クリームなどを併用することで負担を抑えられるとされています。痛みの感じ方には個人差があるため、不安な場合は事前に医師へご相談ください。
Q4. 費用はどれくらいかかりますか?
費用は注入する量や部位、クリニックによって異なります。当院ではカウンセリングで肌状態を確認したうえで、具体的な費用の目安をご案内していますので、まずはお気軽にご相談ください。



