先月38名のカウンセリングで見たフィラー- ジュビダーム/レスティレン/レディエッセ3種選択パターン

先月38名のカウンセリングで見たフィラー3種選択パターン
まず結論からお話しします。
「フィラーを一つ打ってください」という言葉、
実は成立しない言葉なんです。
この記事でその理由をご説明いたします。

これが一体何が違うかと言いますと
ジュビダーム、レスティレン、レディエッセは
すべて凹んだボリュームを補ってくれる注射剤です。
ただし基本成分からちょっと違うんです。
ジュビダームとレスティレンは
ヒアルロン酸(HA)系で、
レディエッセはカルシウム成分(CaHA)なので
そもそも素材自体が異なるフィラーです。
HA系の中でも
ジュビダームは粘性が高く柔らかく広がるタイプ、
レスティレンは粒子がはっきりと立つタイプなので
同じヒアルロン酸でも用途が分かれます。
この違いを知ると選択が簡単になります
"ジュビダーム、レスティレン、レディエッセはそれぞれ製剤と持続期間が異なります。
同じ部位でも皮膚の厚さや希望するボリュームによって最適な製品が変わるため、比較検討して選択することが重要です。
"
— ウィ・ヨンジン院長(ホンデ ビューティーストーン医院)
先月に40代前半の女性がいらっしゃいました。
他院で涙袋にレディエッセを注入されて
「でこぼこに触れる」とカウンセリングにいらしたんです。
これがちょっと微妙なところで、
レディエッセはカルシウム粒子が入っているため
粘度が高く支持力の強いフィラーです。
鼻、顎先、ほうれい線の深い層のように
骨の上にボリュームを立てる必要がある部位には良いのですが、
涙袋のように皮膚が薄く
表情筋がよく動く場所には
あまり適さない製剤なんです。
数値で見るとより明確です。
レディエッセの粒子サイズは平均25~45μm、
カルシウムハイドロキシアパタイトの割合が30%です。
一方、ジュビダーム ボルベラのような柔らかいHAは
0.1mmの深さの真皮層でも
滑らかに広がるよう設計されています。
皮膚の厚さが0.5mmもない涙袋に
粘度の高い製剤が入ると
当然触れて透けて見えます。
この患者様はヒアルロニダーゼで溶かして
ジュビダーム ボルベラで再施術し、
2週間後に自然に定着しました。

ここで重要なことが一つあります。
持続期間も製剤ごとに異なります。
ジュビダーム ボルマは18~24ヶ月、
レスティレン リフトは12~18ヶ月、
レディエッセは12~15ヶ月程度ですが、
これはメーカーデータ基準で
実際は施術部位・個人の代謝によって
3~6ヶ月ずつ差が出ます。

ウィ・ヨンジン院長の核心まとめ
フィラーは「ブランド」で選ぶものではなく
「私の皮膚の厚さ × 希望するボリューム × 施術部位」の組み合わせで選ぶべきです。
同じほうれい線でも深い層にはレディエッセ、
浅い層にはジュビダームが合う場合が多いです。
私が診察室でこのように分けています
ケースごとに異なりますが、
私は通常このように分類します。
しかしこれが必ずしも良いわけではありません。
持続期間の長い製品が無条件に正解ではありません。
初めて施術を受ける方なら
むしろ持続の短いHAから始めて
顔に合うかどうか見るのが安全です。
ただし再施術が面倒な方には
やはりジュビダーム ボルマが良い選択ですね。

診察室で最も多く受ける質問3つ
Q1. 3つを一度に混ぜて注入しても大丈夫ですか?
A. 部位を分けてなら可能です。
例えば鼻はレディエッセ、
涙袋はジュビダーム ボルベラ、
このようにレイヤリングするのは一般的です。
ただし同じ場所に2つの製品を重ねて入れることは
お勧めしません。
Q2. 費用の差は大きいですか?
A. 製品単価から異なります。
一般的にレディエッセとジュビダーム ボルマが
レスティレン基本ラインより少し高めで、
1cc基準の価格差は病院によって異なりますが
容量より「どれくらい必要か」がより重要です。
ほうれい線の片側に0.5ccだけ必要な方もいれば
頬全体に2cc以上必要な方もいらっしゃいます。
Q3. 間違って注入したら溶かせるそうですが?
A. これがHAフィラーとレディエッセの大きな違いです。
ジュビダーム、レスティレンのようなHA系は
ヒアルロニダーゼで溶かすことができます。
一方レディエッセはカルシウム成分なので
直接溶かす薬剤がありません。
そのためレディエッセはより慎重に部位を選ぶ必要があり、
初回施術を受ける方には
HA系を先にお勧めしています。
来院前のカカオトークでのカウンセリングも可能です。







