ニキビ跡の治療法をタイプ別に解説するイメージ

ニキビ跡はレーザーだけで消える?跡の種類による治療の違いを解説

ニキビ跡は凹みの形によって、レーザーだけでは改善が難しい場合があります。跡のタイプに合わせてサブシジョンやジュベルック、キュアジェットを組み合わせる考え方を解説します。

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最終更新:2026年7月

「レーザーを受け続ければ、ニキビ跡はいつか消える」と思っていませんか?

フラクショナルレーザーやCO2レーザーを繰り返し受けても、跡の凹みがなかなか改善しないというご相談は少なくありません。

実はニキビ跡の凹みには形によっていくつかのタイプがあり、レーザーだけでは届きにくい構造も存在するとされています。

本記事では、ニキビ跡がレーザーだけでは改善しにくい理由と、跡のタイプに合わせた治療の組み合わせ方について詳しく解説します。

ニキビ跡はレーザーだけで消える?

結論からお伝えすると、凹みの形によっては、レーザーだけでは十分な改善が難しい場合があります。

フラクショナルレーザーやCO2レーザーは、肌の表面に刺激を与えて再生を促す施術ですが、凹みの奥深くにボリュームを補ったり、皮膚を内側から引っ張っている組織を切り離したりすることはできません。

そのため、跡の形によっては、レーザー以外のアプローチを組み合わせたほうが変化を実感しやすいとされています。

跡が消えにくいと感じる理由

ニキビ跡の凹みは、主に次の3つのタイプに分けられるとされています。

  • アイスピック型:針で刺したように狭く深いくぼみ
  • ボックスカー型:底が平らで、壁が垂直に切り立ったようなくぼみ
  • ローリング型:皮膚の下の線維組織に引っ張られ、波打つように凹んだ状態

実はこの3つが1つの肌に混在しているケースも多く、見た目以上に凹みの構造は複雑だとされています。

アイスピック型のように狭く深いくぼみは、表面からレーザーを当てても刺激が奥まで届きにくく、ボックスカー型は底のボリュームが足りないと十分に持ち上がりません。

ローリング型に至っては、皮膚の下で線維組織がくぼみの底を引っ張っているため、その組織を先に切り離さない限り、レーザーだけでは改善しにくい構造になっています。

レーザーを受けても効果を感じにくかったという場合、レーザー自体の問題ではなく、跡のタイプに合った治療が選ばれていなかった可能性も考えられます。

ニキビ跡の3つのタイプを示す図

跡の種類に合わせた治療の組み合わせ方

跡のタイプによって、次のように治療を組み合わせる考え方があります。

タイプ凹みの特徴用いられる治療
アイスピック型針で刺したように狭く深いキュアジェットの併用
ボックスカー型底が平らで壁が垂直ジュベルックでのボリューム補充
ローリング型線維組織に引っ張られ波打つサブシジョンで組織を切離

ローリング型の凹みが混在している場合は、まずサブシジョンで皮膚の下の線維組織を切り離すことが優先されます。線維組織を残したままでは、その後どのような治療を行っても凹みが持ち上がる余地自体ができにくいためです。

ボリュームが足りていないタイプの凹みには、ジュベルック(PLLA、ポリ-L-乳酸)の注入が用いられることがあります。ジュベルックは体内で時間をかけて分解されながら自身のコラーゲン生成を促すとされ、注入直後よりも2〜3か月ほど経ってから変化を感じやすいという特徴があります。

アイスピック型のように狭く深い凹みには、キュアジェットを併用するケースもあります。キュアジェットは針を使わずジェット噴射で有効成分を肌の深い層まで届ける機器で、ジュベルックと組み合わせることで浸透とコラーゲン生成の効率を高める狙いがあるとされています。

ただし、こうした複合的な治療は単独の施術と比べて回復期間がやや長くなったり、費用も上がったりする傾向があります。費用はクリニックや必要な組み合わせによって異なるため、カウンセリングで凹みの状態を確認したうえで案内されるのが一般的です。

跡のタイプ別治療の組み合わせを示す図

複合的な治療が向いている方の特徴

次のような特徴に当てはまる場合は、複合的な治療を検討する価値があるとされています。

  • レーザーを繰り返し受けたが、変化をあまり感じられなかった方
  • 指で押して離すとすぐに戻ってしまう、弾力のない凹みがある方
  • 光の角度によって影ができる、ローリング型のような凹みがある方
  • 皮膚を手で引っ張ると、その部分だけ一時的に持ち上がる方

特に最後の、皮膚を引っ張ると一時的に持ち上がるという特徴は重要なサインです。これは皮膚の下で線維組織がくぼみを引っ張っている状態を示しており、サブシジョンを行わない限りレーザーだけでは改善しにくいとされています。

凹みができてから年数が経っている場合でも、改善の余地がないわけではありません。線維組織が固まっている分、変化までにセッション数が多く必要になることはありますが、長年経過した凹みでも変化が見られたケースは報告されています。

なお、ニキビがまだ活発に出ている状態で凹みの治療を始めると、新しい跡が増えて治療の効率が下がる場合があります。理想的にはニキビの状態を落ち着かせてから凹みの治療に集中する流れが基本ですが、状態によっては並行できるケースもあるため、診察時に順番を相談することが大切です。

副作用・ダウンタイムの目安

サブシジョンを行った場合、内出血が1週間前後続くことが多いとされています。大切な予定がある方は、施術のタイミングをあらかじめ調整しておくことをおすすめします。

ジュベルックの注入直後は、一時的な腫れや内出血が生じる場合がありますが、ヒアルロン酸フィラーのような異物感が残る構造ではなく、時間の経過とともに自身の組織になじんでいくとされています。

複合的な治療は、単独の施術と比べて回復期間がやや長くなる傾向があるため、症状が長引く場合や気になる変化がある場合は、自己判断せず医師にご相談ください。

施術後の腫れとダウンタイムの経過を示す図

まとめ

ニキビ跡は凹みの形によって、レーザーだけでは改善しにくい構造を持つことがあります。ローリング型にはサブシジョン、ボリューム不足にはジュベルック、狭く深い凹みにはキュアジェットというように、跡のタイプに応じた組み合わせが検討されます。

ただし、すべての方に複合的な治療が必要なわけではなく、凹みが浅く広範囲に分布している場合はレーザー単独でも改善が期待できることがあります。過度に不安になる必要はありません。

ご自身の凹みがどのタイプに近いのか、まずは診察で確認し、医師と相談しながら治療の順番を決めることが大切です。

ソウル・合井のBeautyStoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「レーザーを受けても跡が改善しない」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

Q1. ニキビ跡は何年経っていても治療できますか?

凹みができてから年数が経っている場合でも、改善の余地がないわけではないとされています。線維組織が固まっている分、変化を感じるまでにセッション数が多く必要になることはありますが、長年経過した凹みでも変化が見られたケースは報告されています。ただし状態は人によって異なるため、まずは診察で凹みのタイプを確認することが大切です。

Q2. ジュベルックを注入すると、ヒアルロン酸フィラーのような異物感が残りますか?

ジュベルックはPLLA(ポリ-L-乳酸)という成分が体内で時間をかけて分解されながら、自身のコラーゲン生成を促すタイプの施術です。ヒアルロン酸フィラーのように異物感が長く残る構造ではなく、時間の経過とともに自身の組織になじんでいくとされています。ただし注入直後は、一時的な腫れや内出血が生じる場合があります。

Q3. ニキビがまだ出ている状態でも、跡の治療を始められますか?

活発にニキビが出ている状態で凹みの治療を始めると、新しい跡が増えて治療の効率が下がる場合があります。理想的にはニキビの状態を落ち着かせてから凹みの治療に集中する流れが基本ですが、状態によっては並行できるケースもあるとされています。診察で現在の肌状態を確認したうえで、治療の順番を相談することをおすすめします。

Q4. 複合的な治療は、レーザー単独よりダウンタイムが長くなりますか?

サブシジョンを行った場合、内出血が1週間前後続くことが多いとされ、複合的な治療は単独の施術と比べて回復期間がやや長くなる傾向があります。費用についても、必要な組み合わせによってクリニックごとに異なるため、カウンセリングで確認することをおすすめします。

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