ほうれい線はリフトアップで伸びる?たるみとくぼみの見分け方を解説
ほうれい線がたるみによるものか、くぼみによるものかで合う施術は変わります。頬を持ち上げる見分け方、ハイフ・糸リフトの限界、フィラーを考えるケース、すぐ受診したいサインをまとめました。
頬がたるんで深くなったほうれい線は、リフトアップで薄くなることが期待できます。一方、くぼみが原因の場合は、リフトアップだけでは伸びにくいものです。
鏡の前で頬骨の横を指先で軽く持ち上げてみてください。線がかなり薄くなればたるみ寄り、ほとんど変わらなければくぼみや皮膚の折れぐせ寄りです。本記事では、その見分け方と、ハイフ・糸リフト・フィラーの考え方をまとめます。
この記事の要点
- たるみが主な原因ならリフトアップ、くぼみが主な原因ならフィラーを先に検討します。
- 判断の時期:リフトアップの結果は、施術当日より3か月ほどあとの状態で見ます。
- 糸リフトの効果が何年も続くとは考えないほうが安心です。
- 皮膚が白っぽく・青っぽく変わる、いつもと違う痛みがある場合はすぐに受診してください。
ほうれい線が深くなった原因は、たるみか、くぼみか
「ほうれい線が深くなった」と感じる顔には、たるみ、くぼみ、皮膚の折れぐせが混ざっています。頬の上の脂肪が下がると、線のすぐ外側に肉がのって影が濃くなり、持ち上げると線が薄くなります。
反対に、頬骨の前や口元の横のボリュームが減った顔は、持ち上げてもくぼみが残ります。
顔の脂肪を調べた解剖研究では、ほうれい線の横の脂肪は頬の脂肪と境目で分かれた別の区画で、年齢とともに区画ごとに違う変わり方をするとされています。同じほうれい線でも、どこが下がり、どこが減ったかで手を入れる場所が変わります。

リフトアップでほうれい線が薄くなりやすいケース
頬を持ち上げたときに線がはっきり薄くなる顔は、リフトアップが合う方向です。ハイフ(HIFU)は皮膚の下の一定の深さに熱を集めて組織を引き締める方法で、下がった頬を支えて線の外側の影を減らすために使います。
75人を対象にした研究では、顔と首にハイフを1回受け、3か月後の医師評価でほうれい線部位の改善が8割を超えました。ただし比較群のない研究で、ほかの施術より優れているという意味ではありません。

糸リフトの効果はどのくらい続くのか
糸リフトは、溶ける糸の突起でたるんだ組織を引っかけて持ち上げる方法です。たるみがはっきりした顔で、引き上げを足す役割と考えます。
糸リフトの研究をまとめたレビューでは、2つの研究を除いて引き上げ効果の持続は非常に限られていたと結論づけています。その2つは糸のメーカーが支援した研究でした。施術前に、引き上げが弱まったときに何を見直すかを相談で決めておきましょう。

リフトアップだけでは伸びにくいほうれい線
頬を持ち上げても線がほとんど変わらなければ、くぼみや皮膚自体の折れぐせが残っている状態です。ビューティーストーン医院では、たるんだ顔は引き上げる方向、くぼんだ顔は満たす方向に分けて考えます。
| 鏡で見える様子 | 頬を持ち上げると | 先に検討する施術 |
|---|---|---|
| 線の外側に肉がのっている | 線がかなり薄くなる | リフトアップ(ハイフ・糸) |
| 頬骨の前・口元の横がくぼんでいる | 線がほとんど変わらない | ヒアルロン酸フィラー |
| 両方ある | 一部だけ薄くなる | リフトアップとフィラーを一緒に相談 |
米国FDAは、吸収されるフィラーをほうれい線のような中等度以上のしわ・溝に使うことを承認しています。ヒアルロン酸の研究をまとめた分析では、ほうれい線のスコアが6か月で平均1.21段階下がりました。

施術後の副作用:様子を見てよい反応と、すぐ受診したいサイン
ハイフは施術中に痛みを感じる方がいて、施術後に一時的に赤くなることがあります。フィラーは腫れ・内出血・赤みが生じる場合がありますが、数日から数週間で治まることがほとんどです。長引く場合は速やかに医師へご相談ください。
| ハイフ75人の反応 | 割合 |
|---|---|
| 施術中の痛み | 25.3% |
| 一時的な赤み | 6.7% |
様子を見てよいもの
- リフトアップ後の一時的な赤み、押したときの鈍い痛み
- フィラーを入れた部分の腫れと内出血(数日〜数週間)
すぐに連絡・受診したいもの
- フィラーを入れた近くの皮膚が白・灰色・青っぽく変わる、いつもと違う痛み → すぐに受診
- 視界がかすむ、見え方がおかしい → 最寄りの救急外来へ
- ろれつが回らない、顔や手足のしびれ・力が入らない、歩きにくい、強い頭痛、めまい → 最寄りの救急外来へ
米国FDAは、フィラーが血管に入ると皮膚の壊死、失明を含む視力障害、脳卒中が起こりうると案内しています。これらのサインが出たら、LINEの返信を待たずに受診を優先してください。

まとめ:相談の前に確認しておきたいこと
当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は部位・ショット数により異なります(詳細は/ja/price)。頬を持ち上げて線が薄くなればリフトアップから、ほとんど変わらなければフィラーから検討するのが順番です。
ご相談の際は「自分のほうれい線は、どこが下がり、どこがくぼんでいるか」を最初に確認すると、選択肢を比べやすくなります。ハプチョン(合井)のビューティーストーン医院には日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。LINEでお問い合わせの際は、正面と左右45度の普段の顔・頬を軽く持ち上げた顔の写真と、これまでのリフトアップ・フィラーの施術歴を添えてください。
よくある質問
Q. 糸リフトで引き上げたほうれい線はどのくらい持ちますか?
A. 何年も続くと言える根拠はまだ十分ではありません。糸リフトの研究をまとめたレビューでは、多くの研究で引き上げ効果の持続は限られていました。施術前に、引き上げが弱まった時点で何を見直すかを相談で決めておくのがおすすめです。
Q. ヒアルロン酸フィラーはどのくらい持ちますか?
A. 米国皮膚科学会の案内では、ヒアルロン酸フィラーは4〜12か月ほどとされています。入れる部位や製品によって持続期間は変わり、吸収される製品のため、効果を保つには再度の注入が必要です。初回に、その製品がほうれい線でどのくらい持つかを聞いておくと安心です。
Q. ハイフは痛いですか?
A. 75人の研究では、約4人に1人(25.3%)が施術中の痛みを訴え、施術後に自然に治まりました。骨に近いフェイスラインや頬骨のあたりは響きやすいことがあります。痛みが心配な方は、麻酔クリームや出力の調整を施術前にご相談ください。
Q. リフトアップの効果はいつ判断すればいいですか?
A. 施術当日や翌日より、数か月後の状態で判断します。ハイフの研究でも3か月後に変化を評価していました。施術前に正面と左右45度の写真を同じ照明で撮り、3か月ほどあとに同じ条件で撮り直すと、変化を自分でも確かめやすくなります。
Q. 施術前に医師へ伝えておくことはありますか?
A. 妊娠・授乳中かどうか、服用中の薬やサプリメント、アレルギー、これまで顔に受けたフィラーや糸リフトの種類と時期を伝えてください。血をさらさらにする薬を飲んでいると内出血が出やすくなることがあります。同じ部位に吸収されないフィラーを入れたことがあれば、それもお伝えください。
Q. 笑ったときだけ出るほうれい線も施術が必要ですか?
A. 普段の顔ではほとんど見えず、笑ったときだけ出る線は表情によるしわなので、必ずしも施術の対象ではありません。普段の顔でも線が残る、影が濃くなったと感じる場合は、たるみやくぼみが始まっていないか相談で確認します。普段の顔と笑顔の写真があると比べやすくなります。








