なぜそばかす・シミに532nmが選ばれる?1064nmとの違いを解説
レーザートーニングを重ねてもシミが変わらないと感じたことはありませんか。本記事では、532nmレーザーがそばかすやシミにどう働くのか、1064nmとの違いとあわせて解説します。

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最終更新:2026年7月
「レーザートーニングを何度も受けているのに、シミやそばかすがなかなか変わらない」と感じたことはありませんか。
実は同じ色素治療でも、波長によって届きやすい深さが違うため、色素がある位置に合っていないと効果を感じにくくなります。
本記事では、532nmレーザーがそばかすやシミにどう働くのか、1064nmとの違いとあわせて解説します。
532nmレーザーとは?光が反応する色の仕組み
532nmは、Nd:YAGレーザーの基本波長である1064nmを半分にした、緑色の可視光線です。光が緑色であるということは、補色にあたる赤系の色に強く反応するという意味でもあります。
そのため532nmは、大きく分けて二つの対象に使われます。ひとつは表皮にあるメラニン*で、そばかすやシミ、小さなほくろがこれにあたります。もうひとつは赤い色素で、毛細血管の拡張や赤いインクのタトゥーが含まれます。
メラニン*:皮膚の色素細胞がつくる、肌の色のもとになる物質です。そばかすやシミの正体でもあります。
一方、1064nmは目に見えない赤外線で、メラニンへの反応は532nmよりおだやかですが、その分肌の深いところまで届きます。そのため真皮にある色素や、深く入ったタトゥーの治療に使われることが多い波長です。
表皮のシミにこそ532nmが向いている理由
ここでは、532nmが表皮の色素にとくに適している理由を紹介します。532nmは波長が短いため、肌への到達深度はおよそ0.1〜0.5mm程度にとどまり、表皮の基底層*付近でほとんど吸収されて止まります。
基底層*:表皮のいちばん下にある層で、メラニンをつくる細胞が集まっている場所です。
そばかすやシミ、小さなほくろの色素は、まさにこの基底層の位置に沈着していることが多く、届く深さと色素の位置が一致しやすいのが532nmの特徴です。反対に真皮まで進んだ肝斑(かんぱん)や深いタトゥーには、532nmの光そのものが届かないため、この波長では十分に反応させることが難しいとされています。
診療の中では、1064nmのトーニングを重ねても変化が乏しく、拡大して確認すると表皮にはっきりとした色素斑が見られるケースもあります。こうした場合は、1064nmのトーニングよりも、532nmのスポット照射で一点ずつ狙うほうが向いていることがあります。
また、照射に使うスポットサイズを大きくすると、光がやや散乱しながら真皮側にも入りやすくなるため、治療する範囲や深さを調整する一つの方法として使われます。

深さで比較|532nmと1064nmの使い分け早見表
以下では、対象と位置によって推奨される波長がどう変わるかを整理します。
| 対象 | 位置 | 推奨される波長 |
|---|---|---|
| そばかす・シミ | 表皮の基底層 | 532nmスポット |
| 赤い毛細血管の拡張 | 乳頭真皮 | 532nm |
| 赤いタトゥー | 真皮 | 532nm優先 |
| 肝斑(かんぱん) | 表皮〜真皮の境界 | 1064nmトーニング+デュアル |
| 太田母斑・深いタトゥー | 真皮の中〜下層 | 1064nmまたは755nm |
表からわかるように、とくに赤いタトゥーは1064nmではなく532nmが向いています。赤色は緑色の光である532nmを吸収しやすい一方、赤外線の1064nmはほとんど通り抜けてしまうため、出力を上げても十分に反応しにくいとされています。

受けるときのダウンタイムと注意点
ここでは、532nmレーザーを受けたあとの経過と注意点を紹介します。スポット照射を行った場合、多くは5〜7日ほど小さなかさぶたができることがあります。
赤みや小さなかさぶたが生じる場合がありますが、1週間程度でおさまることがほとんどです。症状が長引く場合は、速やかに医師へご相談ください。
また、一時的な色素沈着(PIH*)が1〜2ヶ月ほど残ることもあるため、大切なご予定がある場合は2週間以上の余裕を見ておくと安心です。
PIH*:施術後に一時的に色素が濃くなる、炎症後色素沈着のことです。多くは自然に薄くなっていきます。
表皮の色素は一度の照射だけでなくなるとは限らず、色素の濃さや表皮の厚みによって、数回に分けて照射を重ねる場合が多いとされています。日焼け止めでのケアもあわせて続けましょう。

まとめ
532nmと1064nmは、どちらが優れているというより、色素がある深さによって向き不向きが分かれる波長です。表皮にあるそばかすやシミ、赤い毛細血管や赤いタトゥーには532nmが、真皮まで進んだ肝斑や深いタトゥーには1064nmが選ばれやすくなっています。
ただし、かさぶたや一時的な色素沈着といったリスクも伴うため、ご自身の色素がどの深さにあるのかを理解したうえで、医師と相談して選ぶことが大切です。ソウル・合井のBeautyStoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「トーニングを受けても変わらない」と感じている方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q1. 一度の照射でそばかすは全部消えますか?
表皮の厚みや色素の濃さには個人差があるため、通常は2〜3回程度に分けて照射を重ねるケースが多くなっています。1回で変化を感じても、色素の状態によっては続けて照射することをおすすめします。
Q2. 赤いタトゥーには1064nmのほうが向いていませんか?
実は逆で、赤いタトゥーには532nmが向いています。赤色は緑色の光である532nmを吸収しやすい一方、赤外線の1064nmはインクをあまり吸収せずに通り抜けてしまうため、出力を上げても十分に反応しにくいとされています。
Q3. 施術後、かさぶたはどれくらい続きますか?
スポット照射を行った場合、多くは5〜7日ほど小さなかさぶたができます。また、一時的な色素沈着が1〜2ヶ月ほど残ることもあるため、大切なご予定がある場合は2週間以上の余裕を見ておくと安心です。
Q4. 532nmと1064nm、どちらを受けるべきか自分では判断できません。
色素がどのくらいの深さにあるかは、見た目だけでは判断しにくいことがあります。合井BeautyStoneでは、拡大して状態を確認したうえで、お一人おひとりに合う波長をご提案していますので、まずはLINEでお気軽にご相談ください。











