(MDコード)頬骨フィラーは、正しく入れるとフェイスラインとほうれい線が引き上がります
ジュビダームボルュマで頬骨にボリュームを補うのは、ただ注入するだけでリフティングになるわけではありません。注入テクニックが結果を左右します。

頬骨フィラー、ただ入れるだけでリフティングになるわけではありません
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Q. ジュビダームボルュマを頬骨にただ注入すれば、顔が引き上がりますか?
A. いいえ、そうではありません。ボルュマの物性と注入層・位置が正確に合って初めて、リフティングベクターが生まれます。製品ではなく、テクニックが結果を作るのです。
Q. 頬骨がこけると、なぜ顔全体がたるんで見えるのですか?
A. 皮膚を支えていた脂肪層がこけると、中顔面全体が重力方向に落ちてしまうためです。
「こけた頬骨にボリュームを補い、リフティング効果をもたらすジュビダームボルュマは、ビューティーストーンのMDコード技法と組み合わせることで、最も印象的な結果を発揮します。」
— ウィ・ヨンジン 院長(ホンデ ビューティーストーン医院)

ジュビダームMDコードとは?
Juvederm MDコードとは、
顔を75の戦略的なポイントに分け、記号と数字で示した一種の「マッピングシステム」です。
構造的アプローチ: シワそのもの(結果)ではなく、シワを生み出す原因(構造的サポートの低下)に着目します。
頬骨エリアはMDコードにおいて Ck(Cheeks) に分類され、
このエリアへのフィラーによる補填は、リフティングにおいて決定的な役割を果たします。
頬骨がこけると、なぜ顔全体がたるんでしまうのでしょうか
多くの方が誤解されているのですが、
顔がたるんで見えるのは
単純に肌の弾力の問題だけではありません。
皮膚の下には脂肪コンパートメント(fat compartment)が
層状に存在しており、
この脂肪層が加齢とともに萎縮したり
下方に移動することで、
頬骨が平らにこけ始めます。
問題はここから始まります。
頬骨の脂肪層は、
頬の肉と中顔面全体を上から支える
「柱」のような役割を担っています。
この柱がこけると、
その上にあった組織が
重力に従って下垂し、
ほうれい線が深くなり、
頬の肉がたるんで目立ち始めるのです。
ですからたるみの原因を
「皮膚が伸びたもの」とだけ捉えてしまうと、
アプローチそのものが変わってしまいます。
皮膚を引っ張るのではなく、
こけた構造をまず補填して
上からサポートしてあげることが重要なのです。

ただ、ここで大切なポイントがあります。
ボルュマを頬骨に注入すれば
必ずリフティング効果が出るわけではありません。
同じ製品でも、
どの層(レイヤー)に、どの位置に、
どれだけの量を、どの角度で注入するかによって、
頬がただ大きく見えることもあれば、
自然に引き上がって見えることもあります。
正直にお伝えすると、
フィラーを注入した後に
「なんだか以前より重くなった気がする」
とおっしゃる方が少なくありません。
それは製品の問題ではなく、
注入戦略の問題であることがほとんどです。

👨⚕️ ウィ・ヨンジン院長のポイント解説:
こけた頬骨にボルュマを補うのは、単なるボリュームの回復ではありません。
リフティング方向を作る「ベクター設計」が伴ってこそ、
本当に引き上がって見える効果が生まれます。
製品のコシがどれだけ優れていても、
注入テクニックがその力を上方向へ向けてあげなければ
意味がないのです。
MDコード技法が結果を変える理由
ビューティーストーンがボルュマ施術に採用している
MDコード(MD Code)技法は、
アラガンが研究した顔の構造解析に基づく
標準化された注入プロトコルです。
わかりやすく言うと、
顔をエリアごとに区分し、
どのポイントに、どの深さで、
どのベクター方向に注入するかを
体系的に設計した注入ガイドラインです。
少し難しい点もあるのですが、
MDコードという名称を使っているクリニックは多くても、
実際にボルュマの物性を正しく理解し、
レイヤーごとに深さを変えて注入しているところは
思いのほか少ないのが現状です。
ボルュマはコシが高いため、
骨膜直上(ディープファットレイヤー)に
正確に届いて初めて、
構造的サポート効果が十分に発揮されます。
浅い皮下層に誤って注入されると、
しこりのように触れたり、
表面が凹凸に見えることがあります。
そのため私がボルュマを使用する際は、
頬骨のこけ具合と
頬のたるみの方向を先に確認し、
どこからどの角度でリフティングベクターを
作るべきかを先に設計します。
この順序が逆になると、
注入量だけが増えて結果が不自然になってしまいます。
ケースによって異なりますが、
私が通常行う方法はこうです。
頬骨の骨膜上ポイントにボルュマで
構造的サポートをまず作り、
必要に応じて頬中央の脂肪コンパートメントに
少量で補う方法です。
こうすることで頬が大きく見えるのではなく、
顔全体がさりげなく引き上がって見える
効果が生まれます。
他のクリニックで何度もフィラーを受けたのに
効果を感じられなかったとおっしゃる方が、
この方法で2〜3cc前後を注入した後に
「ああ、これがリフティングなんですね」
と実感されるケースが多くありました。
項目 | 一般的なフィラー注入 | ボルュマ+MDコード技法 |
|---|---|---|
目的 | ボリューム補填 | ボリューム+リフティングベクター設計 |
注入層 | 主に浅い皮下層 | 骨膜上ディープファットレイヤーへの正確なターゲティング |
結果 | 頬が広く見えたり重く見える場合がある | 中顔面が自然に引き上がって見える効果 |
持続期間 | 6〜12ヶ月 | 18〜24ヶ月(ボルュマ基準) |
注意事項 | 表面にしこりが生じる可能性あり | 注入層の正確さが鍵 — 高い熟練度が必要 |
こんな方にボルュマ頬骨リフティングをおすすめします
すべての方に適しているわけではありません。
まずご自身のタイプを把握することが大切です。
ボルュマによる頬骨アプローチが適しているのは、
おおよそ以下のようなケースです。
まず、もともと頬骨がしっかりあったのに
加齢とともに平らになってきた方。
もともと構造があった部分に補填するため、
最も自然な仕上がりになります。
次に、ほうれい線が深くなってきたものの、
ほうれい線に直接フィラーを入れるには
すでに頬の肉が重く見える方。
直接ほうれい線に入れるより、
上から構造をサポートする方が
はるかに自然に見えるケースです。
また、スレッドリフトやウルセラを検討中だが
ボリューム不足を先に解決する必要がある方。
たるみの原因が肌の弾力よりも
ボリューム損失にある場合、
先にスレッドを入れると引き上げても不自然に見えることがあります。
一点、必ずお伝えしたいことがあります。
もともと頬の肉が厚めの方には、
ボルュマの頬骨注入が逆に
顔をより大きく見せてしまうことがあります。
そのような方には別のアプローチが適しています。
ただし、こけた頬骨+たるんだ中顔面の組み合わせの方には、
ボルュマは依然として効果的な選択肢です。

よくあるご質問
Q1. 頬骨にフィラーを入れると顔が大きく見えませんか?
A. これが最もよくいただく質問です。
ボルュマを頬骨の「横」ではなく、
頬骨の骨膜上に正確に注入すると、
顔が広がるのではなく
上に引き上がって見える効果が生まれます。
ただし、注入位置が少しでもずれると
頬骨がより張り出して見えることがあるため、
位置の選定が非常に重要です。
Q2. 費用や持続期間はどのくらいですか?
A. ボルュマは通常のヒアルロン酸フィラーより
単価が高めです。
その分、持続期間が平均18〜24ヶ月と
一般的なフィラーより大幅に長いです。
頬骨片側あたり0.5〜1cc程度が
使われることが多く、
両側合わせて1〜2ccで
十分な場合も多くあります。
注入量が少なくても効果がないわけではなく、
位置と層が正確であれば
少ない量でも十分な効果が得られます。
Q3. 副作用や注意すべき点はありますか?
A. ボルュマはコシが高いため、
浅い層に誤って注入されると
しこりが触れたり、
表面が不均一に見えることがあります。
施術直後のむくみとあざは
通常のフィラーより少し長く続く傾向があり、
平均5〜7日程度は見ておくとよいでしょう。
血管に近い部位への施術となるため、
血管解剖学を正確に熟知した医師に
施術を受けることが重要です。
また、以前に別のフィラーが残っている方は、
先に溶解してから施術を行う方が、
予測可能な結果を得るうえで
はるかに有利です。
施術前に十分なカウンセリングを受けてからご決断されることをおすすめします。ウィ・ヨンジンでした。
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