ガミースマイルにボトックス、歯ぐきはどこまで隠れる?
輪郭とボリューム

ガミースマイルにボトックス、歯ぐきはどこまで隠れる?

笑ったときの歯ぐきの見え方は、筋肉・歯ぐき・あごの骨の3つの原因で分かれます。ボトックスが効くケースと、効果が出る時期・続く期間を整理しました。

自分にも当てはまるのか気になったら写真や記事だけでは判断が難しい部分があります。日本語で相談でき、施術内容は診察後に決まります。* 日本語スタッフ常駐 ・ LINEで直接相談できます院長に相談する

ガミースマイルへのボトックスは、笑ったときに上唇を強く引き上げる筋肉が原因の場合に、見える歯ぐきの幅を減らします。17本の研究をまとめたメタ分析では、注射から2週間後に歯ぐきの露出が平均3.42mm減り、効果は少なくとも12週間続いたあと、24週ごろには元の状態近くまで戻っていました。

ただし、歯ぐきが歯を覆っている場合や、上あごが縦に長く成長している場合は、ボトックスで減る幅は小さくなります。本記事では、歯ぐきが見える3つの原因、鏡でできる見分け方、効果の出方と続く期間、気になる副作用、ご相談前に準備したいものを、ソウル・ホンデ(弘大)のビューティーストーン医院が解説します。当院で行っている施術のご紹介を含みます。

歯ぐきが見える原因は3つに分かれる

笑ったときに歯ぐきが1〜2mmほど見えるのは自然な範囲で、3mmを超えるとガミースマイルとされます。矯正・外科治療をまとめたシステマティックレビューでは、原因を骨・歯・筋肉の3つに分け、いくつかが重なることもあると述べています。

  • 筋肉:笑うと上唇はふつう6〜8mm上がりますが、筋肉が働きすぎると10mmを超えて上がり、歯ぐきが見えます。
  • 歯と歯ぐき:前歯の見える部分はふつう10〜12mmですが、歯ぐきが下がりきらずに歯を覆っていると、2〜3mm以上短く見えます。
  • 骨:上あごが下方向に長く成長しているケースで、5〜7mmを超えて歯ぐきが見えることが多くなります。

ボトックスが変えられるのは、このうち筋肉だけです。上唇を持ち上げる3本の筋肉は小鼻の横で1点に集まっており、多くの研究がこの集まる位置に注射して、唇が上がる力をやわらげています。

小鼻の横で集まる上唇を引き上げる3本の筋肉とガミースマイルの注射位置

予約の前に、鏡で原因の目安をつける

大きく笑った顔を正面から撮り、何ミリ見えるかよりも、どこが目立つかを見てみてください。

  • 歯の長さはふつうなのに、笑うと上唇が大きくめくれ上がる:筋肉が原因の可能性。ボトックスの候補です
  • 前歯が短く四角く見え、歯ぐきのラインが歯にかぶさっている:歯ぐきが歯を覆っているケース。歯科の診断が先です
  • 顔の下3分の1が長く、少し笑うだけで歯ぐきが広く見える:上あごの骨が原因の可能性。矯正・外科の相談が先です

いくつかが混ざっている場合は、筋肉の分がどれくらいかを先に確かめる方法もあります。歯科分野のシステマティックレビューは、ボトックスを治療だけでなく、診断のための手段や他の治療の補助としても使えると整理しています。ボトックスで減った分が筋肉の分、残った分が歯ぐきや骨によるものです。

筋肉・歯ぐき・あごの骨によるガミースマイルを鏡で見分ける目安

どれくらい減って、いつまで続くのか

効果がいちばん大きくなるのは注射の2〜4週間後です。前向き対照研究13本をまとめたレビューでは、治療前の歯ぐきの露出は3.5〜6.8mmで、多くは3mm以下まで減り、効果は12〜24週続いていました。単位数は歯ぐきの見え方に合わせて決め、別のメタ分析に含まれた研究では片側1.25〜7.5単位が使われていました。

同じメタ分析では、対照群と比べて2週間後で約2.51mm、3か月後でも約2.24mm少なくなっていました。口のまわりは話す・食べる・笑うたびに動く部位のため、額のようにあまり動かない部位より効果が短くなることがあるとも書かれています。結婚式や撮影などの予定がある場合は、その2〜4週間前に打つと計算しやすくなります。

ボトックス後2〜4週間で歯ぐきの露出が減り、約6か月で戻る経過

副作用と注意点:笑顔が不自然にならないか

よくある反応は、注射部位の痛み、腫れ、内出血、軽い赤みです。笑ったときに左右の上がり方が違う、非対称な笑顔も報告されています。同じメタ分析は、合併症を避けるために、治療前に上唇の長さなどの解剖学的な条件を確認すべきだとしています。

左右差はもともと顔にあることも多いものです。ビューティーストーン医院では、大きく笑った顔と軽く笑った顔を別々に撮り、左右それぞれの歯ぐきの見え方を測って、片側がより上がる場合は左右の単位数を分けます。筋肉の力が戻れば笑顔の形も元に戻るため、最初は少なめの量から始め、2週間ごろに写真で比べるのが安心です。

米国国立医学図書館のインコボツリヌストキシンA(ゼオミン)の医薬品情報では、妊娠中・妊娠予定・授乳中の方、重症筋無力症のように筋肉や神経に影響する病気がある方は、事前に医師へ伝えるよう案内しています。まれに、注射後数日のうちに飲み込みにくい、息がしにくい、ろれつが回らないといった症状が出た場合は、様子を見ずにすぐ受診してください。

笑顔の左右で歯ぐきの見え方を別々に測る様子

まとめ

ガミースマイルのボトックスが向いているのは、上唇を引き上げる筋肉の働きすぎが主な原因の場合です。2〜4週間で効果がピークになり、およそ3〜6か月かけて少しずつ戻ります。前歯が短く見える方や顔の下が長い方は、歯科や矯正の診断を先に受けましょう。

自分の原因がどれか分からない方は、同じ明るさで撮った大きな笑顔と軽い笑顔の正面写真を添えて、ビューティーストーン医院にご相談ください。日本からのご相談はLINEで写真とメモを送っていただけます。

ガミースマイルの相談に用意する大きな笑顔と軽い笑顔の写真

よくある質問

Q. 1回打てば、ガミースマイルはずっと改善したままですか?

A. いいえ。筋肉の力が戻るにつれて歯ぐきの見え方も少しずつ元に戻るため、効果を保つには再注射が必要です。原因が上あごの骨にある場合は、矯正・外科治療のレビューでも、あごの手術がより長く続く方法として挙げられています。

Q. 額のボトックスより早く切れる気がします。耐性でしょうか?

A. そうとは限りません。口のまわりは話したり食べたりするたびに動くため、効果の期間が短く感じられやすい部位です。耐性かどうかは別の問題なので、これまでの注射時期と、それぞれどのくらい持ったかを伝えていただくと判断しやすくなります。

Q. ヒアルロン酸でガミースマイルを改善することもできますか?

A. ヒアルロン酸とボトックスを比べた研究はありますが、対象が14人の小さな研究で、どちらが優れているとは言い切れません。ヒアルロン酸は入れた場所に残るため、初めての方は効果が戻るボトックスで筋肉の分を先に確かめる順番が無理のない選択です。

Q. 結果はいつ確認すればいいですか?

A. 効果がピークに近づく注射の約2週間後がおすすめです。最初の写真と同じ明るさ・同じ表情で撮り直し、左右差が残っていないかを見比べます。

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