涙袋ヒアルロン酸で目の下は腫れぼったくなる?位置と量で決まります
輪郭とボリューム

涙袋ヒアルロン酸で目の下は腫れぼったくなる?位置と量で決まります

涙袋は筋肉のふくらみで、ヒアルロン酸はそれに沿って薄く重ねるもの。入れる位置と量の目安、目の下の脂肪がある場合の考え方を解説します。

自分にも当てはまるのか気になったら写真や記事だけでは判断が難しい部分があります。日本語で相談でき、施術内容は診察後に決まります。* 日本語スタッフ常駐 ・ LINEで直接相談できます院長に相談する

涙袋ヒアルロン酸で目の下が腫れぼったく見えるかどうかは、入れる位置と量で分かれます。この施術の解剖学的な手技をまとめたレビューでは、笑ったときにできるしわの線より上、まつげの下4〜6mmの幅に収め、針で入れる場合は片側0.2〜0.4mL程度までが目安とされています。その線より下に広がったり、深く・多く入ったりすると、ぷっくりした涙袋ではなく目の下全体がむくんだような印象になりやすくなります。

ですから、どのくらいの厚みにするかより先に、自分の目の下にすでに何があるのかを知ることが大切です。笑ったときに筋肉がつくるふくらみなのか、真顔でもふくらんでいる脂肪なのかで、同じヒアルロン酸でも仕上がりがまったく変わります。本記事では、涙袋の正体、腫れぼったく見せないための数字、鏡でできる見分け方、溶かしたいときの考え方と注意点を、ソウル・ホンデ(弘大)のビューティーストーン医院が解説します。当院で行っている施術のご紹介を含みます。

涙袋は脂肪ではなく、筋肉がつくるふくらみ

涙袋は、下まぶたのまつげのすぐ下にある、目を閉じたりまばたきしたりする眼輪筋*が少し前に盛り上がった部分です。

*眼輪筋:目のまわりを輪のように囲む薄い筋肉で、笑うと下まぶたがふっくらするのはこの筋肉の働きです。

この部分は筋肉の上下に皮下脂肪がほとんどなく、ふつうは真顔より笑ったときに目立つと報告されています。つまり涙袋ヒアルロン酸は、もともとある筋肉のふくらみに沿って薄く重ねる施術であり、目の下のくぼみを埋める施術とは別ものです。

自宅でできる確認方法もあります。鏡を正面から見て、下まぶたの下の皮ふを指先でそっと持ち上げてみてください。まつげのすぐ下に丸いふくらみができるなら、筋肉がすでに涙袋の形をつくれる目です。同じレビューでも、こうした目をこの施術に向いている例として挙げています。

まつげの下で涙袋をつくる眼輪筋のふくらみ

腫れぼったく見えるかを分ける2つの数字

1つ目の数字は幅です。まず笑ってもらって下まぶたにできる線を確認し、まつげの下4〜6mmの範囲に収め、その線より下にはボリュームを足さないことが勧められています。線を越えて頬の方へ下がると、笑ったときだけ見えていたふくらみが、真顔でも目の下を重たく見せるようになります。

2つ目の数字は量と深さです。針で入れる場合は片側最大0.2〜0.4mLが同じレビューの目安で、深すぎるとふっくら感が出ないまま全体がむくんだように見え、浅すぎると線が途切れたり一部だけ盛り上がったりすると書かれています。

目の下がむくみやすいのには理由があります。目の下のくぼみへのヒアルロン酸注入を扱った論文では、この部位の浅いリンパ管がとても繊細で頬の上のむくみにつながりやすく、注入量が多いほど短期的な腫れのリスクも高くなると説明されています。この論文は涙袋ではなく別の部位の経験をまとめたものなので数字はそのまま当てはめませんが、「量が腫れを左右する」という方向は涙袋にも共通します。

まつげの下4〜6mmに収める涙袋ヒアルロン酸の目安

真顔でも目の下がふくらむなら、順番が変わる

真顔でも目の下がぽっこりしていて、朝になるとさらに目立つ場合は、筋肉のふくらみよりも、奥の脂肪が前に押し出された「目の下の脂肪」の可能性が高くなります。同じ論文でも、脂肪が突出している目は「慎重に治療すべき対象」に分類されています。

そこに涙袋を足すと、まつげの下のふくらみとその下の脂肪のふくらみが二段に重なって見え、心配していた腫れぼったさがかえって強調されることがあります。まずは自分の目がどちらに近いかを確認しましょう。

  • 笑ったときだけまつげの下にふくらみができ、持ち上げると形が出る:涙袋ヒアルロン酸の候補
  • 真顔でも目の下がふくらみ、朝はさらに目立つ:脂肪の突出やむくみの原因を先に確認
  • ふくらみより、くぼんで影ができている:くぼみか、色素や血管によるクマかを先に見分ける
笑顔だけのふくらみと真顔でも出る目の下の脂肪の比較

副作用と注意点:内出血、青み、すぐ連絡すべきサイン

この部位は内出血が起こりやすく、レビューでも主な課題として、内出血の多さ、表面の凹凸、入れすぎたときの不自然さが挙げられています。内出血の多くは数日かけて薄くなります。軽く押すと少し鈍く痛む程度で、日ごとに良くなっているなら経過として様子を見て大丈夫です。

浅く入りすぎると、薄い皮ふ越しに青っぽく透けて見えることがあり、チンダル現象と呼ばれます。マッサージで整わないほどはっきりしている場合は、溶かしてからやり直すのがレビューの考え方です。

ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼ*という分解酵素で溶かすことができます。ただし一度で溶けきらないこともあり、実験室と動物モデルの研究では、粒子が均一にまとまった単相性のヒアルロン酸は、より多い量と複数回の処置が必要でした。シリコンなどほかの成分の注入剤はこの方法では溶けないため、以前に目のまわりへ何を入れたか分からない方は、まずそこを確認します。ハチに刺されて強いアレルギー反応が出たことがある方も、事前にお知らせください。

*ヒアルロニダーゼ:ヒアルロン酸を細かく分解し、体に吸収されやすくする酵素です。

一方で、皮ふが白っぽくなる、網目状に変色する、痛みがだんだん強くなる、視界がかすむといった変化は、待たずにすぐ施術を受けたクリニックへ連絡してください。まれですが、血管がふさがる合併症で皮ふの壊死や失明が報告されています。

ビューティーストーン医院では、真顔と笑顔を見比べながら笑いじわの線がどこにできるかをまず確認し、その線と脂肪の位置を見たうえで、涙袋を均一につなげるか、中央を少し厚めにするかを決めます。ご相談の際は、同じ明るさで撮った真顔と笑顔の正面写真、朝に目の下がむくみやすいか、以前の目元のヒアルロン酸や溶かした経験(時期・製品)を添えていただくと話が早く進みます。日本からのご相談はLINEで写真とメモを送っていただけます。

ヒアルロニダーゼで溶かせるヒアルロン酸

まとめ

涙袋は筋肉のふくらみで、ヒアルロン酸はそれに沿って薄く重ねるのが基本です。まつげの下4〜6mm、笑いじわの線より上、片側0.2〜0.4mL程度という目安を守ると、腫れぼったさが出にくくなります。真顔でもふくらむ目は、涙袋より先に脂肪やむくみを確認しましょう。

筋肉のふくらみなのか脂肪なのか自分では分からないという方は、真顔と笑顔の2枚の写真を添えて、ビューティーストーン医院にお気軽にご相談ください。

カウンセリングに持参する真顔と笑顔の写真

よくある質問

Q. 涙袋は笑ったときだけ見えるのが自然ですか?

A. はい。自然な涙袋は真顔ではほとんど目立たず、笑うとふっくらします。真顔でもはっきり見える厚みを望むと、笑ったときに重たく見えることがあるので、2つの表情の差を基準に量を決めます。

Q. 目の下のくぼみのヒアルロン酸と同じ日に受けられますか?

A. 入る位置が違うので一緒に計画することはできます。ただ一度に多く入れるより、<a href="https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9026508/">少量から始めて、必要なら1か月後に追加する方法</a>を勧める専門家もいます。

Q. 涙袋がほとんどない目でもつくれますか?

A. 皮ふを持ち上げてもふくらみができにくい場合、ヒアルロン酸だけでつくったボリュームは、笑顔に合わせて動くふくらみより固定されたふくらみに近くなりがちです。理想の形の写真を見せていただければ、できる範囲を一緒に決めます。

Q. 大事な予定がある場合、いつごろ受けるのがよいですか?

A. 内出血が出やすい部位なので、予定の直前は避けた方が安心です。予定日を教えていただければ、内出血やむくみが落ち着く期間を見込んで施術日を調整します。

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