CO2フラクセルの毛穴への効果はいつから?何回受けるかを解説
毛穴のフラクセルを1回受けて変化がわからない方へ。1回目のあとの肌で判断できない理由、目立つ毛穴が減りはじめた回数と比べる時期、始める前に時期を見直したい肌と副作用をまとめました。
毛穴のフラクセルは、4週間おきに3回をひとつの計画として考え、変化は2回目のあとから見ていきます。1回目のあと1〜2週間の肌は皮むけと赤みで毛穴が隠れていて、効果を判断できる状態ではありません。
3回目を終えて約3か月たったころが、同じ条件で写真を比べる目安です。
この記事の要点
- 毛穴のフラクセルは4週間おきに3回を1つの計画とし、3回目の12週間後に比べます。
- 目安:目立つ毛穴の数は、2回目のあとに28.8%、3回目の12週間後に54.5%減ったという報告があります。
- 1回目のあと:5〜7日目に皮がむけ、ピンク色の赤みは通常2〜3か月かけて薄くなります。
- 赤いニキビが出ている時期や色の濃い肌は、始める時期と方法を医師と相談します。
毛穴のフラクセル、1回目のあとの肌で効果は判断できる?
1回目のあとの1〜2週間は、毛穴の変化を見る時期ではありません。フラクショナルCO2レーザーは、細い柱のような光を肌に無数に当てる方法です。光が当たらなかった部分の皮膚は傷つかずに残り、そこから肌が治っていきます。
施術直後の肌は日焼けのあとのようにほてり、赤み・腫れ・かゆみ・ヒリヒリ感が数日続きます。5〜7日目には肌が乾いてむけはじめ、その下から出てくる新しい皮膚はピンク色です。この時期は皮むけと赤みで毛穴の輪郭がかえって見えにくく、変化が出たのか判断できません。
診察では、毛穴の大きさを見る前に、肌の色のタイプと今のニキビの状態を確かめます。肌の色が濃いほど、治る途中で茶色い色が残りやすく、同じ設定でも回復の経過が変わるからです。1回目のあとに鏡で見た毛穴は、まだ治りかけの肌として受け止めましょう。

目立つ毛穴の数が減りはじめるのは何回目から?
目立つ毛穴の数がはっきり減りはじめるのは、2回目のあとからです。顔の毛穴の開きに悩む韓国人32人が、エネルギーを低めにしたフラクショナルCO2レーザーを4週間おきに3回受けた研究があります。写真で数えた目立つ毛穴は、2回目のあとに28.8%、3回目の12週間後に54.5%減っていました。
この研究には比べる相手(対照群)がなく、参加者は日焼けすると褐色になりやすい肌タイプ(フィッツパトリックⅢ〜Ⅳ型)の方でした。肌の組織を調べると、コラーゲンの線維が増えていました。最後の回から時間がたつほど差が開いていたので、3回目の直後に結果を決めつけないことが大切です。
1回だけ受けた場合の変化を調べた研究もあります。中国人9人が顔全体にフラクセル(Fraxel Re:pair)を1回受けたところ、毛穴の開きや肌のきめに改善が見られました。ただし著者は、その程度を軽度から中等度と評価しています。1回で大きく変わる施術ではないと考えて、回数の計画を立てておきましょう。

フラクセルを始める前に、時期をずらしたほうがいい肌は?
赤く腫れたニキビが顔に出ているときは、毛穴より先にニキビの炎症を落ち着かせます。肌の色がとても濃い方も、レーザーで肌の表面を削る治療には向きにくいとされています。色が濃いほど、治ったあとに茶色いしみ(色素沈着)が残るリスクが高くなるためです。その場合は、エルビウムという別のレーザーが選択肢になることもあります。
次のような場合は、施術の時期を見直すのがおすすめです。
- 赤く腫れたニキビが顔に出ている方
- 4週間以内に強いピーリングや別のレーザー治療を受けた方
- ドキシサイクリンなど、光に敏感になる薬を飲んでいる方(施術72時間前から控えます)
- 施術前の4週間に、強い日差しを浴びる予定がある方
口のまわりに口唇ヘルペスが出たことがある方は、予約の段階でお伝えください。口元にレーザーを当てると再発することがあり、前もって抗ウイルス薬を用意できます。

フラクセルのダウンタイムと副作用、様子を見てよい反応とすぐ連絡する症状
フラクショナルCO2の回復期間は、1回ごとに丸1週間が目安です。かさぶたや皮むけは自然にはがれるのを待ち、無理にむいたり掻いたりするのはお控えください。傷あとや感染の原因になります。
個人差はありますが、赤みは通常2〜3か月で薄くなり、長い方では6か月から1年かかる場合があります。治る途中で白く小さなぶつぶつ(稗粒腫)が出ることもあり、施術後1か月ほどのあいだに見られます。
茶色い色素沈着も起こる場合があります。顔全体に1回受けた中国人9人の研究では、1か月後に55.5%の方に出ていましたが、6か月後には11.1%まで減っていました。長引く場合は速やかに医師へご相談ください。
次の症状が出たときは、様子を見ずに施術を受けたクリニックへご連絡ください。
- 口のまわりに小さな水ぶくれが集まって出てきた
- 1週間を過ぎても、黄色い液がにじむ・ただれた状態が続く
- 赤みの中に、茶色い色むらが日ごとに濃くなってきた

韓国旅行の日程の中でフラクセルを受けるときの注意点
鎮静(眠る麻酔)を使った日を除けば、施術を理由に帰りの飛行機を延ばす必要はありません。
ただし1回ごとに丸1週間の回復期間があり、皮がむけるのは5〜7日目です。滞在の終わり近くに受けると、皮むけの時期を帰国してから迎えることになります。
フラクセルは、1回の来院で毛穴が一気に変わるというより、回を重ねて少しずつ肌が整っていく施術です。4週間おきに3回なら、1回目から3回目まで約2か月かかります。1回目と2回目、3回目をそれぞれ別の来韓に分けるつもりで予定を組んでおきましょう。
帰国後に気になる変化があれば、LINEで写真を添えてご相談いただけます。水ぶくれが広がるなど変化が大きいときは、まず現地の医療機関で診察を受けてください。

まとめ:3回の計画で毛穴を比べる時期
毛穴の変化は、同じ照明と角度で撮った写真で比べます。1回目の前、2回目のあと、3回目の12週間後の3枚がそろうと、その日の肌の調子に左右されずに判断できます。
当治療は自由診療(保険適用外)です。費用は施術範囲・回数により異なります。
ご相談の際は、「自分の肌タイプなら何週間おきに何回の計画になるか」を最初に確認すると、来韓の日程と回復期間を合わせて考えやすくなります。ソウルのハプチョン(合井)にあるビューティーストーン医院では、LINEでのご相談を承っています。日本人スタッフが在籍しているので、日本語でそのままご相談いただけます。最初のメッセージには、毛穴が気になる部分の写真と、来韓できる時期の候補を添えてください。
参考にした資料
- 韓国人32人の顔の毛穴に低いエネルギーのフラクショナルCO2を4週間おきに3回 — Dermatol Surg, 2018
- アジア人の肌にフラクショナルCO2を1回当てた変化と色素沈着 — Lasers Surg Med, 2010
- レーザーで肌を削る治療の回復期間・副作用・向いていない人 — Cleveland Clinic
よくある質問
Q. ニキビ跡にも、毛穴と同じフラクセルで変化は期待できますか?
A. ニキビ跡にも、毛穴と同じフラクセルで改善が期待できます。中国人9人が顔全体にフラクセルを1回受けた研究では、毛穴の開きとあわせてニキビ跡も改善し、その程度は軽度から中等度と評価されています。
Q. フラクセルを3回受けたあと、毛穴の変化はどのくらい続きますか?
A. フラクセル3回のあとの毛穴の変化は、3回目の12週間後までは減った状態が確かめられています。韓国人32人の研究はそこで追跡を終えているため、それより先にどのくらい続くかはわかっていません。
Q. フラクセルのあと、メイクはいつからできますか?
A. フラクセルのあとのメイクは、皮むけが終わって肌が治ってからにしましょう。治ったあとに残るピンク色の赤みは、メイクで隠すことができます。油分の少ないものを選び、緑系の下地を使うと赤みが目立ちにくくなります。
Q. フラクセルの前後で、日焼け止めはどう使えばいいですか?
A. フラクセルの前は、施術の4週間前から毎日、幅広い紫外線を防ぐ日焼け止めを塗りましょう。施術後は肌が治ってから、顔用でSPF30以上のものを必ず毎日使ってください。日焼けを避けることが、茶色い色素沈着を防ぐことにつながります。
Q. フラクセルのあと、トレチノインやピーリング系のケアはいつから再開できますか?
A. フラクセルのあとは、トレチノインやグリコール酸のような刺激の強いケアを4週間控えてください。ほかにも肌を刺激しそうな塗り薬や化粧品は、6週間ほど避けるのがおすすめです。
Q. フラクセルのあと、目のまわりが腫れたらどうすればいいですか?
A. フラクセルのあとの目のまわりの腫れは、起こりうる反応です。最初の4日間は枕をひとつ足して頭を高くして眠ると、腫れを抑えやすくなります。目のまわりの腫れが強いときは、医師が飲み薬を処方することもあります。









