【院長解説】ウルセラとスレッドリフト — あなたに合うのはどちら?
同じリフティングでも、ウルセラとスレッドリフトは作用のしくみが異なります。たるみの程度・ダウンタイム・効果が出るタイミングから、あなたに合う施術を見つける方法をまとめました。

ビューティーストーン医院には、お昼休みや退勤時間に立ち寄って、リフティングについて相談される方がたくさんいらっしゃいます。鏡を見てフェイスラインがぼんやりしてきたり、頬骨の下あたりがわずかにたるんできたサインを感じて来院される方が多いですね。いざ調べてみると、「ウルセラにすべきか、スレッドリフトにすべきか」という選択肢で迷われる方が非常に多いです。簡単にお答えすると、どちらが合うかはたるみの程度・ダウンタイム・効果が出るタイミングを合わせて見ないと判断できません。この2つの施術は作用のしくみ自体が異なるため、向いているタイプも変わってくるんです。
ウルセラとスレッドリフトは「同じリフティング」としてひとくくりにされることが多いですが、一方は体がコラーゲンを生成するようにシグナルを送る方法で、もう一方は糸で物理的に直接引き上げる方法です。この2つの違いをあらかじめ整理しておくと、カウンセリングで自分に合った施術を見つけやすくなりますよ。
> この記事は、ホンデ ビューティーストーン医院の施術情報をまとめたコンテンツです。
この記事を読むとわかること
· ウルセラとスレッドリフトの作用のしくみの違い
· どんな方にウルセラが向いているか
· どんな方にスレッドリフトが向いているか
· 2つの施術を時期を分けて組み合わせるケース
ウルセラとスレッドリフトの作用のしくみの違い
ウルセラはHIFU*超音波を一点に集束させ、皮膚の深い層を刺激する方法です。その刺激によって体が自らコラーゲンを生成するようにシグナルを送るしくみで、施術そのものが引き上げるのではなく、体が引き上げるように誘導するイメージです。微細な超音波がSMAS層 (筋膜層)の深さを含むターゲット層でコラーゲンとエラスチンのリモデリングを促すと報告されています。
HIFU*:高密度焦点式超音波のことです。超音波エネルギーを一点に集束させ、皮膚の深い層(SMAS層 (筋膜層))に点状の熱凝固を生じさせ、その刺激でコラーゲンが自己生成されながらリフティング効果が徐々に現れてきます。
スレッドリフトはまったく逆のアプローチです。小さなコグ(返し)のついた吸収性の糸を真皮層・SMAS層 (筋膜層)に挿入し、物理的に牽引することで即座に引き上げます。施術そのものが持ち上げる力となり、時間が経つにつれて糸が吸収される過程でコラーゲンも同時に刺激されます。コグ糸を用いたSMAS層 (筋膜層)の再配置は、たるんだ軟部組織をより深い安定した構造に再固定し、元の位置に戻らないようにすることを目的としていると整理されています。まとめると、生物学的アプローチ(ウルセラ)と物理的アプローチ(スレッドリフト)という違いが、即効性の強さ・持続期間・ダウンタイム・向いているケースのすべてを分けているのです。

どんな方にウルセラが向いているか
ウルセラは、初期から中程度のたるみがある方や、じっくりとコラーゲンの土台を整えたい方に向いている傾向があります。即効性よりも、数ヶ月かけて徐々に結果が現れるプロセスを受け入れられることが大切です。よく見られるのはこのようなケースです。
- たるみがはっきりしているわけではないけれど、鏡でフェイスラインがぼんやりしてきたサインを感じている方
- ダウンタイムがほとんどない状態でなければならない方 — 施術当日に出勤が必要な方
- 糸を挿入する侵襲的な施術に抵抗がある方
ウルセラは施術後に軽いむくみや赤みが1〜2日程度出ることがあります。翌日からメイクアップが可能で日常生活への支障が少ない方なので、お昼に受けて午後の打ち合わせに参加される方も珍しくありません。ただし、コラーゲンの回復が進むまでに時間がかかるため、施術直後に効果を判断するのではなく、数週間かけて変化を見ていくのが自然です。以下の図は、ウルセラの効果の実感が時間とともに高まっていく流れを参考としてまとめたものです。

どんな方にスレッドリフトが向いているか
スレッドリフトは、たるみがはっきりしていて即効性を求める方に向いている傾向があります。施術直後からフェイスラインが整って見え、通常6ヶ月〜2年程度持続します。よく見られるのはこのようなケースです。
- 頬骨下やフェイスラインのたるみがはっきりしている方
- イベント・会議・結婚式など、日程が決まっている方 — 特定の時点までに結果が必要な方
- 数日のダウンタイム(引っ張り感・軽いあざ)に耐えられる方
反対に、次のような場合は施術の時期を遅らせるか、別のアプローチを検討することが安全です。
- 妊娠中・授乳中の方、または施術部位に活動性の炎症がある場合 — 回復と安全性を優先する必要があります
- ケロイド体質がある場合 — 糸を挿入した箇所の反応について、事前に医師とよく相談することをお勧めします
スレッドリフトは施術直後から数日間、引っ張り感や軽いあざが見られることがあります。通常3〜5日で自然に落ち着き、即効性を求める方の満足度が高い傾向にあります。
2つの施術を並べて見る比較ポイント
ウルセラとスレッドリフトを同じ表で比較すると、どんな方にどちらが合うかがよりはっきりします。ダウンタイム・効果が出るタイミング・持続期間を合わせて確認しながら、ご自身のスケジュールとたるみの程度に合わせて考えるのが自然です。
| 比較項目 | ウルセラ | スレッドリフト | 選ぶ際のポイント |
|---|---|---|---|
| 作用のしくみ | コラーゲン自己生成を誘導 | 糸で直接牽引 | 2つのアプローチで効果が出るタイミングが異なります |
| 即効性 | 緩やか(数ヶ月かけて) | 高い(直後から確認できる) | 日程が決まっているならスレッドリフトが向いています |
| ダウンタイム | 1〜2日(むくみ・赤み) | 3〜5日(引っ張り感・軽いあざ) | 当日出勤が必要ならウルセラが向いています |
| 持続期間 | 通常6〜12ヶ月 | 通常6ヶ月〜2年 | 再施術のタイミングは医師と相談しましょう |
非切開のアンチエイジング施術は、ご自身の肌の状態と目標をもとに、皮膚科専門医が適切な選択肢を案内する流れとなっています。表だけで自己判断するよりも、直接診察した医師と一緒に決めることが安心です。どちらが優れた施術というわけではなく、ご自身の状態にどちらが合っているかが大切なポイントです。
ビューティーストーン医院が2つの施術を考える視点
ウルセラとスレッドリフトのどちらが答えかは、「より良い施術」を選ぶ問題ではなく、どのような状態の方にどちらの施術が合うかを見極める問題です。同じ方でも、2つを時期を分けて組み合わせるケースもあります。はっきりしたたるみにはスレッドリフトでまず即座に引き上げてから、6ヶ月ほど経ってウルセラでコラーゲンの土台を整えるという流れです。同日にまとめて受けるよりも時期を分けた方が安全な場合が多いです。ビューティーストーン医院では、特定の施術を最初から決めてお勧めするのではなく、たるみの程度・ダウンタイム・効果が出るタイミングをまず一緒に確認してから、どちらが合うかを決めるアプローチを大切にしています。皮膚科専門医が直接たるみの状態を確認し、スケジュールも一緒に組んでいきます。
よくあるご質問
Q. お昼休みに受けて、そのまま出勤できますか?
A. ウルセラは可能な場合が多いです。施術が30〜60分程度のため、お昼休みや退勤前に受けることができ、軽い赤みやむくみはメイクアップでカバーできることが多いです。スレッドリフトはお昼に受けてすぐに出勤するのは難しい場合があります。3〜5日間、引っ張り感や軽いあざが見られることがあるため、週末や休暇に合わせて受けることをお勧めします。
Q. 1回受ければ効果は続きますか?
A. どちらの施術にも持続期間があります。ウルセラは通常6〜12ヶ月間隔で再施術を検討される方が多いですが、コラーゲンのサイクルが十分に回った後に再施術することで効果が蓄積されていきます。スレッドリフトは6ヶ月〜2年程度持続しますが、糸の種類やコグの形状、個人の状態によって異なります。正確な再施術のタイミングは医師と相談して決めることをお勧めします。
Q. 両方受けるとより効果的ですか?
A. 同日にまとめて受けることはお勧めしていません。通常、はっきりしたたるみにはまずスレッドリフトで引き上げてから、6ヶ月ほど経ってウルセラでコラーゲンの土台を整えるように時期を分けています。どちらの施術を先に行うかはご自身の状態によって異なりますので、カウンセリングで一緒に決めていきましょう。
Q. 効果はいつ頃から感じられますか?
A. 2つの施術では効果が現れるタイミングが正反対です。スレッドリフトは施術直後からフェイスラインが整って見え、ウルセラはコラーゲンの回復が進む2〜3ヶ月にわたって徐々に変化が現れてきます。そのため、特定の時点までに結果が必要であればスレッドリフトが、ゆっくりと自然な変化を望まれる方にはウルセラが合うケースが多いです。変化の度合いには個人差があります。









