ソフウェーブの見積もり、ショット数の合計で比べていませんか
他院の合計ショット数を横並びにしても、仕上がりは読めません。数字の裏にある部位ごとの配分と深さを、見積もりから読み解く順番で整理しました。
ソフウェーブを検討して何院かで見積もりを取ると、案内されるショット数が院ごとにばらついて、どれを信じればいいのか迷う方は少なくありません。数字が横に並ぶと、つい桁の大きいほうが得に思えてきます。
けれど合計のショット数は、あくまで足し算の答えにすぎません。仕上がりを決めるのは、その本数を顔のどこへ、どの深さに割り振るかです。この記事では数字をそのまま比べる前に、他院と天秤にかけている方の目線で、見積もりを読み解く順番をたどっていきます。
見積もりのショット数、そのまま足し算で比べていませんか
そもそも1ショットとは、機械が超音波を一か所へ絞り込み、肌の中の決まった深さにごく小さな熱の点(熱凝固点*)をひとつ落とす、そのひとまとまりを指します。ここで押さえたいのは、ショット数が表すのは『点をいくつ置いたか』であって、一回ごとの威力ではないという点です。数え方をそろえないまま桁だけを見ると、比べる土台そのものが崩れてしまいます。
*熱凝固点:真皮やさらに下の層にできる、ごく微細な凝固のかたまりです。肌がそこを直そうとする過程で、コラーゲンづくりが後押しされるとされています。
そして臨床の報告を見ると、数字はいつも顔ぜんたいではなく、部位ごとに区切って書かれています。たとえば高密度平行超音波でフェイスタイトニングを調べた研究では、左右の頬に2〜3回のパスを重ね、あわせて150〜200パルスを当てたとされています。これは頬という一区画に対する数であって、どの顔にも当てはまる基準値ではありません。だからA院の合計とB院の合計を横に並べても、それだけでは優劣を測れないのです。
見積もりの合計は、いわば部位ごとの本数を寄せ集めた総量です。総量が大きくても、その点がほんとうに要る場所へ振り分けられているかどうかは、合計の一行からは見えてきません。まず『この数字はどの部位の分なのか』をほどいていくことが、読み解きの第一歩になります。
合計が同じでも、仕上がりが違うのはなぜ?
合計がそろっていても中身まで同じにならないのは、顔の場所ごとに前提が違うからです。肌や脂肪のぶ厚さは一定ではなく、まぶたのまわりやおでこは薄く、ほおやあご下にはしっかり厚みがあります。ねらう層が上下すれば当てる深さも動き、深さが動けば、同じ広さをカバーするのに要る点の数も自然と変わってきます。
深さの使い分けを部位別にまとめた系統的レビューでは、いちばん薄い場所には浅いトランスデューサーをあて、眉やこめかみでは浅いものと深いものを組み合わせ、ほおとあご下では4.5mmの深いタイプを選んだと報告されています。つまり計画は決まった数字からではなく、体の構造上どこを狙うかから逆算して組まれているわけです。その深い狙い先になるのがSMAS層*です。
*SMAS層:顔の表情筋をくるむ、うすい繊維状の膜のことです。ここがたるむと、フェイスラインが下がって見えやすくなるといわれています。
| 部位 | おもに狙う深さ | 場所のクセ | 本数の傾向 |
|---|---|---|---|
| おでこ・目もと | 浅い真皮 | 骨に近く肌がうすい | 狭いぶん控えめ |
| こめかみ・眉上 | 浅い層+深い層 | うすい所と厚い所が混在 | 深さを二段に分ける |
| ほお | 深い筋膜層 | 広くて脂肪ものる | いちばん多く回す |
| フェイスライン・あご下 | 深い筋膜層 | もたつきが出やすい | ほおと束ねて計画 |
| 首 | おもに浅い層 | うすくよく動く | 少なめにおさえる |
もうひとつ本数を動かすのが、扱う面のひろさです。ある新しい超音波機器を検討したレビューでは、あご下とほおに440ラインを照射したところ、2か月の時点で患者の63.6%に臨床的な良化が見られたとされています。面が広ければ本数はふくらみますが、それは広さの裏返しであって、桁の多さがそのまま仕上がりの良さを表すわけではありません。ですから帳票に同じ合計が並んでいても、おでこ寄りに配ったのか、ほお寄りに寄せたのかで、意味はまるで別物になります。
ショット数が多い見積もりが、かえって不利になる場面
本数を増やせばそのぶん結果も伸びる、そう思えますが、報告はそう単純には語っていません。超音波リフティングの安全面をまとめた文献によると、エネルギーをかけすぎることで、神経が一時的に刺激されたり、皮下の脂肪がやせたり(萎縮)といった困りごとの起きやすさが上がると説明されています。とりわけ目のまわりのような、扱いに気をつかう場所では用心が要ります。
たとえば、もともと脂肪が薄めの方の深い層をやりすぎると、逆にほおがそげて見えてしまうことがあります。『引き上げたはずが、かえって疲れた顔に見える』という感想が出るのは、こうしたやりすぎが一因だと考えられます。だいじなのは合計をふくらませることではなく、要るぶんを、要る場所へ、ちょうど置けているかどうかです。
逆に、少なすぎる見積もりも考えものです。ひろい面をうすくなでるだけでは、刺激は入っても変化が見えにくいことがあります。場所ごとの下限はきちんと確保しつつ、用心が要る所では思いきって減らす。この引き算と足し算の判断こそ、合計の桁数よりも見積もりの質をよく映し出します。
数字だけで決めたあと、経過はどう進む?
感じ方に個人差はありますが、多くの方は受けた当日から一両日のあいだ、ピリピリ感やうっすらした赤みを覚えます。たいていは数日のうちにおさまるものの、なかなか消えないときは、ためらわず早めに医師へ相談してください。決めた本数で進んだあとに何が普通なのかを先に知っておくと、落ち着いて臨めます。
ごくまれには、神経が一時的にピリつく感じや、むくみが出ることもあります。加えて、妊娠されている方や授乳中の方、当てる場所に炎症がある方などは、受けられないケースがあります。事前の診察でかならず、当てはまらないかを確かめてください。本数や範囲を自分だけで決めず、医師と話し合いながら進めるのが安心です。
受けたあとの肌はうるおいが逃げやすい状態です。その日はゴシゴシこすることや長湯をひかえ、たっぷりの保湿と、紫外線をふせぐ日焼け止めをこまめに続けてください。変わり方は、肌がコラーゲンを育てるペースに合わせてゆっくり出るため、ふつうは二、三か月ほどかけて少しずつ実感するといわれます。すぐ劇的に動かなくても、あせらず経過を見ながら見きわめていきましょう。
ハプチョンのBeautystoneでは、見積もりをどう読み解く?
最後に、見積もりを手にしたとき一緒に見ておきたいポイントをまとめます。合計の桁ばかりを見くらべていると、仕上がりのカギになる情報を取りこぼしがちです。Beautystoneでは、次のような点を診察でひとつずつ確かめながら、計画を組み立てていきます。
- 配分の内訳:合計ではなく、ほお・フェイスライン・首へそれぞれ何本ずつ回すのか
- 深さの主軸:浅い層と深い層、どちらを中心に据えた計画なのか
- 脂肪のタイプ:ほおの脂肪が薄めかどうかを、診察で見てもらえているか
- 次の目安:いつごろ受け直すのが良さそうかを、先に聞けているか
かかる費用は、当てる範囲や配分の仕方でも上下します。おおよその金額は料金ページでご確認ください。ソウルにあるクリニックの価格のため、時期によって変わることがあります。
ソウルのハプチョンにあるBeautystoneクリニックでは、LINEからのご相談を受け付けています。他院の見積もりと並べて迷っている方も、数字のほどき方からお手伝いしますので、どうぞ気軽にお声がけください。
よくある質問
ショット数が同じなら、どのクリニックでも仕上がりは同じですか?
いいえ。同じ合計でも、部位への振り分けや使う深さで結果は変わります。数字そのものより、どこへ何本・どの深さで配る計画かを確かめてください。
見積もりに「何ショット」としか書かれていない場合はどうすればいいですか?
合計だけでは判断しにくいので、ほお・フェイスライン・首など場所ごとの内訳と、使う深さを診察でたずねてください。その内訳を説明してもらえるかどうかも、一つの目安になります。
他院より少ないショット数を提案されました。効果が弱いということですか?
必ずしもそうではありません。要る場所に要る量が置かれていれば十分なこともあります。ただ少なすぎると変化が出にくい場合もあるため、場所ごとの下限が満たされているかを確認してください。
一度受けたら、次はいつ検討すればいいですか?
受け直しの目安はあります。カウンセリングで次回のタイミングを先に聞いておくと、その後の計画が立てやすくなります。


