シークレットRFは深いほど効く?針の深さをめぐる4つの誤解
頬は2.0mm、額は1.2mm、目もとは0.8mm——部位で数字が変わると「額は手抜き?」「他院の方が効く?」と不安になりがちです。相談でよく出る思い違いを一つずつ整理し、mmの数字の読み方をお伝えします。

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シークレットRFのカウンセリングで「頬は2.0mm、額は1.2mm、目もとは0.8mm」と部位ごとに違う数字を聞くと、「額は浅いから手を抜かれている?」「他院はもっと深いから効くのでは?」と不安になる方がいらっしゃいます。
でも、その多くは針の深さの意味を「強さの目盛り」と取り違えたことから生まれる誤解です。この記事では、深さをめぐって相談でよく出る4つの思い違いを取り上げ、mmの数字の正しい読み方を一つずつ整理していきます。
「深いほど効く」は本当?いちばん多い誤解
シークレットRFの相談でいちばん多い思い違いが、「深く刺すほど効果が高い」という受け止め方です。数字が大きいほど強い施術に思えますが、そうではありません。針の深さは効果の強さではなく、熱をどの層に届けるかを決めるための座標です。
シークレットRFは、細い針を皮膚に刺したうえで、針の先端から高周波(RF)の熱を出す施術です。針の側面は絶縁されていて、通り道の表皮には熱を残しません。エネルギーは設定した深さに届いた一点からだけ出ていきます。つまり深さを変える操作は「強くする・弱くする」ではなく、「どの層に反応を起こすか」を選び直す操作なのです。
住所にたとえると分かりやすいかもしれません。深さは「何番地へ届けるか」を指定する番号で、荷物の大きさそのものではありません。荷物の量にあたるのが出力です。高周波マイクロニードリングの用量反応を調べた研究でも、針が網状層真皮という深めの層に届いたときに良い結果が出たと報告されています。ここはコラーゲンが作り直される層です。深さが届け先を、出力がそこで起きる反応の大きさを決める——この二つを分けて考えると、数字の意味がすっと入ってきます。同じ深さでも、出力を上げれば反応は大きく、下げれば穏やかになります。深さと出力はいつも別々に考えるのがコツです。
「額のmmが小さいのは手抜き?」部位で数字が違う理由
「頬は2.0mm、額は1.2mm」と聞くと、額のほうが手を抜かれているのでは、と不安になる方がいます。でも数字が部位で変わるのは、雑だからではなく、皮膚の厚みそのものが場所ごとに大きく違うからです。
顔の39か所で皮膚の厚みを測った研究では、真皮がもっとも厚かったのは鼻の脇の下部で約1,969µm、もっとも薄かったのは上まぶたの内側で約759µmでした。同じ一つの顔の中で、厚みが2倍以上ちがうということです。この差の上に、全部同じ深さをあてはめたらどうなるでしょうか。
厚い部位で浅すぎれば、狙う層に届く前に熱が終わってしまいます。逆に薄い部位で深すぎれば、真皮を通り越してその下に入ってしまいます。どちらも期待した反応にはなりません。だから部位ごとに数字を変えるのは、ばらついた設計ではなく、同じ仕上がりを保つための調整です。むしろ全部を一律にするほうが、狙いから外れてしまいます。
皮膚の下に何があるかも一緒に見て決めます。頬のように下を脂肪が支える場所と、額のようにすぐ下が骨の場所とでは、取れる深さの余裕が変わるからです。下の表は、部位ごとの特徴と数字の傾向をまとめたものです。
| 部位 | 皮膚の特徴 | 数字の傾向 |
|---|---|---|
| 頬 | 真皮が厚く、下を脂肪が支える | 深めに取りやすい |
| 額 | 組織が薄く、すぐ下が骨 | 浅めで均一に整える |
| フェイスライン | 厚みは中間・神経に配慮 | 中間の深さで慎重に |
| 目もと | 顔でいちばん薄い区域 | 浅く、出力も下げる |
| 鼻の脇 | 研究で真皮が最も厚い | 深く取る余裕がある |
「他院は2.5mmだった」mmを比べても意味がない場面
「別のクリニックでは2.5mmと言われた。こちらは2.0mm。数字が大きいあちらのほうが効くのでは?」——これも相談でよく出る思い違いです。じつは、機器が違えばmmの数字は同じ土俵で比べられません。
理由は二つあります。一つは、針の長さをどこから測るかの基準点が機器ごとに違うこと。もう一つは、針が絶縁されている区間の長さが製品ごとに異なることです。この二つがずれると、同じ「2.0mm」と表示されていても、実際に熱が届く層までそろっているとは限りません。数字の見た目だけで強い・弱いを判断できないのは、このためです。
だから他院と見比べるときは、mmの数字そのものより「どの層を狙う設定ですか」と尋ねるほうが確かです。さらに、狙いは部位だけでなく目的でも動きます。毛穴やニキビ跡のように浅い真皮の悩みを扱うときは、同じ頬でもあえて浅く進めることがあります。反対に、頬でハリを目標にするなら深く下ります。部位と目的をセットで見て決めるもの、と覚えておいてください。
「浅い部位はラク」は思い違い?痛みとダウンタイム
「浅く設定する部位は痛くないだろう」というのも、よくある思い違いです。じつは額のように骨がすぐ下にある場所は、控えめな設定でも響くように感じやすい部位です。浅い=ラク、と一括りにはできません。
そのため額では、麻酔クリームを使ったうえで、出力と深さを見ながら慎重に進めます。目もとも同じ考え方で、深さも出力も下げ、一度に強くかけず回数を分けて重ねることが多い場所です。感じ方には個人差があるので、痛みが不安な部位は事前に伝えておいていただくと調整しやすくなります。
ダウンタイムの出方も、深さで少し変わります。施術後の一般的な経過は次のとおりです。
- 赤み・軽い腫れ・点状の針跡が出ることがあります
- 多くは数日から1週間ほどで落ち着きます
- 深く設定した部位ほど、この時期はやや長引きがちです
- かさぶたは無理にはがさず、自然に取れるのを待ってください
施術後の数週間は、保湿と日焼け止めをこまめに続けてください。赤みが長引いたり痛みが強くなったりする場合は、我慢せず早めに医師へご相談ください。この時期の過ごし方も、仕上がりに関わります。
数字に迷ったらハプチョンBeautystoneで確認できること
ここまで見てきたように、mmの数字は「強さの目盛り」ではなく「どの層を狙うか」を示す座標です。だから他院の数字と見比べて不安になるより、自分の肌に対して何を狙う設計なのかを確認するほうが、ずっと役に立ちます。
実際の深さには、皮膚の厚みや目的、これまでの経過といった個人差が関わります。同じ年代の方でも、同じ部位の厚みが違うことはよくあります。だからBeautystoneでは、数字だけが一人歩きしないよう、その方の肌を診たうえで狙う層と理由をその場でお伝えし、一人ひとり設定を決めていきます。
ソウル・ハプチョンのBeautystoneでは、LINEでのご相談を受け付けています。「カウンセリングで聞いたmmの意味を知りたい」「他院の数字と違って不安になった」という方は、どうぞお気軽にお声がけください。ご自身の肌状態を理解したうえで、医師と相談して決めていきましょう。
よくある質問
針の跡はどのくらいで落ち着きますか?
個人差はありますが、赤みや軽い腫れ、点状の針跡は多くが数日から1週間ほどで落ち着きます。深く設定した部位ほど、この時期はやや長引く傾向があります。かさぶたは無理にはがさず、自然に取れるのを待ってください。
目もとにも受けられますか?痛みが心配です。
目もとは顔でいちばん薄い区域なので、深さも出力も下げて、回数を分けながら慎重に進めます。麻酔クリームを使い、感じ方を見て調整しますので、不安な点は事前にお伝えください。
フェイスラインは深さをどう決めますか?
フェイスラインは厚みが中間で、神経の走行にも配慮が必要な部位です。そのため中間くらいの深さで慎重に進めます。実際の設定は皮膚の状態を診たうえで決めていきます。
毛穴やニキビ跡が気になります。頬でも浅く受けることはありますか?
はい。毛穴やニキビ跡のように浅い真皮にある悩みを扱うときは、頬でもあえて浅めに進めることがあります。同じ頬でもハリが目標なら深く下ります。部位と目的をあわせて設計します。






