スカルプトラの本数の目安を部位と年齢から考えるガイドの表紙

スカルプトラは本数が多いほど良い?やりがちな誤解と進め方

「多いほど早く効く」と思って足すと、かえって過剰補正を招くことがあります。本数まわりのよくある勘違いを、実際の仕組みから見直します。

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スカルプトラは本数が多いほど良い?やりがちな誤解と進め方

「スカルプトラは本数が多いほど効く」——そんなイメージから、できるだけたくさん入れたほうがお得なのでは、と考えていませんか。ところが本数をめぐる思い込みは、かえって過剰補正や不自然な仕上がりを招くことがあります。

この記事では、本数についてとくに多い4つの誤解を取り上げ、それぞれが実際にはどうなのかを、スカルプトラの働きからほどいていきます。数字の大きい・小さいではなく、後悔しない決め方という物差しで読んでみてください。

「多く入れるほど早く仕上がる」という誤解

本数について最初に生まれやすいのが、「入れた量が多いほど、その分だけ早く、しっかり変わる」という期待です。けれど実際のところ、量の多さがそのまま仕上がりの良し悪しを決めるわけではありません。

そもそもスカルプトラは、ポリ乳酸(PLLA)の微粒子を注射で届ける製剤です。1本ぶんの粉を専用の溶液で溶いてから打ちますが、溶かした水分は数日のうちに引いていき、肌に残るのは粒子の成分だけになります。この粒子をきっかけに体が反応して周りへ細胞を呼び寄せ(異物反応*)、線維芽細胞が動き出すことで、肌みずからがコラーゲンを育てていく——という流れが知られています。

*異物反応:見慣れない物質が体に入ったとき、その場所へ細胞を集めて対処しようとする、ごく正常な防御の働きを指します。

肌の奥に残った粒子の周囲で、線維芽細胞が新しいコラーゲンを織り上げていくところです。
肌の奥に残った粒子の周囲で、線維芽細胞が新しいコラーゲンを織り上げていくところです。

注入した直後にぷっくり見えるのは、大半が溶液の水分によるふくらみで、じきに落ち着きます。見た目に効いてくるのはそのあとで、数か月をかけてじわじわ進むのが本来の姿です。だからこそ結果を分けるのは総量そのものではなく、薬がどれだけ平らに行き渡ったか、注入先の細胞がどれだけ元気に働くか、という点になります。

たとえ同じ本数でも、一か所へまとめ打ちすればぶつぶつした硬さが残りやすく、薄く広げて置けば肌になじみやすくなります。数を増やすことに気を取られるより、必要な量をていねいに配るほうが、あとあと自然な変化につながります。

「気になる部位は一度に全部」がなぜ心配なのか

「気になる場所は、この機会にまとめて全部やってしまいたい」——そう考える方は多いのですが、ここにも見落としがあります。使う量は効き目の強さではなく、埋めたい“広さ”を起点に決まっていくからです。

こめかみのように狭くて深く落ち込んだ部分なら、ほんの少しでも印象は変わります。逆に、頬全体やあご下のラインのような広い面をならすには、同じ濃さで届けるぶんだけ量がかさみます。数字が大きくなるのは面積のせいであって、そこが人より劇的に若返る、という話ではありません。

部位抱きがちなイメージおさえておきたい実際
こめかみ狭いから物足りなそうわずかな量でも印象が動く
頬全体本数が多いほどよく効く広さを満たすための量で、効きの差ではない
あご下のライン一気にならして左右そろえたい帯状で左右差が出やすく、少しずつが無難

1回で使う量にもおおまかな目安があります。専門家の合意をまとめた文献では、1度の施術で1〜2本ほどにとどめる範囲が示されています。直したい場所がいくつもあるときこそ、まとめて片づけるより、優先度をつけて何回かに振り分けるほうが、体の反応を読みやすく安全だと考えられています。

「気になる部位は一度に全部」がなぜ心配なのか

「変化がない=足りない」と追加してしまう前に

一度試したのに手応えが薄く、「量が少なかったのかも」と足したくなる——この場面にも落とし穴があります。スカルプトラの変化は、もともとゆっくり時間をかけて出るものだからです。

コラーゲンが積み上がるまでには、その人の年齢や体の酸化ストレスの度合いによって、およそ8〜24か月ほどかかると整理されています。打った直後のふくらみは溶液によるもので、肝心の変化はまだこれから、という時期が思った以上に長く続きます。

この“待ち時間”を「効いていない」と早合点して足すと、遅れて増えてきたコラーゲンが後から乗ってきて、想像よりふくらんでしまうことがあります。これが過剰補正で、いったん出ると元へ戻しづらいのが厄介な点です。

だからこそ同じ合意文献も、効果がじわじわ現れる性質をふまえて足しすぎを避け、次を加えるかどうかは前の施術からおよそ4〜6週おいた頃に見きわめるようすすめています。間隔を詰めて重ねるのもおすすめできません。薬をむらなく根づかせ、盛りすぎを防ぐために、施術と施術の間は数週間〜数か月あけて進めるのが基本です。

「変化がない=足りない」と追加してしまう前に

「年齢が上なら本数を増やすべき」は正しい?

「歳を重ねているほど、本数も多めにしておくべきでは」——ここも判断に迷いやすいところです。ところが年齢で大きく差が出るのは、必要な量よりむしろ、“変化が表れるまでの早さ”のほうなのです。

年齢が上がった肌では、I型やIII型といったコラーゲンをつくる力そのものが落ちていきます。ある計測では、線維芽細胞が生み出すプロコラーゲンの量は、18〜29歳で82±16ng/mL。それが80歳以上になると56±8ng/mLと、はっきり目減りしていました。同じ量を同じ位置に注入しても仕上がりに個人差が出るのは、この土台の違いが背景にあります。

とはいえこれは「反応しない」わけではなく、「表れるまでに時間がかかる」と受け止めるほうが実際に近い見方です。ですから年齢を口実に、はじめから本数を盛っておく組み立ては、必ずしも近道になりません。効いてくるまでの時間を織り込み、何回かに分けて反応を確かめながら進めるほうが、多すぎず少なすぎない着地に近づきます。

誤解で後悔しないために|Beautystoneでの相談の進め方

ここまでの4つの思い込みに共通するのは、「数を足せば何とかなる」という発想です。けれど本数は、面積とコラーゲンの反応の速さから逆算して組み立てるもので、増やせば早く仕上がるわけでも、必ず良い結果になるわけでもありません。

施術のあとは、むくみや青あざ、刺した場所の違和感が出ることがありますが、その多くは数日から1週間ほどでやわらぎます。ただし、硬いしこりが指に触れるときや、症状が長引くときは、自分で判断せず早めに担当医へ相談してください。術後のマッサージも、必ず医師から言われたやり方と期間を守って行いましょう。

料金は使う本数で上下するので、目安はあらかじめ料金ページで確かめておくと安心です。何より大切なのは、いまの肌の状態を自分でも把握したうえで、医師と一緒に量と回数をすり合わせていくことです。

ソウルのハプチョンにあるBeautystoneクリニックでは、LINEからのご相談を受け付けています。「本数は多いほうが安心なのかな」と迷っている方も、どうぞ気軽に声をかけてみてください。

よくある質問

ダウンタイムはどのくらい続きますか?

むくみや青あざ、注入部位の違和感は、多くの場合、数日〜1週間ほどでおさまります。硬いしこりが残るときや不調が長引くときは、早めに担当医へ相談してください。

次の施術まで、どのくらい空けますか?

足しすぎを避けるため、追加の要否は前回からおよそ4〜6週たった頃に見きわめます。間隔は詰めず、数週間〜数か月あけて進めるのが目安です。

直したい場所が多いときは、一度で済ませられますか?

1回あたり1〜2本が目安なので、すべてを一度にではなく、優先度を決めて数回に分けるほうが安心です。

料金は本数で決まりますか?

使う本数で料金は変わります。おおよその額は料金ページで確かめ、必要な量と回数は医師と相談して決めていきましょう。

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