【ピコウェイ】タトゥー除去の料金、1回の単価だけ見ると総費用が30%以上高くなる理由
ピコウェイのタトゥー除去料金は、1回の単価ではなく「総回数」が本当の決め手です

ピコウェイのタトゥー除去料金、1回の単価だけ見ると総費用が30%以上高くなる理由
冬になると、長袖の下に隠していたタトゥーを見せてくださる患者様で診察室が賑わい始めます。
「ネットで1回9万ウォンと書いてあったので行ってみたら、
実際の見積もりがまったく違ってびっくりしました」とおっしゃる方が本当に多いんです。
今日はその理由を、一つひとつ丁寧にお伝えしていきますね。

まず、ピコウェイが他のピコレーザーと何が違うのかから
ピコウェイは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位の超短パルスで色素粒子を細かく破砕するレーザー機器です。
同じ「ピコ」系でも、ピコシュアや
エンライトゥンとは異なり、ピコウェイは1064nm・532nm・785nm・730nmの4つの波長を使用します。
これがカラータトゥー除去において、決定的な差を生み出すポイントです。
どれも同じピコレーザーに見えますよね? 実は波長で大きく変わります
この記事のポイント
ピコウェイの1回あたりの料金だけで判断すると、損をすることがあります。
Kirby-Desaiスケールで評価すると、黒の単色タトゥーは6〜8回、
カラー+リタッチ入りのタトゥーは10〜12回必要なケースもあり、総費用が30%以上変わる場合があります。
タトゥーの色素を破砕するのは、ガラス瓶を割るのと似た原理です。
同じハンマーでも、ガラス瓶の色(黒・赤・青)によって効果的なハンマーが異なります。
だから一つの波長しか持たない機器でカラータトゥーを照射すると、
ある色は薄くなるのに、別の色はほとんど残ってしまうことがあるんです。
これが、ピコウェイの見積もりが変わってくる最初のポイントです。
Nd:YAGベースのピコ秒レーザーであるピコウェイは、1064nmで黒・濃い青を、
532nmで赤・オレンジを、
785nmで青緑・緑を狙います。
黒の単色タトゥーなら1064nm一つで対応できるので、1回の単価だけ見ても問題ないのですが、
カラーが混在していると、1回の施術で波長を2〜3種類切り替えることになります。
これが、1回の料金が同じでも総費用に差が出る理由です。

実はこの話、診察室で週に2〜3回は聞くんですよね。
先週も52歳の女性の方が、弟さんの薄毛治療の相談に付き添いでいらして、
「先生、私のも見てもらえますか」と手首の内側にある黒のレタリングタトゥーを見せてくださいました。
20年前の単色タトゥーだったので、Kirby-Desaiスケールで採点してみると約6点。6〜8回で整理できるケースだったので、総費用もわかりやすくシンプルな見積もりになりました。
一方、同じ日の午後にいらした46歳の男性の方は、肩に赤・緑・黒が混じったトライバルタトゥーに、5年前のリタッチまで入っているケースでした。
同じスケールで11〜12点。1回あたりの料金は近くても、
回数がほぼ2倍になるため、総費用は30%どころかほぼ2倍の差になります。

ウィ・ヨンジン院長のまとめ
ピコウェイによるタトゥー除去は、1回あたりの単価ではなく「自分のタトゥーに何回必要か」で見積もりを考えることが大切です。
黒の単色か、
カラーが混在しているか、
リタッチが入っているかによって、総費用は30%から多い場合は2倍近く変わってきます。
カウンセリングの際は、1回あたりの料金だけでなく、予想される総回数を必ず確認してみてください。
では、自分のタトゥーはどのくらいかかる? タイプ別に見てみましょう
ご自身のケースを表から確認してみてください。
ただ、これが必ずしもきれいに答えが出るわけではありません。
タトゥーの場所、
インクの素材、
肌のトーン、
免疫反応によって、同じ黒の単色でも5回で終わる方もいれば9回かかる方もいます。
そのため、最初の1〜2回の結果を見てから回数を改めて設定するのが、より正確です。
一つ必ずお伝えしておきたいのですが、
1回の料金が極端に安いクリニックでは、機器の出力設定が低かったり、
1回で照射するエリアが狭くて回数が増えてしまうケースがあります。
ただ、最初の1〜2回を試験的に低い出力で行うのが適切なケースもあるため、
一概に低価格が罠というわけではなく、「なぜその料金設定なのか」を説明してもらうのが一番安心です。

患者様からよくいただく3つの質問に、正直にお答えします
Q1. ネットで1回9万ウォン、15万ウォン、30万ウォンとバラバラなのですが、どれが本当ですか?
A. 診察のたびに同じようにご説明している部分なのですが、
1回あたりの単価は「タトゥーの面積」と「出力の設定」によって変わるもので、それ自体が高い・安いを決めるものではありません。
指一本分くらいの小さな黒のレタリングなら8〜10万ウォン台も十分あり得ますし、
肩全体のカラートライバルなら1回35万ウォンになることもあります。
ですから料金だけを見るのではなく、「自分のタトゥーのサイズに対してこの価格は妥当か」という視点で見ていただくことが大切です。
ここまで読まれると、次にこんな疑問も出てくるかと思います。
Q2. 施術の間隔はどのくらいが適切で、パッケージでまとめて契約するのはお得ですか?
A. 私も最初は4週間間隔が正解だと思っていたのですが、
臨床の現場で見ていると、6〜8週間の間隔で来院される方のほうが、1回あたりの色素の抜けが良い印象があります。
免疫細胞が破砕された色素を処理するのに時間がかかるためです。
パッケージは6回以上が確定しているケースでは通常10〜15%の割引が入ることが多いのですが、
3回程度で終わる小さなタトゥーなら、パッケージより都度払いの方がお得なこともあります。
最後にもう一点、大切なことをお伝えしますね。
Q3. 副作用や傷跡は心配ないですか? 色素沈着などはどうでしょうか?
A. これは少し長くなるのですが、
ピコウェイは熱によるダメージが少ないため、傷跡のリスクはQスイッチレーザーの時代と比べてかなり低下しています。
ただ、施術直後に一時的に白く変化するフロスティング反応や、
その後2〜3日のかさぶた、
まれに色素沈着や色素脱失が起こる可能性はあります。
特に肌のトーンが濃い方、
日光にさらされることが多い方は、施術後4週間は紫外線対策を徹底していただく必要があります。
また、カラータトゥーの中に白色顔料が混じっている部分は、逆に黒く変色することがあるため、
テスト照射で先に確認してから
施術に入るようにしています。
今日一つだけお持ち帰りいただくとすれば — 1回あたりの単価ではなく、ご自身のタトゥーを基準にした予想総回数をまず確認してみてください。そこから本当の見積もりが見えてきます。
次の記事では、「同じ黒の単色タトゥーなのに、なぜ6回で終わる人と9回かかる人がいるのか — Kirby-Desaiスケールの読み方」をご紹介します。診察室でどのようにスコアをつけているか、実際のケースでお見せしますね。ウィ・ヨンジンでした。










