リップフィラーの相談で口角ボトックスを勧められる理由
リップフィラーだけを受けると、口角の下がりがかえって目立つことがあります。口角ボトックスと一緒に受けたとき、口元全体が自然に整う理由をまとめました。

リップフィラーの相談で口角ボトックスを勧められる理由
唇にボリュームをプラスしたくてカウンセリングに行ったら、「口角ボトックスも一緒に受けられるといいですよ」と言われることがあります。想定外のご提案なので少し戸惑ったり、追加販売のように感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、リップフィラーと口角ボトックスが一緒に勧められるのには、きちんとした理由があります。それぞれの施術がアプローチする部位が異なり、組み合わせることでより自然な仕上がりになる組み合わせなんです。
一言でまとめると。 リップフィラーはボリュームを補う施術、口角ボトックスは下がったラインを整える施術です。唇だけを際立たせるのではなく、口元全体がなめらかに整った印象を目指す組み合わせです。
リップフィラーだけだと何が物足りないの?
リップフィラーは唇そのもののボリュームを補う施術です。薄くなった唇のラインをはっきりさせ、ふっくらとした立体感を作り出します。施術直後から変化がわかりやすく、満足度の高い施術のひとつです。
ただ、唇だけを整えたときに意外と気になるケースがあります。唇がはっきりしたのに、ニュートラルな表情のときに口角が下がっていて、表情が少し硬く見えたり無愛想な印象になってしまうことがあります。鏡で自分の顔を見て「唇はきれいなのに、なんか印象が暗い…」と感じる状態になることがあるんです。
これは唇自体の問題ではなく、口角を下に引っ張る筋肉が原因です。年齢を重ねるにつれてこの筋肉が強くなり、唇が際立つほど下がった口角とのコントラストがより鮮明に見えてしまいます。
口角ボトックスが担う役割は別にあります
口角ボトックスはDAO*という筋肉に作用します。この筋肉は口角を下に引っ張る働きをしており、加齢とともに徐々に優位になっていきます。そのため、何もしていない表情でも口角が下がったような印象が生まれてしまいます。
*DAO:Depressor Anguli Oris(口角下制筋)。口角を下方に引っ張る小さな筋肉で、口角下がりの主な原因です。*
この筋肉をほんの少し緩めてあげると、口角を引き下げる力が弱まり、反対に口角を引き上げる筋肉が自然と優位になります。その結果、何もしていないときでも口角がほんのり上がったような印象が生まれます。笑顔のような雰囲気がベースになるイメージです。
この施術単体での変化量はそれほど大きくありません。口角が1〜2mm程度上がる変化なので、単独で受けると「受けたかな?」と感じるケースもあります。ところが、リップフィラーと組み合わせると効果がはっきりと見えてきます。
2つの施術を一緒に受けると何が変わるの?
唇がふっくらしながら口角もほんのり上がるので、口元全体がなめらかに整います。唇だけが目立つのではなく、顔全体の印象が柔らかく温かみのある雰囲気になります。
表情の変化も自然です。口角を下に引っ張る筋肉が緩んだ状態なので、笑ったときに口角がより自然に上がります。無表情のときに無愛想に見える印象が和らぎ、笑顔がより華やかになるという両方の効果が同時に得られます。
費用面だけ見ると2つの施術を一緒に受けることは負担に感じるかもしれませんが、結果的な満足度は片方だけ受けたときよりもずっと高くなります。リップフィラーだけ受けて6ヶ月後に口角ボトックスを追加するケースもありますが、最初から一緒に受けるほうがデザインのバランスがより自然に仕上がります。
どんな方に向いていますか?
口角がやや下がっていて唇のボリュームも気になる方に最もよく合います。無表情が冷たく見えると感じる方や、写真を撮るといつも口角が下がって見える方です。
反対に、もともと口角が自然に上がっている方には、口角ボトックスが必ずしも必要な施術というわけではありません。ご自身の普段の表情や印象を見ながら判断されるとよいでしょう。
よくあるご質問
Q1. 口角ボトックスだけでも効果はありますか?
A. 効果はありますが、変化量は控えめです。リップフィラーと一緒に受けることで、口元全体の印象の変化がより明確になります。
Q2. 2つの施術を同じ日に受けても大丈夫ですか?
A. 可能です。部位は近いですが施術の深さが異なるため、干渉することはありません。同日に受けられる方の多い組み合わせです。
Q3. 口角ボトックスの効果はどのくらい持続しますか?
A. 通常3〜4ヶ月程度です。リップフィラーは6〜12ヶ月持続するため、ボトックスの再施術スケジュールを別途設定される方が多いです。







