脇の医療脱毛は何回で効果が出る?波長と回数の関係を解説
脇の医療脱毛の効果は、回数だけでなく毛根の深さと照射する波長の組み合わせによって変わります。効果に差が出る仕組みと、回数ごとの経過をやさしく解説します。

最終更新:2026年7月
「6回も医療脱毛を受けたのに、脇の内側だけ毛が残っている気がする」「同じ回数を受けたはずなのに、周りの人と効果の出方が違う」——医療脱毛の経験がある方なら、一度はこうした違和感を覚えたことがあるのではないでしょうか。
実は、脇の医療脱毛の効果は、回数だけでなく、毛根の深さと照射する波長の組み合わせによって大きく変わります。同じ6回を受けても、単一の波長だけで施術している場合と、複数の波長を組み合わせている場合とでは、毛根まで届くエネルギーの量が異なるためです。
本記事では、脇の医療脱毛で効果に差が出る仕組みと、回数ごとの経過の目安、施術前後に気をつけたいポイントについて詳しく解説します。
脇の医療脱毛とは?効果の差を生む「波長」の仕組み
医療脱毛は、毛根にあるメラニン(黒色色素)がレーザーの光を吸収し、その熱で毛根そのものを壊す施術です。ここまではご存じの方も多いかもしれません。
ただし、「医療脱毛」と一口にいっても、実際には波長の異なる複数のレーザーが使われています。代表的なものが、アレキサンドライトレーザー(755nm)、ダイオードレーザー(810nm)、Nd:YAGレーザー(1064nm)の三種類です。この数字が、光が肌のどれくらい深くまで届くかを左右します。
755nmはメラニンへの吸収率が高く、浅い毛根によく反応します。一方1064nmは吸収率こそ低いものの、より深い部分まで届きやすいという特徴があります。この違いが、部位ごとの効果の出方を実際に分けている大きな要因です。

脇の毛根はなぜ「中間の深さ」なのか
脇は、顔の産毛(1mm前後)よりも深く、太ももの毛(5〜7mm)よりは浅い、中間くらいの深さに毛根があるとされています。目安としては3〜4mm程度です。
755nmのレーザーでも、この深さまでエネルギーは届きます。ただし、脇の内側のラインや太く根の深い毛は、755nmのエネルギーが毛根に到達するまでの間に、表皮側である程度吸収されてしまう傾向があります。
そのため、単一波長だけで施術を続けていても、内側のラインだけがなかなか薄くならないと感じるケースが出てきます。回数を重ねているのに変化が乏しいと感じる場合、波長の組み合わせを見直す価値があるかもしれません。
二つの波長を組み合わせると何が変わるのか
当院では、755nmのアレキサンドライトと1064nmのNd:YAGを切り替えながら照射できる「ジェントルマックスプロプラス*」を使用しています。
ジェントルマックスプロプラス*:755nmと1064nmの二つの波長を切り替えながら照射できる医療脱毛機器です。
二つの波長を組み合わせて照射すると、表面に近い毛根には755nmが、深く根を張った毛根には1064nmが、それぞれ役割を分担して働きかけます。
当院の症例では、単一波長のみに比べて、二波長を併用したほうが1回あたりの減毛効果が高くなる傾向がみられます。内側のラインや太い毛が気になっている方ほど、波長の組み合わせによる差を感じやすいようです。
ただし、どの波長構成が向いているかは毛質や肌質によっても変わるため、施術前のカウンセリングで肌状態を確認したうえで決めることが大切です。

回数ごとの経過タイムライン、実感の変わり方
脇の医療脱毛は、回数を重ねるごとに実感の仕方が変わっていきます。以下では、時期ごとの目安を整理します。
| 時期 | 実感の変化 | 補足 |
|---|---|---|
| 1回目 | 施術後2〜3週間で毛が抜けたように感じるが、その後また生えてくる | 効果を実感しにくく、不安になりやすい時期です |
| 2〜3回目 | 毛の伸びる速度がゆるやかになり、密度が目に見えて減る | 満足感を持ち始める方が多くなります |
| 4〜5回目 | 太い毛はほとんど目立たなくなり、うぶ毛程度が残る | 個人差はありますが、順調な経過の目安です |
| 6回目以降 | 脇の内側のラインや根の深い毛が整っていく | 二波長を併用している場合、差が最も出やすい段階です |
同じ6回を受けても実感の差が出る背景には、毛周期*が関係しています。
毛周期*:毛が生えてから抜けるまでの周期のことです。レーザーは成長期の毛にしか反応しないため、施術のたびに効きやすい毛根が変わります。
レーザーは成長期にある毛にしか反応しないとされ、ある時点で成長期にある毛は全体の20〜30%程度にとどまります。そのため、4週間前後の間隔をあけながら施術を重ね、そのつど違う毛周期の毛根を捉えていく必要があります。
間隔を詰めすぎると、まだ成長期に入っていない毛には効果が届きにくく、逆に空けすぎると次の来院までに毛が伸びてしまいます。医師が案内する間隔を守って通っていただくことをおすすめします。
施術前後の注意点と、正常な反応・受診が必要なサインの見分け方
脇の医療脱毛は、季節によっても注意したい点が変わります。特に紫外線が強い時期は、肌のメラニンが増えている状態でレーザーを照射すると、毛根ではなく表皮のメラニンが先に熱を吸収してしまう場合があります。
その結果、色素沈着ややけどのリスクが上がるだけでなく、毛根に届くエネルギーが減って効果も出にくくなることがあります。海やプールなどで紫外線を強く浴びた直後は、2週間ほど施術を見合わせていただくと安心です。
とはいえ、夏場でも施術が一切できないわけではありません。室内で過ごすことが多く、日焼け止めをこまめに塗り直している方であれば、夏でもそのまま施術を続けられる場合があります。屋外での活動が多い時期は、日焼け止めをいつもより丁寧に塗り直しましょう。
また、施術後の反応にも正常な範囲と注意が必要なサインがあります。施術直後の2〜3時間ほど続くヒリヒリ感、毛穴の周りが少し膨らむ毛嚢炎のような反応、翌日までの軽い赤みは、通常の範囲内の反応とされています。
一方で、24時間経っても痛みが強くなる場合や、水ぶくれ・ジュクジュクした状態・かさぶたのような変化が見られる場合は、軽いやけどの可能性があるため、早めにクリニックへご相談ください。
施術後3日間はサウナ・岩盤浴・激しい運動を控えていただき、日焼け止め(SPF50以上)を必ず塗ってください。特に日焼け止めは、色素沈着を防ぐうえでもっとも重要なケアです。

まとめ
脇の医療脱毛の効果は、回数だけでなく、毛根の深さに合わせた波長の組み合わせによって変わります。755nmと1064nmを併用すると、表面に近い毛根と深く根を張った毛根の両方に働きかけやすくなり、単一波長のみに比べて1回あたりの効果を感じやすい傾向があります。
ただし、毛周期の関係で同じ回数を受けても実感の差が出ることがあり、紫外線対策やアフターケアも効果と安全性の両方に影響します。
ご自身の毛質や肌状態を理解し、医師と相談しながら波長の組み合わせや間隔を決めることが大切です。ソウル・合井のBeautyStoneクリニックでは、LINEでのご相談を承っています。「回数を重ねても効果の差が気になる」という方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q1. 脇の医療脱毛は何回受ければ効果を実感できますか?
1回目は毛が抜けたように感じても、その後生えてくることが多く、効果を実感しにくい時期です。2〜3回目あたりから毛の伸びる速度がゆるやかになり密度の減少を感じ始める方が多く、4〜5回目には太い毛がほとんど目立たなくなります。6回目以降は、内側のラインや根の深い毛が整っていく段階です。ただし成長期にある毛は全体の20〜30%程度のため、4週間前後の間隔で通っていただくことが必要です。
Q2. 「永久脱毛」と聞きますが、本当に毛は生えてこなくなりますか?
医療脱毛は毛を完全になくす施術というより、毛の量を大きく減らす施術に近いものです。目安となる回数を受けると8〜9割程度は毛が生えてこない状態になりますが、残りの1〜2割は毛が細く薄い状態で残ったり、妊娠や更年期などホルモンバランスの変化をきっかけに再び生えてくることがあります。年に1〜2回ほどメンテナンスを受けていただくと、状態を保ちやすくなります。
Q3. 料金が安いプランを選んでも問題ありませんか?
1回あたりの料金だけで比較すると、単一波長でショット数に制限があるプランを選んでしまうことがあります。その場合、既定の回数を受けても内側のラインが残り、追加の施術が必要になることがあり、結果として二波長を併用したプランと総額が変わらない、あるいはそれ以上になるケースもあります。料金はクリニックによって異なるため、金額だけでなく使用する機器やショット数の制限も確認していただくことをおすすめします。
Q4. 施術後にヒリヒリする、赤くなるのは副作用ですか?
施術直後の2〜3時間ほど続くヒリヒリ感や、毛穴の周りが少し膨らむ毛嚢炎のような反応、翌日までの軽い赤みは、通常の範囲内の反応とされています。ただし24時間経っても痛みが強くなる場合や、水ぶくれ・ジュクジュクした状態・かさぶたのような変化が見られる場合は、軽いやけどの可能性があるため、早めにクリニックへご相談ください。施術後3日間は熱い刺激を避け、日焼け止めを塗っていただくことが大切です。











