ジュベルックボリューム、フィラーと何が違うのですか?
ジュベルックボリュームはフィラーのように充填するのではなく、コラーゲンを誘導してボリュームを作る施術です

ジュベルックボリューム、フィラーと何が違うのですか?
ビューティス・ドクターズ ウィ・ヨンジン院長です。
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Q. ジュベルックボリュームも結局フィラーではないでしょうか?
A. いいえ、違います。注入して充填するのではなく、お肌が自らコラーゲンを作ってボリュームが満ちてくる原理です。
Q. それでは効果がすぐには見えないということですか?
A. 施術直後にもある程度のボリューム感はありますが、本当の変化は4~8週間後にコラーゲンが再生されてから現れます。
ジュベルックボリュームとは?
Juvelook Volume(ジュベルックボリューム)は
PDLLA(ポリ-D,L-乳酸)成分をベースにした
コラーゲン誘導ボリュマイザーです。
一般的なHA(ヒアルロン酸)フィラーとは異なり、
注入と同時にボリュームを充填する方式ではなく
お肌の組織内でコラーゲン合成を刺激して
段階的にボリュームを作り出す施術です。
簡単に言うと、
フィラーは「入れて埋める」もので
ジュベルックボリュームは「育てて満たす」ものです。
この違いがなぜ重要なのか、
今から詳しく解説していきましょう。
充填するのではなく育てる — コラーゲン誘導の真の意味
多くの方が誤解されている部分なのですが、
「コラーゲン誘導」という言葉が
単なるマーケティング用語のように感じる方がいらっしゃいます。
しかし、ここで重要なポイントが一つあります。
PDLLAは体内に入ると
徐々に分解されながら
周辺組織に一種の「シグナル」を送ります。
「ここに組織再生が必要だ」というシグナルです。
すると私たちの体の線維芽細胞(fibroblast)が
— コラーゲンを作る工場のような細胞ですが —
活性化されて1型、3型コラーゲンを
新たに合成し始めます。
これがやや曖昧なところで、
フィラーのように「入れた分だけすぐに見える」のではなく
4週間、8週間、長くて12週間にわたって
徐々にボリュームが上がってくるということです。
正直に申しますと、
施術当日に「これで効果があるの?」と
おっしゃる方もたまにいらっしゃいます。
しかし1か月後にいらっしゃると
「先生、これ何か入れたんですか?」
とおっしゃるほど自然に満ちてきたケースが
私の症例ではかなり多くありました。
特にこめかみや額のように
骨の上の肉が薄くなってくぼんだ部位、
頬前方のボリュームが失われた部位で
この原理がはっきりと現れます。
一般的なフィラーはHAゲルが物理的に
空間を占めてボリュームを作りますから。
そのため時間が経つと
分解されてボリュームも落ちて、
場合によっては広がったり塊になったりもします。
一方、ジュベルックボリュームは
PDLLA自体は数か月にわたって吸収されますが、
その場所に新しく作られたコラーゲンは
相当期間残っています。
単に高いから良いのではなく、
「自分のお肌が直接作ったコラーゲン」であるため
質感自体が違います。
フィラー特有の「触ると感じる異物感」が
ほとんどないということです。
ジュベルックボリュームはフィラーのような「充填」施術ではありません。
PDLLAが分解されながらコラーゲン合成を誘導し、
そのコラーゲンがボリュームと弾力を作る構造です。
そのため効果は遅いですが、質感は自然で持続力が長いです。
一般フィラー vs ジュベルックボリューム — 一目で比較
ケースによって異なりますが、
私が通常患者様にご説明する際は
このように整理してお話しします。
| 区分 | HAフィラー | ジュベルックボリューム |
|---|---|---|
| 主成分 | ヒアルロン酸(HA) | PDLLA + HA |
| ボリューム原理 | 物理的充填 | コラーゲン誘導 + 一部即効ボリューム |
| 効果発現 | 即効 | 4~12週にかけて段階的 |
| 持続期間 | 6~12か月 | 12~24か月 |
| 異物感 | 部位によって感じることがある | ほとんどなし |
| 溶解 | ヒアルロニダーゼで可能 | 不可(自然吸収待ち) |
| 適合部位 | 鼻、顎、唇など精密な輪郭 | こめかみ、頬、額など広い面積 |
表をご覧いただければお分かりのように、
ジュベルックボリュームがすべての面で優れているわけではありません。
しかし、これが必ずしも良いことばかりではありません。
一つ必ずお伝えしなければならないのが、
ジュベルックボリュームは溶解することができません。
HAフィラーは結果が気に入らない場合
ヒアルロニダーゼで溶かして戻すことができます。
しかし、PDLLAベースの製剤は
体内で自然分解されるまで
待つしかありません。
そのため、施術者の解剖学的理解度と
注入量調節能力が
HAフィラーよりもはるかに重要です。
ただし、広い面積のボリューム損失に
自然な結果をお望みの方には
依然として最良の選択肢の一つです。
どのような方に適していて、どのような方にはフィラーが良いでしょうか
私が診療室で診察していると
大きく三つのタイプに分かれます。
第一に、こめかみ・頬前方がくぼんでいる方。
年を重ねて脂肪が落ちて
骨吸収まで進行すると
お顔全体が「ぺこっと」くぼんで見えますね。
このような場合、フィラーを入れると
塊になったり触った感じがすることがあるため
ジュベルックボリュームがはるかに自然です。
第二に、フィラーの繰り返しが負担に感じる方。
6か月~1年ごとにフィラーを受けに来るのが
時間的にも、費用的にも負担でしたら
ジュベルックボリューム2~3回で
12か月以上維持する方が効率的です。
第三に、「フィラー感」が出るのが嫌な方。
正直に申しますと、
この理由でいらっしゃる方が一番多いです。
他のところでフィラーを受けて
腫れて見えたり不自然だった経験がある方が
私たちのクリニックでジュベルックボリュームに変更されると
「これで本当に施術したのですか?」とおっしゃるほど
自然な結果をご覧になるケースが多くありました。
一方、鼻先や顎先のように
精密な輪郭を作らなければならない部位は
HAフィラーが適しています。
ジュベルックボリュームは広い面積に
「全体的なボリューム感」を満たすのに優れていて、
細かい形を彫刻するには
限界があります。
施術過程と注意点
施術自体は30分程度です。
麻酔クリーム塗布後に進行します。
ジュベルックボリュームはパウダー形態なので
施術前にHA溶媒と混合して
再構成(reconstitution)する過程が必要です。
この混合比率をどのように調整するかによって
粘度と拡散範囲が変わるため
施術者の経験が結果に直接影響します。
私は通常このように行います —
こめかみのような薄い部位は
少し薄めに混合して広く拡散させ、
頬前方のようにボリュームが必要な場所は
濃度を高めて集中的に注入します。
施術後2~3日は
注入部位に軽いむくみと
でこぼこした感じがあることがあります。
これはPDLLA粒子が定着する過程なので
1週間前後で自然に安定します。
ただし、施術後1週間は
サウナ、激しい運動、飲酒は
避けた方が良いでしょう。
ジュベルックボリュームは「入れて充填するフィラー」ではなく
「コラーゲンを育ててボリュームを作る」施術です。
溶解できないという短所があるため
施術者の解剖学的判断力が結果を左右します。
広い面積の自然なボリューム回復には
現在出ている製剤の中で最も合理的な選択肢だと考えています。
よくあるご質問
Q1. ジュベルックボリュームと一般的なジュベルックは何が違うのですか?
A. 一般的なジュベルックは肌質・弾力改善に焦点を当てた
スキンブースターに近く、
ジュベルックボリュームはPDLLA含有量が高く
実質的なボリューム生成まで可能な製剤です。
簡単に言うと「肌質用」と「ボリューム用」で
目的が異なるとお考えください。
Q2. 何回程度受ける必要があり、費用はどの程度でしょうか?
A. ボリューム損失程度によって異なりますが、
通常1~3回を4~6週間間隔で進行します。
私の経験では2回目前後で
満足度が確実に上がる方が多くいらっしゃいました。
費用は使用量と部位によって異なるため
直接カウンセリング時にご案内しています。
Q3. 副作用や注意すべき点はありますか?
A. 施術後のむくみ、あざ、注入部位のでこぼこは
1~2週間で自然に落ち着きます。
ただし、先ほど申し上げたように
溶解できないため、
過注入や間違った層への注入があると
結節(しこり)ができることがあります。
この点は施術者の熟練度にかかっているので
経験が十分な医療スタッフに受けることを
強くお勧めします。
以上、ウィ・ヨンジンでした。










