エラボトックスと唾液腺ボトックスの違いを解説するカバー画像
輪郭とボリューム

エラボトックスと唾液腺ボトックスの違いは?

同じ「小顔ボトックス」でも、エラの筋肉に効くものと唾液腺に効くものがあります。ご自身のフェイスラインがどちらのタイプに近いか、見分ける目安をわかりやすく解説します。

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鏡の前でフェイスラインに沿って手を当てると、日によってエラの横が硬く張って感じたり、耳の下あたりがふっくらして感じたりすることはありませんか。どちらも「顔が少し大きく見える」という同じ悩みにつながりますが、実は手に触れる場所が少しずつ違います。

小顔を目指すボトックスを調べていると、「エラボトックス」と「唾液腺ボトックス」という2つの言葉に出会います。名前も注射する場所も異なるのに、どちらも「フェイスラインがすっきりする」と紹介されるため、混同しやすいのではないでしょうか。

本記事では、この2つの施術がそれぞれどこに効くのか、ご自身のあごの下がどちらのタイプに近いのか、そして施術がどのような流れで進むのかについて、順を追って詳しく解説します。

フェイスラインが大きく見えるサインは1つではありません

あごのラインが厚く見える感じは、その原因が方によって異なります。歯を強く噛みしめるとエラの横に硬い筋肉が触れる方もいれば、力を抜いても耳の下が丸くふくらんでいる方もいらっしゃいます。また、脂肪や肌のたるみが重なっている場合もあります。

咬筋(こうきん、masseter):食べ物を噛むときに使うエラの横の大きな筋肉です。無意識に歯を食いしばったり、硬い食べ物を好んだりすると発達し、フェイスラインが角ばって見えることがあります。

ボトックスはこうした部位に共通して使われますが、その仕組み自体はシンプルです。神経から出る信号物質を一時的に抑えることで、その場所の活動を穏やかにする働きがあり、変化も一度に現れるのではなく、数日かけてゆるやかに出てきます。そのため「どこに注射するか」によって、筋肉を休ませることも、唾液腺の活動を抑えることもできます。まずはご自身のあごの下がどのサインなのかを見分けることが、最初の一歩になります。

フェイスラインが大きく見えるサインの種類を示す図

エラボトックスと唾液腺ボトックスは何が違う?

2つの施術の最も大きな違いは「どこに効くか」です。エラボトックスは噛む筋肉である咬筋に注射し、唾液腺ボトックスは唾液をつくる唾液腺に注射します。

耳下腺(じかせん、parotid gland):耳のすぐ下にある大きな唾液腺です。活動が多かったり大きくなったりすると、フェイスラインの上のほう、耳の下がふっくら見えることがあります。

咬筋にボトックスを注射すると、筋肉があまり使われなくなり、ボリュームがゆるやかに落ち着いていく変化が期待できます。一方、唾液腺に注射すると、唾液腺のボリュームが抑えられ、下顔面の輪郭が整う効果が見込めます。どちらも「下顔面」を扱いますが、一方は筋肉を、もう一方は分泌腺を対象にしている点が異なります。

施術名主な働き向いている悩み経過で見るポイント
エラボトックス(咬筋)噛む筋肉のボリュームをゆるやかに抑えます歯を噛むとエラの横が硬く張る場合変化は数週間かけてゆっくり現れます
唾液腺ボトックス(唾液腺)唾液腺の活動を抑えてふくらみをやわらげます力を抜いても耳の下が丸くふくらむ場合口の中が乾く感じが一時的に出る場合があります

表のように向いているサインがそれぞれ違うため、同じ「すっきり見せたい」という目標でも、出発点が変わってきます。

咬筋に効くエラボトックスと唾液腺に効く唾液腺ボトックスの違いを示す図

自分のあごの下はどちらに近い?

先ほど触れたように、同じ「顔が大きく見える」という悩みでも、原因が筋肉か唾液腺かによって向いている施術が変わります。ご自宅でおおよその見当をつけられる目安がいくつかあります。

  • 歯を強く噛みしめたときにエラの横が硬く張るなら、咬筋が発達している可能性があります
  • 力を抜いても耳の下やフェイスラインの上が丸く触れるなら、唾液腺のほうかもしれません
  • 両方の感触があるなら、筋肉と唾液腺が一緒に関係していることもあります

ただし、こうしたセルフチェックは方向をつかむ程度のものです。実際には触れる位置がわかりにくく、筋肉だと思って咬筋にだけ注射しても、期待したほど変化が少ない場合があります。2つが重なっている場合には、一緒に進めることもあります。ご自身での判断が難しいときは、医師にご相談ください。

あごの下が筋肉タイプか唾液腺タイプかを見分ける目安を示す図

副作用やダウンタイムで注意する点は?

エラボトックスと唾液腺ボトックスは比較的ダウンタイムが少ない施術とされていますが、リスクがゼロというわけではありません。注射のあとに赤みや腫れ、内出血が生じる場合がありますが、数日から1週間程度でおさまることがほとんどです。症状が長引く場合は、速やかに医師へご相談ください。

唾液腺ボトックスでは、用量が多いと一時的に口の中が乾く感じが出ることがあります。エラボトックスでは、まれに噛む力が一時的に弱く感じられることがありますが、多くは時間とともに落ち着いていきます。効果や副作用の出方には個人差があります。

また、ボトックスがあまり向かない、または慎重になったほうがよい場合もあります。

  • 妊娠中または授乳中の場合
  • 注射する部位に炎症や感染がある場合
  • 神経筋の疾患がある、または関連するお薬を使っている場合

このようなときは、施術を見送ったり、ほかの方法を医師と相談して決めたりするほうが安心です。自己判断で進めず、施術前の診察でご自身の状態をしっかり伝えることが大切です。

施術はどのような流れで進みますか?

エラと唾液腺のボトックスは近い場所に注射するため、位置と用量を正確に見極める過程が大切です。ここでは、一般的な流れを紹介します。

ステップ何をするか
診察・触診歯を噛んで筋肉を確認し、力を抜いた状態で唾液腺の部位に触れて原因を分けます
超音波での確認唾液腺の位置や深さ、周囲の血管や神経を見て安全な場所を見極めます
部位・用量の設計筋肉か唾液腺かに応じて注射する位置と量を分けて決めます
施術細い針で決まった深さに分けて注射します
経過の観察数日から数週間かけて変化を見ながら次回を相談します

特に唾液腺は周囲に血管や神経が近いため、超音波で唾液腺の位置と深さを確認し、安全な深さに注射する方法が推奨されています。用量が多すぎたり位置がずれたりすると、効果が弱かったり左右差が出たりすることがあるため、一度に強くではなく、反応を見ながら調整するほうが安心です。個人差はありますが、変化はゆるやかに現れることが多いです。

まとめ

エラボトックスと唾液腺ボトックスは、同じ小顔を目指す施術でも、効く対象が異なります。エラボトックスは噛む筋肉である咬筋に、唾液腺ボトックスは唾液をつくる唾液腺に働きかけます。まずは、ご自身のふくらみが筋肉によるものか唾液腺によるものかを見分けることが出発点になります。

ただし、セルフチェックはあくまで目安であり、効果には個人差があります。触れる位置は見分けにくく、2つが重なっていることもあるため、ご自身の状態を理解したうえで、医師と相談して決めることが大切です。

ソウル・合井のBeautyStoneクリニックでは、すぐに施術をおすすめするのではなく、筋肉と唾液腺のどちらがボリュームの原因かを確認したうえで必要な部位を設計しています。LINEでのご相談を承っていますので、「顔が大きく見えるのが気になる」という方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

Q1. あごの下がふっくらしていると、小顔になるには唾液腺ボトックスが必要ですか?

必ずしも唾液腺ボトックスが正解とは限りません。ふくらみの原因によって変わり、歯を噛んだときにエラの横が硬く張るなら咬筋のエラボトックスが向いていますし、力を抜いても耳の下が丸くふくらむなら唾液腺ボトックスを検討します。両方が関係している場合は一緒に進めることもあります。まずは筋肉か唾液腺かを見分けることが先になります。

Q2. 唾液腺ボトックスの効果はどれくらい持続しますか?口が乾くことはありますか?

個人差はありますが、通常は数か月ほど持続し、時間とともにゆるやかに戻っていくことが多いです。唾液腺ボトックスは唾液腺の活動を抑えるため、用量が多いと口の中が乾く感じが出る場合があります。位置が正確でないと効果が弱かったり左右差が出たりすることもあるため、位置と深さを確認して適切な用量で分けて注射することが大切です。

Q3. エラが張って気になります。エラボトックスと唾液腺ボトックス、どちらを先に受けるとよいですか?

先に受ける施術は、エラが張って見える原因によって変わります。エラの横の筋肉が目立って角ばって見えるならエラボトックスから検討し、耳の下の唾液腺がふくらんで輪郭がぼやけるなら唾液腺ボトックスを考えます。両方が混ざっている場合は、診察で比重を分けて一緒に進めることもあります。鏡の前で歯を噛んだり力を抜いたりするだけでも、おおよその方向は見当をつけられます。

Q4. ボトックスは一度受けたら受け続けなければなりませんか?

受け続ける義務があるわけではありません。ボトックスの効果は時間がたつとゆるやかに薄れていくため、形を保ちたい場合は一定の間隔で受け直し、そうでなければもとの状態に戻っていきます。繰り返すうちに間隔が延びる場合もありますので、最初から一生続ける計画と考えるより、変化を見ながら決めていくとよいでしょう。

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