【院長解説】ニキビを潰したあとは軟膏よりデュオデルムが正解です
潰したニキビ跡にデュオデルムを1枚貼るだけで、赤みが驚くほど落ち着きます

ニキビを潰したあとは軟膏よりデュオデルムが正解です
季節の変わり目になると、あご周りやおでこに赤い跡が残った患者さんで診察室がいっぱいになります。
「先生、昨日ついガマンできなくて潰してしまったんですけど、
傷跡になったらどうしましょう?」と
おっしゃる方がとても多いんです。
今日は、そのあとのケアについてていねいにお話しします。

軟膏とデュオデルム、ニキビ跡への効果に決定的な違いがあります
デュオデルムは、傷口から出る滲出液を吸収して
しっとりとした湿潤環境をつくる
ハイドロコロイドドレッシングです。
軟膏が表面に薄い膜を張るだけなのに対し、
デュオデルムは滲出液を吸収しながら
外部の細菌まで同時にブロックしてくれる点が
最大の違いです。
デュオデルムがニキビの赤みを防ぐ、本当のメカニズム
「潰したニキビ跡にデュオデルムを貼ると、滲出液を吸収しながら
二次感染を防ぎ、赤みを残さずに回復することができます。
」
— ウィ・ヨンジン院長(ホンデ ビューティーストーン医院)
潰したニキビ跡にデュオデルムを貼ると、
滲出液を吸収しながら二次感染を防ぎ、
赤みを残さずに回復することができます。
先月、20代半ばの女性が来院されたのですが、
あごの炎症性ニキビを4か所
ご自身で潰してそのままにされていました。
そのうち2か所は潰した直後に
デュオデルムを貼っていて、
残りの2か所はそのまま放置されたそうです。
10日後に確認すると、
デュオデルムを貼っていた箇所はほとんど跡が残らず、
放置した箇所には黒ずんだ色素沈着が
はっきりと残っていました。
ここが少しわかりにくいのですが、
「かさぶたができれば治る」と
思っている方が多いのですが、実は逆なんです。

ここで大切なポイントが一つあります。
かさぶたができると、その下で
炎症が継続し、
真皮層のメラノサイトを刺激します。
これがまさにPIH、
炎症後色素沈着が生じるメカニズムです。
デュオデルムは厚さ約1mmほどの
薄いパッチですが、
傷の表面に24時間しっとりとした環境を保ち、
かさぶたの形成自体を防ぎます。
かさぶたがなければ炎症の長期化もなく、
色素沈着のリスクも大幅に下がります。

ウィ・ヨンジン院長のポイントまとめ
潰したニキビ跡は、
乾かしてかさぶたをつくるのではなく、
しっとりと覆ってあげるのが正解です。
デュオデルム1枚が、軟膏1週間分よりも
色素沈着をしっかり防いでくれますよ。
デュオデルム、貼っていいケース・避けるべきケースがあります
正直に言うと、
すべてのニキビに貼るわけではありません。
ケースによって異なりますが、
私は通常このように分けています。
ただし、万能というわけではないんです。
滲出液がまったく出ていない乾いたニキビに
無理に貼ると、すぐにはがれてしまい、
逆に周囲の肌がただれる可能性があります。
ただ、潰した直後や膿がたまっている状態であれば、
今でも最もコスパが高く確実な選択肢です。

デュオデルム、診察室でよく聞かれる質問トップ3
Q1. どのくらいの時間、貼り続ければいいですか?
A. パッチが白く膨らんできたら、
滲出液を吸収しきったサインです。
通常12〜24時間後に交換していただければよく、
滲出液が多い場合は1日2回交換しても大丈夫です。
白く膨らまなければそのままにしておいて構いません。
Q2. デュオデルムの上からメイクしても大丈夫ですか?
A. 薄いタイプ(エクストラシン)であれば、
その上からファンデーションやコンシーラーを重ねても
ほとんど目立ちません。
ただし厚いタイプは境界線が目立つので、
夜だけ使うのが現実的ですね。
価格は1パック500円〜1,000円程度と
手軽に取り入れられます。
Q3. 貼ったら周りが余計に赤くなりました。大丈夫ですか?
A. ハイドロコロイド成分に
まれに接触性皮膚炎が起きる方がいます。
貼った箇所の縁が赤くなったり、
かゆみが出たらすぐにはがしてください。
2日以上おさまらない場合は、
診察を受けていただくのが安心です。
ニキビの傷跡は一度できてしまうと、取り戻すのがずっと大変になります。潰した直後の1枚が、いちばんコスパのよいケアです。











