【院長解説】オンダ vs インモード — 作用原理から異なる2つのリフティング施術、選び方ガイド
マイクロ波で深層を加熱するオンダと、RFで真皮・表面の肌質を整えるインモード。あなたの肌質にどちらがより自然に合うか、見極めるポイントをまとめました。

リフティングのカウンセリングをしていると、「オンダはどうですか、インモードはどうですか」と、2つの名前をセットで耳にすることがよくあります。どちらも非切開リフティングのカテゴリーに属しますが、実際には使用するエネルギーの種類から異なるため、それぞれに合う肌質も変わってきます。
一言まとめ。 オンダは2.45GHzのマイクロ波で真皮・脂肪層まで一度に加熱する深層アプローチの施術で、インモードはRF(高周波)で真皮を中心に加熱しながら毛穴・肌質の整えも同時に行う表層ケア型の施術です。両者は競合するものではなく、ご自身の肌のどの層を優先的にケアするかによって選択が変わる、性質の異なる選択肢と言えます。
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オンダとインモード — 使用するエネルギーの種類から異なります
オンダ(ONDA)は2.45GHzのマイクロ波を真皮層*:表皮のすぐ下にある第2の皮膚層。コラーゲン・エラスチンが集まっている層です。と皮下脂肪まで同時に集中照射し、その熱でコラーゲンの収縮と新しいコラーゲンの生成を促す施術です。表皮を冷却で保護しながら深層にエネルギーを集めるのが特徴です。実際の臨床研究では、マイクロ波機器が真皮・皮下の線維性コラーゲンに作用して表在性コラーゲン線維の収縮を促し、12週時点でのあご下のたるみスコアが平均3.6から2.3に改善したという報告があります。
インモード(InMode)はRF*:ラジオ波(高周波)。皮膚組織の抵抗を利用して熱を発生させるエネルギー方式です。を用いた機器で、バイポーラ/ユニポーラRF*ハンドピース(Forma・Morpheus8など)を通じて真皮層*を加熱します。毛穴・肌質・表層のたるみを整えながらコラーゲンを刺激する流れで、同じRF系のサーマジ・オリジオXと性質が近い施術です。
核心的な違いを2行でまとめると:
- オンダ — マイクロ波、深層(脂肪・真皮下部)まで一度に加熱
- インモード — RF、真皮中心の加熱 + 毛穴・肌質の整えも同時に
同じ「非切開リフティング」に分類されますが、エネルギーの種類が異なるため、それぞれに合う肌質も変わります。
オンダが得意な領域 — 深層のたるみとボリューム低下
マイクロ波が真皮下部・脂肪層まで同時にアプローチできることから、オンダは次のような肌質の方により自然にフィットします:
- あご下・二重あご・頬のたるみのように深層のたるみが気になる方
- ダイエット後のたるみや体型変化でフェイスラインが不明瞭になった方
- 1回の施術で深層のたるみをまとめてケアしたい方
- 40代以降でコラーゲン自体が薄くなり始めている方
- 表面の肌質・毛穴よりも、たるみそのものが最優先の悩みである方
特にあご下の脂肪とたるみが同時に気になる方には、表層RF施術よりも深層に熱を集めるオンダの方が、ケアの効率が高い傾向にあります。ただし即効性のある施術ではなく、4〜12週かけて徐々に仕上がっていく流れです。8〜12週時点で結果を評価するのが一般的な目安です。
施術回数は通常1回、または2〜3回のパッケージで行います。ご自身の肌の状態に応じて、医師と相談しながら回数と間隔を決めるのが安心です。
インモードが得意な領域 — 表面の肌質・毛穴・表層のたるみ
インモードのRFは真皮中心の加熱のため、次のような肌質の方により自然にフィットします:
- 表面の肌質・毛穴も一緒に気になる方
- 頬骨・前頬・額のような表層のたるみが気になる方
- 30代前半〜40代前半で、コラーゲンがまだ比較的厚い方
- ダウンタイムを短く抑えたい方
- 1つの施術で複数のハンドピース(Forma・Morpheus8など)を組み合わせ、多層的に肌質を整えたい方
インモードは非切開RFリフティングのカテゴリーに属しており、学会資料によると一般的な非切開RFは6ヶ月時点で自然なコラーゲン生成により最もはっきりとした効果が現れる傾向があります。インモードも同様に、施術直後の変化と4〜6週後の累積効果を合わせて実感していく流れです。
ただし表層加熱が中心のため、あご下の脂肪・二重あごのような深層のたるみのみが単独の悩みであれば、オンダの方が適している場合があります。表面の肌質とたるみの両方が気になる方に、インモードは自然な選択肢です。
2つを組み合わせる場合 — 補完的な組み合わせの流れ
オンダとインモードは作用する深さが異なる施術のため、深層のたるみと表面の肌質の両方にお悩みがある場合、補完的に組み合わせることもあります。ただし同日に両方を受けることは通常お勧めしていません。一方の施術で十分に回復してから、もう一方を補強として受ける流れが一般的です。
| 組み合わせの流れ | 推奨間隔 | メモ |
|---|---|---|
| オンダ1回 → インモード1回 | 4〜6週 | 深層を先に整えてから表面の肌質を仕上げる |
| インモード1回 → オンダ1回 | 4〜6週 | 表面の肌質を先に整えてから深層のたるみにアプローチ |
| オンダ3回パッケージ → インモード補強 | パッケージ終了後8〜12週 | 深層を累積ケアした後、表面を仕上げる |
| 同日に同時施術 | 推奨しない | 回復への負担・熱刺激の蓄積リスク |
組み合わせの順番は、ご自身の肌の優先課題が深層のたるみか表面の肌質かによって決まります。医師がお肌の厚さ・脂肪層・表面の状態を総合的に確認したうえで、順番と間隔を提案するのが安心です。どちらも非切開施術のため大きなダウンタイムはありませんが、回復期間を設けることが結果的に肌の安定につながります。
どちらが自分に合うかを見極めるサイン
同じ非切開リフティングでも、ご自身の肌質によって選択が変わります。次のサインを参考にしてみてください:
オンダがより自然にフィットする方:
- あご下・二重あご・頬のたるみなど、深層のたるみが最優先の悩み
- ダイエット後にフェイスラインが不明瞭になった方
- 表面の肌質・毛穴よりもたるみそのものが気になる方
- 40代以降でコラーゲンが薄くなり始めている方
インモードがより自然にフィットする方:
- 毛穴・肌質・表層のたるみが同時に悩み
- 表面のトーン・肌質も合わせて整えたい方
- 30代前半〜40代前半で、コラーゲンがまだ比較的厚い方
- 頬骨・前頬・額のたるみが最優先の悩み
事前に医師への相談が必要なケース:
- 妊娠中・授乳中の方
- ペースメーカー・埋め込み型医療機器を使用中の方(RF・マイクロ波の一般的な禁忌)
- 施術部位に活動性の炎症・ニキビ・ヘルペスがある方
- ケロイド体質の方
- 3ヶ月以内に他の深部侵襲的施術を受けた方
- 光感受性のある薬剤を服用中の方
ご自身の肌の優先課題が深層か表面かによって、自然と選択が変わります。価格だけで比較して決めるよりも、ご自身の皮膚の厚さ・脂肪層・表面の肌質を医師と一緒に確認してから決めることが、より安定した結果につながります。
よくあるご質問
Q. 効果はどちらが長続きしますか?
A. 個人差がありますが、一般的にオンダは深層コラーゲンへの累積アプローチのため6〜12ヶ月、インモードは真皮中心の加熱のため4〜9ヶ月程度効果が持続すると言われています。ただしご自身の肌のコラーゲン再生力・日常的な紫外線ケア・体重変動などによって差が出ます。回数を重ねるほど効果が安定して持続しやすい傾向にあるため、1回の施術結果だけで比較するよりも、6〜12ヶ月後に改めて評価するのが正確です。
Q. 痛みの負担はどちらが少ないですか?
A. どちらも表面麻酔または冷却システムを併用しますが、インモードは真皮中心の加熱のためチクチクとした感覚が中心で、オンダは深層まで加熱されるため重めのほてりを伴う傾向があります。痛みの感じ方は個人差がありますので、痛みへの不安が強い方はカウンセリング時にあらかじめお伝えいただければ、出力を調整してご負担を軽減します。
Q. 両方とも初めてですが、どちらから受けるべきでしょうか?
A. ご自身の肌の優先課題が深層のたるみか表面の肌質かによって自然と決まります。あご下のたるみ・二重あごが優先であればオンダから、毛穴・肌質・表層のたるみが優先であればインモードから始めるのが一般的な流れです。初めての方は1回の施術結果を確認してから8〜12週時点で次のステップ(追加施術または他の施術との組み合わせ)を決めるのが安心です。医師とご自身の皮膚の厚さ・脂肪層を一緒に確認してから決めてください。この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。ご自身への施術適合性・回数・組み合わせについては、必ず直接医師にご相談ください。










