施術後の傷にデュオデルム、貼っていい傷と避けたい傷の境目

施術後の傷にデュオデルム、貼っていい傷と避けたい傷の境目

ハイドロコロイドは万能ではありません。清潔で浅い傷や施術後のかさぶた部分には選択肢になりますが、感染が疑われる傷では避けます。境目と交換の合図を整理します。

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施術後の傷にデュオデルム、貼っていい傷と避けたい傷の境目
この記事でわかること

  · 貼っていいのは清潔で浅い傷や施術後のかさぶた部分で、感染が疑われる傷では避けます
  · 白く盛り上がるのは滲出液を吸収してゲル化したサインで、多くは順調な経過です
  · 交換は2〜3日に1回が目安で、盛り上がりが端まで届いたら替えどきです
  · 傷の周りが赤く熱をもつ、痛みが強まるときは早めに剥がして医師にご相談ください

ほくろ除去やレーザーのあとにできたかさぶた部分に、ハイドロコロイドの絆創膏を貼っていいのか迷って、そのまま何もせずに数日過ごしてしまう方がいらっしゃいます。

本記事では、貼ってよい傷と避けたい傷の境目を先に整理し、そのうえで白く膨らんだときの見方、交換と剥がしどき、生活での付き合い方までをまとめました。傷の治り方には個人差がありますので、目安としてお読みください。

貼っていい傷と、避けたい傷の境目

先に避けたい側からお伝えします。傷口が感染していたり、滲出液が膿のように黄色く濁っていたりする場合は、ハイドロコロイドの使用を避けてください。密閉された湿潤環境が、かえって細菌にとって都合のよい条件になってしまうことがあるためです。

  • 選択肢になる傷:清潔な浅い擦り傷、施術後にかさぶたができた部分、潰した跡で滲出液が透明なもの
  • 避けたい傷:膿のように濁った滲出液が出ている、周囲が赤く熱をもっている、痛みが強まっている
  • 様子を見る前に相談したいとき:傷の範囲が広い、同じ場所で経過が長引いている
貼っていい傷と、避けたい傷の境目

当院で施術後の経過を担当するキム・ダニエル・ハウォン首席院長も、素材の良し悪しより先に、この境目を確認します。判断に迷う見た目のときは、貼って様子を見るより、写真を添えてご相談いただくほうが早く落ち着きます。

白く膨らんだときは、そのままでいいのでしょうか

貼った部分が白く盛り上がってくるのは、素材が滲出液を吸収してゲル状に変わったサインです。多くの場合は悪化ではなく、順調に進んでいる目印と考えられています。膿がたまったと誤解して慌てて剥がしてしまう方が少なくありませんが、盛り上がりが絆創膏の端まで届いていなければ、そのまま貼り続けて構いません。

交換の目安は2〜3日に1回です。次のどれかに当てはまったら、そこが替えどきになります。

  • 白い盛り上がりが絆創膏の端まで届いた
  • 周囲が浮いてきた、めくれて隙間ができた
  • 汗や水で縁がふやけて、貼りつきが弱くなった

反対に、交換の間隔が短すぎると、新しくできたばかりの表皮まで一緒に剥がれてしまうことがあります。きれいにしたい気持ちはよく分かりますが、毎日替えるより、合図が出るまで待つほうが結果的に早く落ち着きます。

乾かすケアとの違いは、どこに出るのでしょうか

乾いた状態では、かさぶたの下で組織が盛り上がろうとするため、表皮の細胞が横に移動しにくくなります。うるおいを保った環境では、ゲルの層の上を細胞が滑るように移動できるため、傷がふさがるまでの流れが進みやすいと考えられています。1962年に発表されたWinter博士の研究以降、湿潤環境での上皮化の速さは乾燥環境の1.5〜2倍とする報告が繰り返し確認されてきました。

項目乾燥タイプの絆創膏ハイドロコロイド
考え方乾かして治すうるおいを保って治す
見た目の変化かさぶたができやすい白く盛り上がることがある
交換の目安汚れる都度2〜3日に1回
向いている場面浅い切り傷など施術後のかさぶた部分、潰した跡
乾かすケアとの違いは、どこに出るのでしょうか

剥がしどきと、入浴・生活での付き合い方

防水機能があるため、貼ったままシャワーを浴びても問題ないとされています。ただし湯船に長く浸かったり、洗うときに端をこすったりすると剥がれやすくなりますので、周りは押さえるように洗いましょう。

やめどきの目安は、滲出液が出なくなり、貼っても白く膨らまなくなったころです。そこから先は、こすらない・紫外線を避ける・保湿を続けるという普段のケアに切り替えていきます。

  • 貼った部分がかゆくなる、縁が赤くなるときは、素材が合っていない可能性があります
  • 傷の周りが赤く熱をもつ、痛みが強まるときは、早めに剥がして医師へご相談ください
  • 剥がしたあとの新しい皮膚は日焼けしやすいため、日焼け止めを習慣にしてください

(次に考えることとして、同じ場所を繰り返しかぶれる方は、素材そのものが合っていないことがあります。次回はテープの種類から変える前提で、診察時にお伝えください。)

ソウル・ハプチョン(合井)の診察室での使い方

当院では、施術後にハイドロコロイドをお渡しするかどうかを、傷の深さと滲出液の性状を見てから決めています。同じ「かさぶた」に見えても、湿っている段階と乾いてしまった段階では、向いているケアが変わるためです。

貼り始める時期と交換の間隔は、施術の内容によって変わります。市販品を使っていただく場合も、最初の1〜2回の交換で写真を残しておいていただけると、次の診察で経過を追いやすくなります。費用や処置の選択肢は状態によって変わりますので、カウンセリング時にご案内しています。

ビューティーストーン医院(Beautystone)では、日本語でのご相談をLINEで承っています。「この傷に貼っていいのか分からない」という方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

ほくろ除去やレーザーのあと、いつから貼り始めればいいですか?

貼り始める時期は施術の内容や傷の深さによって変わりますので、担当した医師の指示に合わせてください。処置直後は軟膏やテープを指定される場合もあり、そのうえで滲出液が出る段階に入ってから切り替える流れが一般的です。自己判断で早めに切り替えるより、一度確認していただくほうが安全です。

貼ったうえからメイクや日焼け止めを重ねてもいいですか?

薄いタイプであれば、上から重ねてもほとんど目立ちません。ただし油分の多い製品は縁がはがれやすくなりますので、周囲から中心に向かって軽くのせてください。剥がしたあとの皮膚は日焼けしやすいため、その時期こそ日焼け止めを続けましょう。

貼っている間、汗をかく運動をしても大丈夫ですか?

短時間であれば差し支えありませんが、汗で縁がふやけると浮きやすくなります。運動のあとは周りの汗を押さえるように拭き、めくれていたら新しいものに替えてください。長時間の水泳など水に浸かる場面は、傷がふさがるまで控えるほうが安心です。

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